にゃんこな日々

ネコ風ライフをつらつらと・・・

江戸落語散歩

2022年06月14日 | Weblog
上方落語好きが行く江戸落語散歩。江戸落語が上方落語になっていたり上方落語が江戸落語になっていたりするので、江戸落語と言ってすぐに浮かぶのは「芝浜」しかないんですよね。ということでまずは「芝浜」から。浜松町駅から徒歩で雑魚場跡へ。現在の地名は港区芝浦なんですが、最近出来た小学校の学校名がなぜか芝浜小学校だそうです。



しかし最近の学校も変わりましたねぇ。新しく作るには土地がないから校庭が屋上にあります。その芝浜小学校の前を通って雑魚場跡へ。



この写真の高架下からあっちは昔は海だったとか。ちなみに江戸落語に出てくる地名は旧の地名なんですが、歩道にある地図には今の地名の下に旧の地名がかかれています。親切ですね。
そして雑魚場跡から日の出桟橋へ移動。ここから浅草まで隅田川クルーズです。隅田川にかかる橋が出てくる噺は両国橋「たが屋」永代橋これはそのまんま「永代橋」という噺があるそうですが、私は一度も聴いたことないです。で、最後に吾妻橋。



「文七元結」と「唐茄子屋政談」で身投げをしようとして止められる橋です。どうしてここで身投げを?というと吉原に近いからいろんな理由で「いっそ死ぬしか」ってなってここで身投げをってことになるのでしょう。その吉原に行く前に浅草寺です。浅草寺の仁王門が出てくるのが「粗忽長屋」五重塔が出てくるのが「擬宝珠」。



何の気なしに五重塔の写真を撮ったのですが、まさかこの翌日出かけた末廣亭でトリの桂文治さんがかけた噺が「擬宝珠」今まで聴いたことのない噺だったんですが、浅草寺に出かけてて五重塔の写真撮っててこの噺を生で聴く。私のためにありがとう文治さん←違っ!
浅草寺からテクテクと次に目指すは吉原。以前はちょっと行きにくい場所だったそうですが「鬼滅の刃」のおかげで行きやすくなったとか。住居表示は変わってるんですが、なぜか道路の表示は旧地名だったりするそうです。




これが吉原の見返り柳。「文七元結」に出てきます。あと「明烏」というお噺にも出てくるそうです。吉原といえば「紺屋高尾」も吉原ですね。吉原大門の近くにある天ぷら屋さんと桜肉鍋。



とても古い建物でいい感じでした。で、このあたり桜肉・・・つまり馬肉のお店が昔は多かったとか。馬肉って精が着くらしいです。吉原を抜けて再び浅草へ。落語ネタではないですが、浅草にある捕鯨船というお店。



ここビートたけしさんの歌「浅草キッド」の中で"2階しかないくじら屋で~"っていう歌詞のくじら屋さんです。で、この前にある街灯のこの予約済みというところには亡くなった喜劇人たちの写真が入っているんですが、この予約済みはビートたけしさんだということです。
日本橋へ移動。



日本橋は「富久」の旦那さんの住まいのあったところのようです。



芝大神宮は「浜野矩随」。ここは「暴れん坊将軍」でおなじみの火消し「め組」のあったところで歌舞伎の「め組の喧嘩」の舞台となったところです。
ラストは増上寺。



ここもよく落語に出てくるようですね。「徂徠豆腐」これ増上寺だったんですね。江戸落語ではなく鶴瓶師匠で聴いたことがあります。あと「慶安太平記」「芝浜」に出てくる鐘もこの増上寺です。ただ芝浜にここの鐘は聞こえないんじゃないか?って話もあるようですが。そして「首提灯」これも聴いたことないですがふざけた噺ですね。



以上で2万5千歩の散歩は終了です。
いやあ歩いた歩いた。でも楽しかった。これアップするのにもらってきた地図開いたりネットで調べたりしてて、まだまだいけるなと思ったりなんかしてます。次回は吉原だと思い込んでいた「居残り佐平治」の品川やら、「富久」の火事場までの移動なんてのも面白いかもしれません。


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