トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

デザインの難しさ

2019-01-04 | 感じるままの回り道
 月末の「森の市」に向けて動物積み木の完成を急いでいるのだが、今回もそのデザインを決めるのに手こずった。外形線の微妙な位置やカーブと直線の兼ね合い等、描いてみて分かる事も多かった。

 写真は積み木の中の「猪」なのだが鼻の先端の盛り上がりや背中の逆毛のある無しで随分と印象が変わる。と言うより「出来不出来」に直結してしまう。
 糸のこ盤で切りだす手間を少なくするために背中の逆毛を入れなかったけれど、どうも雰囲気が出てこない。逆毛を3ヶ所、4か所と加えるだけで断然猪らしくなった。

 どうせ幼児の積み木だから、ここまで拘る必要も無いのだが気にくわず逆毛を入れた。お釈迦様の教えは「拘るな!」にあると言うものの拘ってしまうのは小人の証でもあって、まだまだ精進せねばならない事の証左でもある。

 目はドリルで通して口は糸鋸で切りこみを入れてみたけれど、さすがに口の表現は取り止めた。面倒だし、「無用の用」の必要や完璧に近づけるという事はあっても、今回そこまで表現する必要もない訳で、ましてや小生は口が堅い無口なタイプなのである。

          プルトイに付ける分も作った    デザイン、たてがみ、猪鼻、口の違い