東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

積み重なったものが残り続けるために。

2020年01月29日 15時14分00秒 | リレーブログ

この先も晴れるのだろうか。



今まで積み重なった雪が数日の晴れで溶けてしまう。

ずーっと雪が降り続かない限り。。




大橋くん紹介ありがとう。新四年、スナイプスキッパーを務めております、戸沢です。
そして、今年のスナイプリーダーを務めることになりました。今後とも宜しくお願いします。

ウィンタースポーツも好きな僕は、今年もまた、越後湯沢でこのブログを書いているわけですが、、

なんといっても雪がない。



いつもなら真っ白な風景が、ご覧の通り土まで見えてしまっている訳です。

ここからまた雪が積もるには、また1からなんだなぁって。

今年はもうあんまり期待が出来そうにないですね。
少しずつ諦めがついてきました。

自然を相手にするスポーツには、こういうことがつきものだって。
いつもいつも納得させられるわけです。

ヨットもそうであるように。


前回僕が書いたブログで思っていたよりも多くの人から反響をいただきました。
本当にありがとうございます。


その中で、自分は9月に怪我をしていたことを書きました。
(もし宜しければ併せてご一読ください。https://blog.goo.ne.jp/todai_dinghy/e/2e8bb0f93107c28f6b117a0bcef3e046
)


日常生活に戻れるまで1か月。
それから無理をしてヨットには何度か乗ったのですが、実はほとんど痛みを感じなくなったのは12月でした。


自分にとってはその3か月がとても大きかった。
今でも怪我の前の調子の良さと感覚が戻ってこなくて。

そして、それから何度も、

 やはり自分はもうあのレベルにすら戻れなくて、もう選手として引退なんじゃないかーー。

そう考えた日がありました。


スナイプリーダーをやることになった時だって正直迷いはあった。
全日本インカレで同期の中で一番出てないのは紛れもなく自分で。この3か月まともに努力出来ず、充分に走ってもいない自分でいいのか。。


でもある時に、
そんな自分でも、自分にしかできないチームへの貢献の仕方もあるんじゃないかなって思えることがあって、引き受けることにしました。


でも、みんなが認めてくれるほど、やはり走れるようになるのだろうか。
ここ何回か乗っても、すぐには戻れる気がしていないのに。


考えてみると、そう簡単に戻れないのは当たり前で。
怪我直前まで本当に乗り続けたし、それだけ努力していたわけだから。


それまで自分には積み重ねたものがあった。
そして、あの3か月は自分は思い通りに努力出来ず、積み重ねたものが確かに薄くなったかもしれない。

それだったら、また積み重ねればいいんだ。

そう考えられるようになりました。



積もっていた雪が数日の晴れで溶けても、また1から積もらせるしかないんだから。

__________________



明日は新体制になりスナイプスキッパーを始め、成長が著しい古関くんのブログです。
お楽しみに。



それでは。


東京大学運動会ヨット部新4年 戸沢真矢