以前もこちらでは花森さんフューチャーの企画展が開かれた2階常設スペース。
世田谷美術館「花森安治の仕事 デザインする手、編集長の眼」 ぐるっと2016Part4Vol6 - シモキタのtokyoboy
昨年も「暮しの手帖」を「世界」と対比する企画が開かれていました。
今回は大貫卓也さん、私と同世代ですからその作品は記憶に残っていて…
でもない私、先ずはその“謎”を解き明かそうとメキシコの世界を離れて2階に上がりました。
このフロアは写真撮影不可💣
こちらがフライヤー、そして会場は左右に分かれてお二方の作品が並ぶ構成。
大貫さんの展示にはキャプションが付いていなくて別紙を参照する形でしたが、その広告群が語りたいプロダクツは自明✊️
成程、「ラフォーレ原宿」とか「としまえん」など展示で多く紹介されたポスター類は具体的イメージが浮かばなかったのは多分私が見ていない(時期的に海外生活が続いた時代)からだと思われますが、
「新潮文庫」や「カップラーメン」などはストンと落ち、この方の作品だったんだ⁉️とじっくり拝見しました。
さて花森さん。
上記、2016年の花森安治企画展では「一銭五厘の旗」が印象的だった、と私は語っていますが、今回の展示冒頭で驚いたのは彼が大政翼賛会の広告を担当していたこと。
戦時下で国民の関心をどう引き付けるのか、といった広告技術を語る文章もあり、フーンだったのですが…
まあ、藤田嗣治の戦争画も素晴らしい作品であることは自明、プロの目線はそういうものなのかもしれません。
優れたアートディレクターは国民を神風に掻き立てる…気を付けねば👀