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カメラ修理などについてご紹介します。
富塚孝一
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バルダ・スーパーバルダックスのメンテナンスの巻

2022年01月15日 15時30分00秒 | ブログ

レチナとお聞きしていましたがバルダ・スーパーバルダックスという6X6判の蛇腹カメラでした。30年ぐらい物置に放置されていたようなホコリまみれでシャッターもスムーズに出て来ません。

 

大口径のレンズはRadionar 2.9が付いていて曇りはありませんがコーティングが劣化しています。

 

シャッターはコンパーと思いきや、プロンターの大型#0番SVSとなっていて低速不調ですのでメンテナンスをして行きます。

 

立派なレンジファインダーですが、レンズ・ミラーはホコリまみれで見えません。

 

 

窓ガラスが剥離しているので再接着をしておきます。

 

 

レンズとミラーを清掃しました。驚いたのはハーフミラーも含めてメッキに全く劣化が無いことです。

 

しかし、二重像が縦横共大きく外れています。横ズレは赤い緩み止めのネジで調整しますが、縦ズレはハーフミラーの留めネジで調整します。

 

トップカバーを締めて。これはただの絞り深度ダイヤルですが、ウェーブワッシャーだけではクルクルと回ってしまいます。たぶん、調整ワッシャーが抜かれているのでしょう。追加して組みます。シャッターボタンはちゃんとトップ面にあります。巻上げのインジケーター付き。

正しく6X6です。大きな後玉は比較的きれいですので清掃をしておきます。フィルムの装填は特異なホルダーにセットする方法。

 

このカメラの特徴。自動巻き止めを装備しています。巻上げの方法は反時計回りに止まるまで回してから時計回りに巻きます。中央のダイヤル留めネジはオリジナルではないようです。

 

吊環が変形していますので修正をします。

 

 

窓ガラスも接着してきれいになっています。

 

 

6X6の蛇腹カメラとしてはコンパクトとのことですが、私にはやはり大きいです。

 

 

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