この特別展、2度目の仕事として「監視員」。
当地出身偉人「西脇呉石」先生特別展。
(入館者には写真撮影が許されていました)
「書」の世界は、芸能などとのジャンルが違い、若い方たちには関心が薄いのか。
さて、2度の立会いでの時間は、「私がこの先生を学ぶ機会」にもなりました。
「呉石先生」がどのような経緯で、この世界の偉人となられたのかの
興味を絞り、深めます。
併せて、「書以外は余技」と申されていますが、
師の「村田海石」・「巌谷一六」等、先人が書に次いで、「南画・創作詩等」
を手掛けていることを知りまねられたとのことでした。
今回は、「西脇呉石」先生の余技、南画・創作詩等も出品されています、
先生は「小学教科書の揮毫(手本文字)」を多く手掛けていらっしゃる経緯は
師の「村田海石」が、教科書揮毫の日本第一人者でいらしたことから
弟子の呉石先生に仕事が回ってきたとのこと。
先生手がけられた「当時の小学生教科書」も展示されています。
昔の教科書等にご興味はありませんか。
同じ先生の文字も時代・年齢により僅かに変なしていることを読み取ることができました。
最近の芸術的な書体と異なり、この時代は崩し文字はあってもルールに乗った書体、
呉石先生の文字は、それなりに真面目な文字に見えたのも2度目のお蔭か。
監視員と言いながら時間許す限りの長時間鑑賞は、
「西脇呉石」先生と言う当地偉人の業績を改めて知る機会になりました。
皆様も是非ご覧ください。