東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

不死鳥の如く

2024年05月09日 23時40分56秒 | 春イン2024
お世話になっております。三年の槇枝です。

春イン決勝の振り返りをしようと思います。結果はFacebookにあがっている通り、470は10位という結果に終わりました。最低目標としていた8位以内には28点足らず、不甲斐ない結果に終わりました。

私は、春合宿後半から澤田さんと組み続けて、サブペアとしてズーマーさんと、約二ヶ月間春インに向けて練習してきました。長いことペアを固定しての練習は久しぶりだったので、メンタルの課題と、コースの課題を常に意識して過ごしてきました。4月からは新歓が始まりましたが、頼もしい2年生のおかげで、新歓はうまくいっていますし、上級生は練習の機会を多く確保できましたし、サポートもありがとうございました。応援もありがとうございました。応援の力は偉大です。

予選では、スタート後にフレッシュを掴み続けていれば前を走れるレース展開でしたが、決勝はそう簡単にはいかず。よかったレースは、スタート1分以内にフレッシュを掴み、シフトをあてて、風でコースを引ける展開でしたが、悪かったレースはこの内のいずれかを必ず失敗したという感じです。そりゃそうか。良くないレースには必ず失敗があり、これまで以上にレースや練習でそれに対する意識を上げて、フィードバックしなければ目標には届かないと思いました。

振り返ってみると、5艇での切磋琢磨をしていたつもりでしたが、それだけに、自分のことだけに集中しており、チーム力に貢献できるようなことをできていませんでした。インカレは三艇揃って前を走らなければならない。その難しさを突きつけられたという感じです。もっと自分なりに他の艇に対する興味を持って、バランスの良いチームを作っていきたいと思います。

去年の代交代から470チームの改変を目指してチーム運営に多く関わらせていただきました。山本と本多さんと相談して、五番艇まで揃えられることを今年の強みにしようとペアを決めました。すぐに悪かったこととして思いつくことがない点から、かなり良いチーム運営だったのではないかと思います。それだけに今回の結果には悔しさが残ります。色々な課題は見えてきたところですが、次の目標となる個戦まで、残り少ない練習を有効活用します。それでは失礼します。



p.s.
早速470チームの雰囲気を私なりに考察しました。客観的視点だと思って受け入れてください。
470チーム上級生のレースでの特徴。(偏見)

ヤマモトサン
実は一番緊張しい説。艇内は知らないが、艇間では異様に優しくなるので違和感。

ディアンさん
外科医レベルの冷静沈着さには何度も助けられた。一上良くない時のメインパンプ強。気合い入っているのか怒っているのかわからない。「ぷろてすとお」の声は意外とでかい。

ズーマーさん
レースと練習の差はあまりないが、レースになると緊張して声がデカ目になる。ジブの引き量に厳しくなる。

ナリタイさん
落ち着いているか、いないかが分かりづらい、チームの精神的支柱。なんでも自分でやる。

パキタさん
レースではパキらないし、静か。意外と一番メンタルが強い説。

ニシマさん
ダイナミックになる。ポートで突っ込まれがち。僕の次に緊張してそう。

くまちゃん
レースこそサングラスをかけずに、目が線になっている。ビジュ担当の自覚あり。動作うまい。

わっくん
頼れる男。ブローのお目が高い。舵の使い方がダイナミック。あとは体重。

ゆーたくん
無口な割には一番闘志が熱い。気合いを煽り立てると脳筋になりがち。ナイスメイントリム。

以上。
2年生のレースの特徴は今度述べます。

早いものでもうスーパーウォームもおさらばです。冬はさり、もう夏の暑さがやってきています。残り半年も切る中、真剣にヨットに向き合っていきたいです。

2024年05月09日 15時56分14秒 | 通常練習
平素よりお世話になっております。
東京大学運動会ヨット部4年の成相悠喬です。

春インカレの振り返りブログとなります。

まずはじめに、観覧艇を出してくださったり、出艇前などに応援してくださったりとLBの皆さまのご声援、誠にありがとうございました。春インカレの東大のバースは一番奥の場所だったのですが、その横のスペースが広大にあるのにも関わらず、着艇後のミーティングはそこが埋まるほど大きな円になっていました。

また、春インカレの前には新歓シーズンがあり、今年も多くのLBの皆さまと下級生を中心に回してくださいました。ご協力ありがとうございました。そのお陰で、15名強もの新入生が入部をしてくれました。

一方で、春インカレ決勝の結果は、想定よりも芳しくない結果に終わってしまいました。470級は10位、スナイプ級は6位、総合8位でした。

春インカレの結果が直接的に全日本インカレに繋がる訳ではないですが、それでも前期総決算みたいな要素もあって、それなりに時間をかけて準備してきたつもりです。それぞれのクラスで8位以上、総合で入賞に行っていると例年の平均より若干良く、順調に成長できているという感じなのですが、蓋を開けてみると、順調とは言い難い結果になってしまいました。

自己満足かもしれませんが、各クラスともに山本、中静が頑張ってくれていて例年と遜色ない、もしくは例年よりもよい運営をしてくれていると思っていました。しかし、結果が示している以上、何かを変えないと、もしくはさらに今までやってきたことを真剣に取り組まないと、秋の結果がよくなるとは言えず、部員一人一人が改善するべき点を見つけ、飛躍して行きたいと思います。

私自身としても、全レース出ていながら良い成績を上げることができず、不甲斐ない気持ちです。去年も4692で出て、今回も同じ船で出ていて成績も比べてもあまり変わらない結果で春の成果を出し切ることができなかったと感じています。

しかしながら、今回唯一良かったと思えるのは、3年生がほとんどはじめてのインカレであったのにも関わらず、堂々とレースをして上位でフィニッシュしていたことです。スナイプの下級生は特にはじめてのインカレでシングルでフィニッシュしているなど、代交代前には考えられないほどの成長を見せてくれました。470の下級生もクルー、スキッパーともに予選からほとんどの3年生が出場し、良い場面も見せてくれました。もちろん、自分自身としては「どうしてあそこでタックしなかったのだろう」「スタートがもっと上手くできていれば」などあげればきりのないほど反省点がありますが、チームとしては今までの練習の成果と言えるような場面も3年生中心に見せてくれて、素直にそこは良かったのではないかと思います。中静と山本のチーム運営が上手くいっている証左ではないかと感じます。

これからは大会シーズンとなり、また一からチームを立て直してさらに成長できるように努めてまいります。

皆んなで江ノ島で今年は素晴らしいと言わせるような結果で終わらせたいので、皆んなでもう一度、謙虚に頑張っていきましょう。