tomitaikyoブログ

富退教(富山県退職教職員協議会)事務局からの情報発信です。会員の親睦を中心に教育現場への支援など様々な活動をしています。

超高齢化 どうする私たちの介護

2017年04月03日 | 日記

 これは、昨日(4/2)のNHKテレビ「日曜討論」のテーマでした。これまで伝えられてきているように、介護については様々な課題があります。先般改定された特養ホームへの入所基準も、まだその一つでしょうか。以前には、要介護1以上が入所基準でしたが、今では要介護3以上とされて、入所希望も減ってきているらしいのです。NHKマイあさラジオで時々出演しておられた服部万里子氏(一般社団法人日本ケアマネジメント学会副理事長)が指摘していましたが、要介護1・2であっても要介護3よりよほど介護の大変なケースもあるというもの。例えば、要介護1・2で多いケースの認知症の場合などは介護施設に入所できるようにすべきだろうということでした。納得です。

 服部氏の発言に続いて畳み掛けるように、介護の現場にいる方(大西さんと言ったかな?)も語りました。その方が、4月から本格的に施行となった「地域包括支援システム」に移行したことを捉えて「動機が不純で(介護保険財政の問題が理由ではないかとの観点で?)」と露骨に語ったのは痛快でもありました。これにはやはり、制度立案に参加した方々には苦笑いもあり、システムの趣旨を丁寧には話されました。しかし・・・。

 政府が「地域包括支援システム」として、在宅介護を推し進めていますが、何と言おうと、「在宅介護には限界」があります。要介護1・2でも大変なケースは特養ホームへの入所が可能な仕組みとして残してほしかったなと思います。(土)