え~とね。最近リペイントのご希望が多いので、ぼちぼちやろうと思います。しかし、1台づつでは効率が悪いので、今回は2台平行で作業をして行きます。というか、少し前から始めているのですが、シャッターなどのメカ部分はすでに完成させてあります。本体とカバー部分のリペイントを準備します。まず、完全に分解をして、めっきの剥離と下地調整をします。
上下カバーのクロームとニッケルのめっきを剥離して真鍮地に戻してあります。両方とも、コンディションは悪くは無く、へこみの修正などは必要ない状態です。
最近、PEN-Sが続いているので、撮影した画像がどの個体のものか分からなくなってしまいました。まぁ、みんな同じですが・・で、本体を完成させるべく組立をしています。予めO/Hをしてあったシャッターユニットを搭載して、カム板(シャッターリング)を取付ける前にシボ革を接着しておきます。しかし、このシボ革が、かなりヤレていまして、汚れも溝に入り込んでいましたので、ブラシで清掃をして、接着面を整えています。
まぁ、何とか貼りました。あとはレンズを組み込めば、本体は完成します。次は、トップカバーASSYの完成と裏蓋の組み立てをします。
あぁ・・、根を詰めているので腰は痛いし首は痛いしで気分は最悪。自転車でストレッチに行きたいので、切りの良いところまで作業をしておきます。トップカバーは色入れ、接着を終えて養生中。裏蓋を組立てます。背部と底部の接合部分にパッキンを挟んでリベットでカシメます。
巻き戻しボタンのカシメと開閉鍵をグリスを塗布して組立ててあります。このように、リペイントの作業は、途中からちょっと色を付けているのではなくて、工場での工程そのままリプロダクトの作業なんですね。めっきのボディーと塗装のボディーでは、仕上がり寸法が違ってきますので、そのままではきれいに組み立ていることが出来ないのです。細かな調整をしながらの組み立てになります。
国営昭和記念公園まで走ってみました。気温は20℃を超えて走っていると汗ばんでくる陽気ですが、風が強くなって来ましたよ。公園内は大勢の入園客が入っているようですが、私は、側道を走ります。
桜は早い木は開花していましたが、それでも五分咲き、ソメイヨシノは三分咲きというところでしょう。
早咲きの木の下にはデジカメを向ける人が多くいますね。今週末は見ごろになると思いますが、今年は風が強いので、ピクニックの皆さんはつらそうですね。
彫刻文字の色入れ、吊環の取り付け、駒数ガラスの接着を終えて完成。
3.5のファインダーは樹脂製ですので、接着されているミラーなどの接着剥離が多いのですが、この個体もバラバラの状態でした。すべて再接着をしてトップカバーに取り付けます。完成したトップカバーを本体とドッキングします。この個体#1129XXですと、サイドのビスはスリ割り(-)ですね。中期以降は+ビスになります。ビスは塗装をしてあります。
まだ、裏蓋のモルトを貼ってありませんが、一応、本体と合わせて、勘合や開閉鍵の係り具合をチェックしています。オリジナルの存在する2.8とは雰囲気が異なりますね。
一緒にやってきたPEN-S 3.5 #1435XXはオーバーホールを終えています。これで1台目は完成ですが、2台目も量産なので、全く同じ作業と画像になるので、果たしてUPするか・・・
という訳にもいかないでしょうね。作業を再開しましたので、進捗だけ簡単にUPして行きますが、上の方の画像を見ると、やはり同じような画像になっていますね。確立した工程ですので仕方ありません。
連休後半で、行楽に出掛けている方も多いと思います。私は、部屋に閉じこもって組立の追い込みです。あらがじめO/Hをしておいたシャッターユニットを本体に搭載してメカの組立は終了。手垢まみれのシボ革は洗浄と裏地調整を施してあります。トップカバーは色入れは「S」はオーナーさんのお好みでオリジナルの赤で入れています。その他、吊環の取り付けと新品の駒数ガラスを接着して組立を待っています。