tomitaikyoブログ

富退教(富山県退職教職員協議会)事務局からの情報発信です。会員の親睦を中心に教育現場への支援など様々な活動をしています。

番外編…日本スゴいぞ!

2016年08月19日 | 日記

 リオオリンピックでの日本人選手の活躍が目立ちます。今朝(8/19)の吉田沙保里選手はちょっと残念でしたが、それでも銀メダル!たいしたもんだ!
 特に今回のリオオリンピックの各競技では、体操男子団体をはじめ、女子レスリング初日の3選手や今日のバドミントン女子ダブルスなど、「逆転」での勝利というケースが目立ち、日本人としてはすごくエキサイティングで見ていて興奮した種目が多かったように思います。その上でのメダル獲得というケースが多いのは、日本人として一層盛り上がるオリンピックだったでしょう。次回の東京オリンピックに夢が広がります。
 よく言われてきた日本選手のメンタルの弱さは克服できたのでしょうか?今回の戦いぶりからはメンタル面も相当に強くなったように思えますが、吉田沙保里選手の敗戦の弁が少々気になりました。あんなに謝る必要はないのに・・・。自身の悔しさは当然よいのだけれど、周囲にお詫びしなければならないような雰囲気だったとすれば大変気の毒です。周囲の期待の受け止め方・・・それが、たぶんメンタルの強さに結びつくものでしょう。各選手が行っているメンタルトレーニングの成果も出ているようですし、今後の日本選手に期待したいものです。
 今日の陸上男子400mリレーの日本チームもスゴかった! 準決勝とはいえジャマイカチームに(ベストメンバーではなかったようですが・・・)、アジア新記録で勝ったのも本当にスゴい! 当然、決勝レースにも期待したくなりますが、選手のメンタル面は如何に・・・?(土)


熊本地震 教育復興支援ボランティアに参加して(会員寄稿)

2016年08月17日 | 会員の寄稿

  今日(8/17)、富退教会員の中村勇さんから、日教組へ提出した「ボランティア参加の感想文」を届けていただきました。以下に掲載します。


      熊本地震 教育復興支援ボランティアに参加して
                               
                    富山県退職教職員協議会(富山県教組OB) 中村 勇
                                           
 私は今、阿蘇熊本空港へ着陸体制に入った飛行機の中にいる。
 窓の外では、ブルーシートに覆われた家々が次第にその数を増していく…。これがあの熊本地震のつめ跡なのか…。シートの下の家はまだその当時のままなのだ…。
 飛行機を降りて熊本市内に入った時、殆ど被害が目にとまらなかった。ただ、いくつかのホテルでは、足場を組んで覆いをかけてあったのが目にとまった。熊本城は天守閣の瓦や石垣などがあちこちで崩れていて見学できない状態だ。
 熊本市を出て益城町に入ると壊れた家の数がどんどん増えていき、壁が傾き屋根がウエーブしている家、2階建ての家がぺちゃんこになっている家、などなど当時の地震(震度7)のすごさを目の当たりにして言葉が出なかった。被災者はどんな気持ちでいるのだろう…。夜、熊本市内に住む大学時代の友人に再会し、被害の様子を尋ねると、「壁が一部崩れただけだよ」との返事に安堵する。
 8月2日から6日まで、日教組の呼びかけで「熊本地震にかかわる被災地支援教育復興ボランティア活動」として熊本地震で最大の被害があった益城町の教育復興ボランティアに参加した。(益城町の全小中学校・7校に2名ずつ合計で14名派遣された)私がお手伝いをさせていただいた学校は、益城町立益城中央小学校だった。
 最初の日、校長先生に玄関で迎えていただいた。校長室で今回の地震の被害状況の説明を受ける。前震、本震と激しい地震を2度経験した。その後も余震が続き、発生件数が過去の他の地震と異なり、余震回数は7月末で1944回を超え、まだ続いているという。
 児童はだれも犠牲にならなかったことが不幸中の幸いだったこと、また、家が被災した児童たちが一時益城町から避難しつつも学校が再開された時、引っ越すことなく益城町の学校に戻ってきたこと。校舎は建て替えて6年目だったため、鉄筋校舎と木造校舎の境目が少しずれた程度で済んだこと。体育館は避難所となっていること。先生の夏休みはあまりなく、すぐ2学期の準備が待っているため、自分の家のことに時間がかけられないことなど…。学校が、地域の支えとして重要な役目を果たしていて、先生方への負担はかなりなものだということを感じた。(東日本大震災当時のことを思い出した。)
 校舎外の活動担当の事務官と校舎内の活動担当の教諭と活動の打ち合わせをした。午前中はグラウンドの周囲の草刈り。午後は、校舎内の器具庫の備品の整理や職員室のエアコンのフィルターの掃除、玄関の照明の掃除、災害支援物資の整理等を行った。暑い日が続いていたので休憩時間と水分補給を十分できるように配慮していただいた。草刈りは3日間、連日35度から36度の猛暑の中の作業だった。しかし、富山と違い、からっとした空気で時々風が吹いてくるので仕事がはかどった。また、3時の休憩時に教頭先生からの差し入れもあり、さらに活動に力が入った。
 活動の最後の日、避難所となっている体育館に案内していただいた。避難している方々は、体育館の一角に設置してある「きままカフェ」に集まり、支えあって生活している。私もカフェでコーヒーをご馳走になった。避難者は全員8月19日までに仮設住宅入りが決まっているとのことである。
 活動を終え、8月6日阿蘇熊本空港から羽田へ向かう飛行機に乗る。離陸直後、窓の下に見えていたのは上益城郡のブルーシートに覆われた家々。来た時と同じ景色だ。私たちのボランティア活動は終わったけれども、復興はまだまだこれからだ。がんばれ、熊本!


過去と向き合う努力を

2016年08月15日 | 日記

 これは今日(8/15)の北日本新聞朝刊社説欄の見出し。今日は終戦記念日なので、新聞だけでなくテレビなどでも関連する番組を放送していました。また、例年のように各地で戦没者追悼式等も行われていたようです。戦後70年だった昨年ほどではないにせよ、先日からマスコミ等で終戦記念にかかわる番組をいくつも放送しており、やはり8月15日を迎える頃になると、いつも平和について考えさせる機会を与えてくれます。
 今年は特に、先の参院選の結果を受けて改憲論議が盛んになるにつけ「歴史に学べ」というマスコミの論調も多いようです。
 今日の北日本新聞の社説で特に印象に残った文章は次のようなもの~ 戦争で苦しむのは当事国の国民である。真に「国民を守る」とは戦争を回避することであるのを、国のリーダーは肝に銘じてほしい。 ~とありました。
 改憲論議において、とりわけ9条の扱いについては慎重が期されなければならないことを国民の声にしていきたいものです。(土)


番外編…今日は山の日

2016年08月11日 | 日記

 今日(8月11日)は山の日として今年から祝日になりましたので、山ブームも更に広がりそうです。改正祝日法には、山の日を「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」という意義が明記されたとのこと。個人的にも山が好きで素晴らしいと思っているので、これを機に山ファンが増えるのを歓迎します。
 先日(7/27)、最後の勤務校である経田小学校の依頼を受けて立山登山に行ってきました。しかし、あいにくの悪天候。立山有料道路の一時通行止めで半日の足止めを喰ったため、結局、室堂周辺をトレッキングして終了しました。しかしながら、僅かな山歩きでもすがすがしい気分になります。子どもたちも満足そうでした。これが山の魅力だと思います。
(富退教の皆さんとも一緒に山歩きを楽しめるとよいのですが・・・。)

※連日、リオオリンピックの嬉しいニュースが飛び込んできますが、今日はとりわけシビれました。内村航平選手の体操個人総合2連覇!!劇的な勝利でした。あの精神力の強さを尊敬します。内村航平選手の凄さを改めて再確認しました。日本人は一般的にメンタル面での弱さが指摘されるのですが、内村航平選手を見習っていきたいものです。(土)


番外編…被災地復興ボランティア報告(2)

2016年08月10日 | 日記

 活動の最終日(8月5日)には、午後の作業をやや早めに切り上げて、被災者の避難所になっている益城中央小学校の体育館へお邪魔して、いろいろとお話を聞かせてもらいました。避難所の運営リーダーになっておられる吉村静代さんの話からは、なかなか充実した運営がされているとの印象でした。特に感心したのは、「きままに」という喫茶コーナーの設置。避難所にこのような憩いの場が設置されたのは珍しいとのことでした。この喫茶コーナーで、私たちはアイスコーヒーを頂き、避難所でのこれまでの様子などを少し知ることが出来ました。
 避難所にたくさんの向日葵があったので尋ねたところ、私たちが熊本に到着した日(8/2)に、元女優の志穂美悦子さんが向日葵をもって避難所を慰問されたとのことでした。志穂美悦子さんは東北大震災他の被災地支援として、「ひまわり畑10000本プロジェクト」という活動に取り組んでおられるとのこと。初めて知りました。被災者を励まそうと取り組んでいる立派な人たちがたくさんいることも、今回改めて解りました。そう言えば、私たちが熊本入りする前日に、ジャニーズの「嵐」も熊本慰問に来ていたとのことです。
 喫茶コーナー「きまま」には慰問者の記帳用ノートがあり、記帳を促されたのでページをめくると、私たちの直前が志穂美悦子さんのもの。時間も無かったので、私たちはその右隣のページに僅かながらの思いを綴ってきました。(土)