同じくトーハクで開催される人間国宝展と都美術館「世紀の日本画」、トータルで「日本美術の祭典」と称するイベント、3展共通の前売券を購入、会期を待っておりました…
そのお値は2,400円
tokyoboyの膝複雑骨折入院中に特別割引3館共通割引券1,000円也はあっさり売切れ
などと、Vol1での紹介故にこの企画のパンフ添付方々先ずは「日本美術の祭典」の紹介をm(_)m
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さて、本展に話を移しましょう。
クリーブランドは訪問したことがありません まあ、オハイオ州の小都市、所属企業の工場でも進出していなければ、行く必要はないですわな
ましてや、そこの美術館なんて事前知識が無いのは無理ないところで…
正直なところ、「クリーブランド」と聞いてもボストンやシカゴじゃあるまいし、まあいく気がしないのは内緒でもなんでもない話
で、
これは推測ですが、同館に日本ギャラリー設置の為のファンド・レイジングの一環として本企画展を日本で、そしてトーハクの”日本美術の粋”をクリーブランドでの企画展で展示、とクロスでの集客を考えたのでは、と背景を愚考します
そして、やはりネーム・バリューがありませんから、都美術館まで巻き込んで”一大イベント”に仕立て上げちゃった~~
日暮里駅から谷中の墓地を歩きつつ、そんな”妄想”を心に抱くようになり
会場入りですわ
平成館2階、普段は階段左右の部屋両方で企画展が行われますが、今回は片一方のみで、もう片方は「人間国宝展」。
3館共通前売券を買っていましたから興味が無かったのですが、この2展共通入場券で1,600円だそうであります
通常の大型企画展よりも、更に100円高い訳ね
どちらからでも入れる訳ですが、タイトルにあるようにこちらがVol1、
人間国宝展がVol2になります
こちらを先に選んだ理由は…
きっと大したことがないだろうから、”口直し”に「人間国宝展」を拝見する
結論から申し上げますと、そこまで酷くは無かったけど、でも諸々の危惧は故無しとはしなかったな、と
冒頭、「伊年印」ですから俵屋宗達というか琳派というか、の工房で描かれた雷神図登場で、これが目玉のように扱われていましたが、正直出来の悪い漫画風のそれに笑い出しそうになり…
その後の第1室も感心せず、
個人的に宗教画とか曼荼羅に強い興味がないことと、保存状態も悪い作品群でしたからねえ…
でもねえ、第2室、大型屏風の展示になってやや盛り返したかな
花鳥風月での雪村周継「龍虎図」や狩野派「四季花鳥図」~始祖の光信や松栄の右隻、棄損した左隻を後日描いた永徳。これは良かったです
最終コーナーも中国画コレクションで凌ぎつつ息が切れそうになったところで、曽我蕭白さんが何とかゴールに飛び込んでくれた、が私の感想…
Vol2をお楽しみに(続く)
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