シモキタのtokyoboy

下北沢に居を構える初老オジのエクスサイズ、呑み歩き、美術館巡りなどの備忘録生活記録ブログ、含む膝蓋骨骨折リハビリ記録。

新宿歴史博物館「新宿中村屋に咲いた文化芸術」 ぐるっと2010Part4Vol20

2011-03-23 | ぐるっとパス2010

大震災を挟んで、久方振りのぐるっとパス2010訪問施設ご紹介!


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先ず写真は大震災から1週間の3連休初日、西武新宿線をはるばる(まあ、幸い車にガソリンはたっぷりありましたが、時節柄無駄使いは止めて)上井草まで行った際の記録。

まあ、愚痴なんですが、事前に調べたこのちひろ美術館HPには地震に関する言及はあったものの休館に関するお知らせが無かったので、まあこういうフラットな建物だから大丈夫なんだろう、といってしっぺ返しを喰らった次第。

ここの入口で立ち竦むのは2回目。出来ればこまめにHP修正して情報提供して下さると嬉しいなあ…

序で、に行くようなロケーションではないんですからね


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で、思わず入り口前のベンチに座り込んで、その他調べたHPの中で水曜夜間帯の展示を一時中止するとあったこの新宿歴史博物館に電話しました…

諦める必要はないですね、こちらは夕方4時まで開いている、とのご宣託。


P3190015_2 で、西武線を新宿まで大返し、で丸ノ内線四谷三丁目ですわ


今回の企画展は新宿中村屋がテーマ。

まあ、各人によってこの中村屋さんで思い付く商品は異なるでしょうが、tokyoboy的にはお店で頂くインド・カリー。

大学生になってお酒が呑めるようになってから、母方の叔父に時たまここでのカリー・ランチ+ワインに付き合わされました。

その後はやはり昼食時に新宿通り辺りをウロウロしていたら、ここのブッフェでカリーを腹一杯、時々してますね

それと、肉まんに月餅かな…

食べる話題が長くなりましたが展示に話を戻しましょう。

01 02

新宿中村屋さんは明治34年パン屋さんとして開業したそうですが、明治末期~大正期には創業者夫妻を中心に時の芸術家が集まるサロン的色彩を帯びるようになっていたとか。

ということで、その中心人物だった彫刻家、荻原碌山の作品を中心にした展示。

東京国立近代美術館の常設でよく拝見する中村彝『エロシェンコ氏(ロシアの盲目の詩人。中村屋に身を寄せるた)の像』(重要文化財)←添付のパンフレット裏面参照、や同じくよく見掛ける碌山さんの代表作「女」などだったんですが、へえ、この「女」のモデルは中村屋創業者の妻、相馬黒光さんだとか。

カリーで言うと、この相馬夫妻はインド独立を目指した革命家ボーズ氏をイギリスの眼から匿ったことでも知られ、その長女はボーズ氏に嫁いだとか。

成程、絶対に”カレー”とは言わない頑なさ。日本初の純インド式カリーを提供した店としての”矜持”と創業者夫妻のユニークさが感じられます。

さて、tokyoboy的に興味を持ったのが、ぐるっとパスで知ることになった書家(まあ詩人だったり画家だったりもしますが)の会津一八さんと中村不折さんもサロンのメンバーでそれぞれ中村屋さんの看板を揮ごうしていること。

常設展コーナーの方にその看板がありました。

なお、今まで気付かなかったのですが、この常設には新宿区にあった富士講の紹介とかまだまだ探る?べきものが多いです

といったこちら。常設展とセットで500円の入場料が無料となって、ぐるっとパス効果は計10,795円となりました。

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