これは、昨日(4/14)のNHK日曜討論のテーマでした。教育現場からは全日本中学校校長会会長が代表としての参加。今や、「いじめ問題」は社会問題の一つです。テレビ番組など、いろんな機会に社会全体の問題として話し合っていくことが期待されると思います。ただ教育のことなので、今回、テレビ等で活躍の教育評論家の尾木直樹氏も出ていました。特筆は、いじめられた経験がある元プロボクサーの内藤大助氏の参加でした。いじめられた側の経験から伝えられる言葉は重く、聞き手によく響くと思います。
いじめ問題は、大人が「如何に子供の心を理解できるか」ということが肝でしょう。大人が、いじめる側の子供も、いじめられる側の子供にも、それぞれの心・立場を理解して対応することが求められます。とりわけ教師の負担は大きくなりがちです。学校では「組織的な対応」を心がけたとしても、やはり限界があるでしょう。例えばスクールカウンセラー等のサポートも求めなければならないと思いますが、家庭をはじめとする社会全体の支援が必要なのです。番組では、大阪のスクールロイヤースーパーバイザーという方も参加し、いろんな助言をしていました。このような人も各自治体に配置されることが望まれると感じました。
先日(4/12)の北日本新聞2面の記事に出ていましたが、教師の働き方改革による時間外勤務の上限については、特例として「いじめ対応」の場合を除く旨の内容が示されていました。学校現場の過酷な勤務は簡単には改善されないような予感がします。もっとも、先般のニュースで報じられたように医療現場における勤務医の過酷さは学校の比でもないくらい過酷なようで驚きでした・・・。(土)
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