AKB48 チームBのファンより

鈴木紫帆里さんを中心にAKB48 チームB について語るサイトです。

『ハートの独占権』は、山口百恵『絶体絶命』の現代バージョン。(ときめき研究家)

2014-09-15 14:22:23 | ときめき研究家
NMB48のベストアルバム『世界の中心は大阪や~なんば自治区~』に収録されている新曲9曲を聴いた。

前作のベストアルバム『てっぺんとったんで』収録の『太宰治を読んだか』『アーモンドクロワッサン計画』に匹敵するくらいインパクトがあったのは、『ハートの独占権』だ。
柏木由紀と渡辺美優紀のデユエット曲で、1人の男を奪い合う歌だ。

同じような状況を歌った曲で最も有名なのは、山口百恵の『絶体絶命』だろう。
「その人と私のどちらを選ぶの?」とドスの効いた声で詰め寄られて、思わず「2人とも愛してる」と答えてしまう男の優柔不断さ、不甲斐なさには密かに共感する。結局、片方の女性には「バイバイ、バイバイ、やってられないわ」と愛想尽かされて去られてしまう。
図らずも1人に絞られた訳で、決断できず流され続ける男の勝利?とも言える。

『ハートの独占権』は、『絶体絶命』とは全く味わいが異なる曲だ。
男を奪い合う2人の女性を、柏木と渡辺が演じて歌う。それぞれが、自分の方が彼のことをよく知っている、自分の方がふさわしいと、主張し合う歌で、『絶体絶命』のような修羅場感がない。むしろ、広告代理店のプレゼンとか、学生のディベートのような風情で、どちらかと言えばコミカルな味わいだ。
彼とは中学の同級生で長い付き合いの柏木、最近合コンか何かで知り合ったばかりの渡辺という設定は、2人のキャラクターに似合っていてニヤニヤする。
柏木の、幼馴染の純愛を歌った『ショートケーキ』を連想するが、今回の歌での柏木パート「(彼は)ブリーフよりトランクス愛用」という歌詞は、もちろん一線を超えた親密な関係を暗示している。
一方、渡辺の小悪魔的な誘惑は年上の男性をメロメロにするが、彼の父親とまで「よく飲みに行く」関係になってしまっているのには恐れ入る。

この歌の彼が、結局どういう結論を出すのかはわからない。実際問題、柏木と渡辺、両方から迫られたら、とてもどちらかに決め切れず、心ならずも二股かけてしまう気持ちも充分理解できる。
それこそ「2人とも愛してる」と答えてしまいそうだ。
それに対して、この2人は、愛想尽かしたりはせず、この「明るい三角関係」をしつこく続けて行くような気がする。そして気が付くと、仲のいい女友達になっていたりするのではないか。

柏木と渡辺は、声が全く異なるため聴き分けが容易で、楽しい掛け合いのデュエット曲になっている。AKBグループのデュエット曲は数多いが、『姉妹どんぶり』『アボガドじゃねーし』『思い出のほとんど』『君と僕の関係』『わがままな流れ星』などと並ぶ、新たな名曲誕生と言える。
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その時、何歳だったのか?って、意外に… (まゆゆの場合)(ピーナッツ)

2014-09-15 00:02:08 | AKB48
”その時、何歳だったのか?”って、結構…大事だと思っている。
渡辺麻友の話である。
AKB選抜総選挙の話である。
特に、まゆゆのようなキャラクターの場合はね…。
僕は、元々、”まゆゆ、3年前に(1位)獲ってなかったら遅い!”という考えの持ち主。つまり、
「AKB総選挙…渡辺麻友(20)が1位!センター獲得!」
これと、
「AKB総選挙…渡辺麻友(17)が1位!センター獲得!」…。
この違いだよ。印象, インパクト…。
「20」と「17」…3つの差。ま、仕方のないことなんだけどね。でも、「1」と「2」…ま、そこだよね。
高校生? そうじゃない?
学生なのか? もう 社会人なのか?
制服なのか? コスプレなのか?
やっぱ、まゆゆの場合は、そういうの…大きいと思う。大きいんだよ。たぶん、王道の宿命。
また、彼女の場合って、僕…キャリアじゃないような気がするんだよね…絶対。
指原莉乃, 大島優子とは、違う系譜のアイドル道。タイプこそ違えど、前田敦子の後継であるべきだった。また、そう感じさせるべきだった。
争うのは、指原莉乃じゃない方が…むしろ、柏木由紀の方が良かったよね。そっちの方が、ドラマ性…あるからね。自分では壊せない彼女…かな?
ま、昔の話…昔の話。
でも、3年遅れた…と、僕は、思っていてね…。え? いやいや、まゆゆ本人のことだけじゃないよ。AKBの流れのことも…だよ。
だから、その影響。
たぶん、来年、もし?松井珠理奈が、”1位…センターおめでとう!”ってなことになったとしても、僕は、きっと、こう思ってしまうだろう。ふと、目に入ったニュースを見て、
”あ、じゅりな、まだ、ハタチじゃねぇのかよ”と…。
アイドルって、(基本的に)「もう ○ ○ 歳」っての…結構ツラい世界だけど、「まだ ○ ○ 歳」ってのも…これ、ある意味、それ以上に、キッツいことだと思っているんだよね。
とにかく、誰とも違う路線を歩んでる珠理奈…がいる。
僕から言わせれば、3年遅れた渡辺麻友…という存在。
そして、指原だった必然性…ってのもある。
いや、”自然な世代交代”って、難しいもんだな。

少し前のCMを見ながら、こう思ったんだ。
塚本まり子さん(まりり)のお菓子のCM。
あれ、最後に渡辺麻友(まゆゆ)が、
”って、4ヶ月かよ?!”…ツッこむよね。
あの違和感”のようなもの”だよ。言葉では説明できない。あの言い表せないズレた感じ…。別に、演技のせいじゃない。
ただただ、思ったんだ…
”あれ、まゆゆが、17歳だったら…18歳だったら…
僕、このCM…どう感じたんだろう? どう感じるんだろ?”…っさ。
あの不思議な感覚。”合っていない!”と、心の中…確信している違和感。
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