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平嶋夏海出演舞台「母の桜が散った夜」感想2(ピーナッツ)

2014-04-16 23:00:00 | 平嶋夏海
ネタバレ危険!

【なっちゃんの声量について】
なっちゃんは、声が出るようになった。今までやったら、あそこまで 声出したら、音としての ひずみ & 割れは、絶対…だったはずなんだけど…。でも、それが、一切なかった。
まるで、1500ccの車から、2000ccの車にモデルチェンジしたみたい。そんな ニューなっちゃんだった。
排気量の違う車で、高速を120キロでぶっ飛ばした時、ドア等…カタカタいうか?いわないか?その違いみたいもんだわね~。
で、なっちゃん号は、カタカタいわなくなっていた。
そして、あっこまで声出たら、もう…アイドル女優じゃない。そっち側(アイドルを支える側)の人だ。もう、同じ土俵では(としては)、共演できません、出来ません。
アイドルって、軽自動車みたいなもんだと思うのね。メーターが、140までしかないのに、”180出せ~!200出せ~!”…そして、ミーンミーン…カタカタ ミーン…。結果、知らぬ間に、エンジンが焼ききれているという。新しい車にシフトチェンジしたかったのに、時すでに遅しの状況が出来やすいって思うんだ…アイドル(女優)はね。どの時点で? まあ、難しい選択なんだけどね。人気? 実力? まあ、迷うわな。
とにかく、あんな声…アイドル(軽自動車)には、出ない、出せない。
なんか、なっちゃんが、今、軽自動車(アイドル)でなくて良かったな…という気持ちもあり~の。複雑でもあり~の。
でも、ま、いっか。おかげで、あの声を獲得出来たんだから。
なっちゃん、今後は、レガシィ, クラウンなど、燃費のいい車(国産車)になっていってほしいよなぁ~。
つまり、それは、2ヶ月公演に耐えうる力を身に付けてほしいということ。いつも、カバンに台本3冊入ってる状況にも耐えうる力を身に付けてほしいということ。ま、僕の切なる願いです。
なっちゃんの声量の変化は、実力そのものがついてきたということの証。
なっちゃんは、声が出るようになった。たくましくなった。

【東京チームと大阪チームの違いについて】
東京チームの方が、セリフの受け渡し…断然良かった。大阪チームの方が、ダンス部分の統一性…あった。この2つだな。
まず、セリフの受け渡しの良さとは、間合いの良さを意味する。おそらく、関西弁の扱いを もろもろ 調整したことが、1番の要因だと思う。
演者も関西弁ストレスがなかった? とにかく、今回は、そこが 全然気にならなかったよ。でも、よくよく考えてみたら、別に、関西弁に固執することもないよなぁ~とか思ったのです。伝わりゃいいんだから…。
そして、大阪チームの方は、東京チームと比べて、受け渡しのバリエーションが少なかったかな? 一定のリズム? テンポが一定? なんか、申し訳ないんだけど、劇中…みんなの台本が見えてしまっていたよ。僕は、その字を追っていた、いや、追えていた。
ダンスについては、大阪チームの方が、まあ、練習量も あったのかな? とにかく、そろっていた。あと、なにより…若い。キビキビ & ピチピチ & キチッキチッで、大阪チームの圧勝。

【なっちゃんのダンスについて】
劇中に3曲…ダンスのシーンがある。東京チームは、『ミ・アモーレ』『ろう人形の舘』と、あと1曲は、なんだっけ? ま、いいか。
とにかく、なっつみぃは、正確。なっちゃんは、「我が世の春」…。この2人が、飛び抜けていた。
やっぱ、役者で、後からダンス…って人は、見てて感じるよ…”いちにぃ~さんしぃ~にぃにぃ~さんしぃ~”で、仕上げたんだな…ってさ。
なっちゃんとの決定的な違いは、グルーヴ感が、あるか?ないか?だ。ただ、その差がスゴくてね…。
とにかく、なっちゃんのは、一定じゃなくて、動きの中に必ず…緩急がある。大勢の等速度運動軍団の中に、ひとり…等加速度運動の人が紛れているみたい。基本的に、拍と拍の間が速くて、常に加速している。また、時折、点も感じる。
それに、例えば、『ミ・アモーレ』のラスト、最後のポーズは、体を左の方に倒しながら、”あなた待って~”と、左腕を遠く彼方に伸ばしきって終わるんだけど、なっちゃんは、指先, 爪先まで神経がいっているのが分かる分かる。他の人は、正直…ヒジ, 手首で止まってる。そういう差だ。
あ~ やっぱ、AKBで鍛えた数年間は、活きてるなぁ~と思ったよ。
あと、なっちゃんは、髪の毛が口に入っても、ダンス中は、手で取らないのね。息というか、若干のツバと一緒に、ペッ! あのへんは、あの頃から変わってないねぇ~、取り組む姿勢…一緒だなぁ~と思ったのです。てか、なっちゃん、相変わらず、ダンス…好きなんだな、と。
ただ、なっちゃんは、まだまだ若い。1度、”なっちゃんが、その出演者の中で1番下手!”だという環境で、やらしてあげたいかな?と、そう思ったのです。
そうして、獲得した1段階上のスキルは、きっと、将来の殺陣シーンやアクションシーン等、即! 役立つ。
ダンスの能力を、そのまま役者としての動きのスキルにつなげている『るろうに剣心』の佐藤 健みたいになってほしいなぁ~。
ダンスを活かす役者…なっちゃんは、そういうタイプだと思う。

【森岡演出について・1】
物語の中盤から後半にかけて、それそれの登場人物が自分の思いを解放していく場面。後ろで流しているBGMをピアノ曲に統一したことは、とても良かったと 後々…思った。
あれ、いいね。特に、この舞台は、人間関係の組合わせが多岐にわたるので、1本…芯が通った感じになるというか、スッキリするな~というか、軸そのものは、あっちゃこっちゃ行かないというか…ね。
あと、その選曲もいいねぇ~。シブイ。映画「フォレスト・ガンプ」のオープニングテーマとか、もうピッタリはまってたと思う。
そして、ピアノ曲で押して押して押して、押したから、最後…エンディングのあのアコースティック・ギターの調べが、より活きたんだと思う。いいエンディングだった。
”桜…きれーい”
”桜は…母さんやな”
それでも、桜そのものは見せずに、粘って粘って、最後の最後にドーン!
曲と画の合わせ技。両方とも粘りに粘ったお陰で、ラストの舞台がリンク、そして、芸術的なものになったんだと思うなぁ~。
粘る…って、大事だな。なんか、勉強になりました。





【アフタートークについて】
【なっちゃんのアドリブ能力について】
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