昨日(7/20)のニュースを見ていると、日銀が目指しているインフレターゲット(物価上昇率2%の達成時期)は上手くいかないようです。また、1年ほど目標の先延ばしをせざるを得ないような状況になっています。
やはり、消費者である国民の将来不安が解消されない限り、日銀が考えるようにマイナス金利を導入したり黒田バズーカといわれるような異次元の金融緩和をしたりしても無理なのです。国民は将来不安がある限り、どうしても節約と貯蓄を志向します。日本人は勤勉で、やや神経質な人が多いからかもしれませんが・・・?
また、企業は社員の給料を一向に上げようとしません。(企業の内部留保は総額390兆円とか?)当然、収入が増えなければ、消費が伸びるはずもなく「上げ循環」にはならないでしょう。アベノミクスの当初は、安倍首相の求めに応じて賃上げした大手企業もあったのですが・・・。
最近は、多くの企業が社員を大切にしていないようです。その昔、終身雇用で社員を大切にしてきたかつての企業風土は既に失われたのでしょう。これが日本社会の現実というところでしょう。残念です。(土)