東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

ディンギーのみんな、頑張れ、マジで。

2021年10月08日 18時27分06秒 | 通常練習

 

ご無沙汰しております。クルーザー班主将の中野です。

 

まずは先週の活動報告から。

10/2()は午前中無風だったため出艇せず、1.2年生向けのスタート座学と全日本選手権に向けた計測の準備を行いました。偶然シーボニアにいらして船の様子を見てくださった畠山さん、ありがとうございました。

スタート座学はバウマン歴丸2年の維摩が全部やってくれたのですが、もはや自分よりも明確にスタートのあらゆる状況に対するイメージを持っており、自分も1年の時にこんな座学受けたかったな、などと思っておりました。頼もしい限りです。

午後出艇し、早速スタート込みのラウンディングを行いました。微風の割に下げ潮が強く、少しでもラインから離れると一向にラインを切れなくなる難しいコンディションでした。また、水深と潮の強さの関係を意識したコース取りができるようになったのが収穫でした。

10/3()Jellyfish、だぼはぜと2.3艇でスタート練習を行いました。3艇ならまだしも、2艇だとどうしてもマッチレースのスタートみたいになってこれはこれで難しいですね。ヘルムの咄嗟の判断力が求められます。ただフリーで出られる1艇での練習に比べると、ハンドリングや駆け引きなどの面でよほど良い練習になります。

 

良い練習になりますと書いてはみたものの、正直ここ数週間はあまり良い練習が出来ているとは言い切れません。というのも、11月の全日本前に全部剥がす予定の船底塗料がいよいよ限界を迎え、藤壺やら何やらが付着し、スピードが全然出ない&めっちゃ下流れするんですね。。先々週は月光2艇やJellyfishと一緒にラウンディングしようとしたのですが、まるで別の乗り物に乗っているようでした。正直、「たかが船底」でこんなにも違うのかと衝撃を受けました。まぁこれも勉強ですね。明日上架して藤壺の類を根こそぎ剥がす予定です。(三崎マリンの船台、空いてますように。。)

 

水面下の状態は最悪ですが、水面の上にいる我々部員はみんな元気に活動しています。緊急事態宣言も解除され、開催がかなり怪しまれたJ/24の全日本も予定通り行われる方向へ動き始めました。今週末からは3ヶ月ぶりに合宿も再開し、残り1ヶ月半のラストスパートをかける体制は整いました。

 

…1ヶ月半後、引退した自分の目にこの4年間はどう映っているのでしょうか。次に書くのは、恐らく引退ブログになります。

有終の美を飾れるよう頑張ってまいりますので、引き続き応援のほどよろしくお願いします。

 

クルーザー班主将

中野


来年に乞うご期待

2021年10月08日 00時39分04秒 | レース反省

お世話になっております。

2年スナイプスキッパーの千田綾菜です。

 

10月4日(月)に行われました、「第88回 関東学生ヨット選手権大会女子レース スナイプ級」の大会報告をさせていただきます。

 

今年は12校から15艇が参加しました。終日南からの風で、第1レースは7knot程の軽風、第2〜4レースは15knotを超える強風で行われました。特に最終レースは波も高く沈艇も発生するハードコンディションでのレガッタとなりました。

 

以下、リザルトです。詳細は関東学生ヨット連盟HP(https://kantogakurenyacht.jimdofree.com/)をご覧ください。

 

・470級 全18艇

4452 49 藤田/下重

10-9-12-8 計39点 10位

 

・スナイプ級 全15艇

30072 49 千田/山村

9(ptp)-14-14-11 計48点 11位

 

・総合成績 全7校

1位 日本大学 20点

2位 明治大学 24点

3位 早稲田大学 28点

4位 明海大学 32点

5位 法政大学 33点

6位 東京大学 87点

7位 立教大学 87点

 

この大会は、私の課題を露呈するものとなりました。

まず第1レースは、1上を4位で回航し、2上やフィニッシュ前のリーチングで抜かされはしたものの、6位でフィニッシュとある程度順位を守ってフィニッシュすることができました。終始今までに見たことのない景色でした。たまたまかもしれませんが、こんなに良い順位のレースは今まで経験したことがなかったので単純に嬉しかったですし、軽風で走り負けずに戦えたというのは自信につながりました。

 

しかしその後吹き上がった第2レースから第4レースでは、14位、14位、11位という結果で、実力の差を痛感しました。強風で走れないという課題が改めて浮き彫りとなりました。もうこれは練習あるのみだと思っています。これぐらいでへこたれず、今後も出られるときは海に出るという意識で練習していきたいと思います。

 

このレースは私にとって初の公式戦でした。当初の目標は10位/15艇でした。それには届かず課題だらけのレースだったものの、終始楽しかったです。一緒に出てくれた紅葉さん、ありがとうございました。また、レスキューや珠屋などサポートに来ていただいた方々、本当にありがとうございました。来年は入賞を目指し、これからも練習に励みたいと思います。

 

思えば入部から一年経った今でも、試乗会で「うわ、ヨット楽し!」と感じたのが続いていて、ずっと気分はenjoy sailingな気がします。上達するために練習するのはもちろんですが、2年後までこの気持ちを持ってヨットをしていきたいと思います。

 

明日から秋インの決勝です。レースに出る同期や上級生を心から応援しています。海には出ませんが、陸でサポートを全力でさせていただきます。

 

それでは失礼いたします。

 

(写真は法政大学の羽田様に撮影していただきました。)

 

2年 千田綾菜