今回の訪問は上記企画展開始直後の日曜日。
それぞれのサブタイトルは「ようこそ!ちひろの絵のなかへ」と「夢の旅人」。
著名なアーティストの視点を捉えて、そのキュレーションの元展示を展開する。は同じ。
片やちひろさんの作品、片やこれまで存じ上げなかったのですが、茂田井武さんという一発で検索出てくる位ですから私がダムなだけですが、の作品を紹介する…
異なる2つの企画展並行展開という理解で宜しいか!
高畑さんは私でも知っているちひろさんのシリーズ3点を取り上げ、
いろんな表現形式でちひろ作品を掘り下げていく。
彼の言葉に「ちひろさんの描く子供たちで笑っているポーズが殆ど無いのに気付く、それは…」というものがありましたが、確かに、でありました。
茂田井さんの作品、今回初めて拝見して凄えな、と思ったのですが、
1930年に画家を目指して東京を飛び出しパリへ向かった彼、道中旅費を皿洗いなどで稼ぎ出しながら、から戦中に巻き込まれていく人生の中で蓄積された色んなモチーフが戦後数々生み出されていく挿絵を中心とした作品群につながっていくんですね。
個人的にはその修行なのか放浪なのか、パリでの生活の中でしっかりガールフレンドか娼婦か、とよろしくやっている絵が面白かったです。
さて、今回の入場料は800円。これが無料となって、ぐるっとパス効果は計8,250円となりました。