お師匠様は東京でしたが、一の弟子は道東、標茶町へ行ってまいりました。
法事&墓参りです。
現地の天気は小雨☞霧☞霧雨・・・と、めまぐるしく変わりつつも全体にじっとりとした悪天候。
『ああぁ、予想はしてたけど、寒いよぅ』
さて、観光旅行ではなかったけれど、釧路湿源の向こう側まで旅すると、野生との出会いは結構あるもので。
まずは山道にてキタキツネと遭遇。
雨に濡れそぼって、なんだかどんよりとした様子。
続いては、延々と続く牧草地。牛の群れの中に、ひょろりとした白黒いモノがぺそっと立っています。
「ん~? 何だ、あのシルエット?」
と、それが突然翼を広げて、わさわさと動きだしました。
「あ。丹頂」
仲間にヒミツで求愛ダンスの特訓でしょうか。山中深く、牛に混じって踊る鶴。
とてもシュールな光景です。
そして最後は、エゾシカ・・・の痕跡。
墓地に到着してみると、墓石周囲の砂利や砂地にぼこぼこと穴があるのです。
・・・何だこりゃ・・・・。
「ああー、シカだねェ」
同行者が指差した穴をよく見てみると、ナルホド確かに偶蹄目の足跡。
エゾシカが、一体何を求めて墓地中くまなく歩き回ったのかは知りませんが。
(↑アシアトだらけ・・・・)
『次はヒグマが出たりしないだろうな・・・』
幽霊じゃなく、クマが出そうで怖い墓地・・・。
当地の気温は10℃前後くらいでした。特急おおぞらが札幌に到着して、
『はぁ~、寒いところから帰ってきた~』
と思ったら、札幌も案外寒かった。ガッカリだよッ!