tokyoboy的には4~5月に設定のぐるっとパス2010第一回目の”目玉”でした。日経の紹介記事、渋谷駅の宣伝、興味を持ちましたねえ^^
こちらの美術館は大型の駐車場をお持ちなのですが、tokyoboyが帰る時には数台の駐車場待ち。本展の人気を物語っていました。
これは当日、お子さん達向けに企画展をより興味深く見てもらおうと作られたクイズ集。デザインが面白いので手に取ったら”どうぞ、チャレンジして下さい”と鉛筆も渡されました… え、回答しませんでしたよ
このモチーフは擬人化した猫ちゃん達。
渡して頂いた鉛筆で、滅多になくちゃんとメモを取ったのでそれをベースに語ると… (注)こういった美術館では鉛筆のみが許された筆記具です。よくボールペンとかカチャカチャやって如何にも集中している”フリ”をしている輩が居ます tokyoboyはお節介とは分かっても必ず言葉で注意することにしています
- 国芳は多くの浮世絵画家がそうであるように初期は普通の浮世絵、例えば芝居絵とか遊女絵(美人画)を描いていた。
- 化政(文化・文政)時代に風景画などで写実を離れかなり大胆な構図、3枚組の刷り絵など画風を個性的に変化させていった。
- 天保の改革で”質実剛健”の名の下、風俗画などが禁じられたので、”戯画”と称して歌舞伎役者を動物で表したり、だまし絵風の絵を描いたり、と奔放な制作活動を送った。
と、時代に翻弄されながら素晴らしい仕事を残された方、というのが分かりました。
備忘録的に3作貼り付けておきますが、ネット上では作品の画像検索で多くのものが見られます。お子さんが多い会場だったのでNGでしょうが、枕絵も相当描かれているんですねえ^^;
そうした幕末期の江戸庶民の生活風景も良く理解出来た本展。tokyoboy的には実家の駒込が1.美味しいナスの産地、2.百種類の菊の花を差し枝で一本の茎に咲かせた庭師が居たところ、というトピックで出て来て嬉しかったですねえ 染井の桜は上ネタですが、駒込は江戸時代微妙に郊外で庭師、園芸、野菜の名所だったのが良く分かります。
ところで、問題を一つ。今回の企画展で一番美しかったのは…
日曜午後2時から、国芳の風景画を中心にスライド・ショーを説明下さったキュレーターの方だったのは内緒の話
と楽しみにしていたこちらの600円の入場料が120円割引となり、ぐるっとパス効果は計4,870円となりました。
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