今日は外出から戻って作業に掛かりました。PEN-EEはあまり来てくれませんけど、#9612XXと後期の個体です。事前の検査では性能に問題はないと思います。
過去に分解を受けています。駒数板の位置が違います。カニ目ネジが痛んでいますね。
メーター感度は正確ですが、前回の分解が汚いですね。最初から組み立てていきます。
ボディーは洗浄します。
では、古いモルトを除去してから本体を洗浄して組み立てます。
この頃になると、駒数ギヤが樹脂製となりますので、分解をするとネジ山が壊れているものが多いのでリスクがあります。
う~ん、問題ないユニットと思いましたが絞り羽根がダメですね。羽根に錆びがあります。
裏側か見たところ。裏も錆びているのかぁ・・
開放にすると戻っと来ませんね。修正洗浄によって正常に作動するようにしました。本当は交換した方が良いけどね。
セレンとメーター感度は良好でした。本体のモルトを貼っていきます。
ファインダーの清掃。
駒数ガラスに曇りがあるので研磨してからトップカバーを閉めます。
駒数ネジの傷は、どうしようか考えましたが、本体がきれいなので新品と交換することにしました。
一緒に来たPEN-S #4150XX です。過去に修理を受けていました。それによってシャッターは少し重そうですが、まずまず動いています。気になるのはヘリコイドグリスの抜けですね。そんなに問題はないと思いますので簡単にUP・・
シャッターの地板を点検すると、ストロボ接点の留めネジが大きく緩んでいます。それによって作動がスムーズで無くシャツター羽根のコントロールリングの動きにも影響があったようです。重いと感じた一因でしょう。
スローガバナーの動きも良くありませんでした。シャッターは結構なショット数ですが、かと言って摩耗は少ないです。
本体側を組み立ててシャッターを搭載します。
ファインダーは過去に対物レンズを分解清掃されていますが、ゴム系接着剤でゴテゴテに接着されていました。古い接着剤をすべて清掃して組み立ててあります。
圧板が荒れていたので研磨修正、モルトを貼って裏蓋完成。スプロケットはすでに樹脂製となっています。
ファインダーのリンクル塗装もきれいに残って良い個体ですね。