「ふしばかま」は、ご存知「秋の七草」の一種です。
季節のものとして、花を愛でる方もいらっしゃるでしょうが
私は全く違うのです。
目的は、2000kmもの旅する蝶「あさぎまだら蝶」の
飛来を期待するためです。
ここ10年来、毎年9月から10月に来てくれます。
その時期は、庭の「ふしばかま」の花が満開となる時期です。
今年は、茎など育ちも悪いので案じていますが、
もうはや幾本か、頂上で開花?ひげを伸ばしているのが開花。
「あさぎまだら蝶」は、春に奄美大島等で生まれた個体が北上、
岩手県の岩手山あたりで、気温が下がるのを見越して
今度は南下、この流れの中で我が家にも来てくれるのです。
「ふしばかま」の蜜を吸うために。
なぜか「ふしばかま」の花にしか立ち寄らない不思議
(海岸沿いに咲く「砂引き草の花」にも来る)
「ふしばかま」には毒が有り、この蜜を吸った蝶は、
外敵に食べられないために限られた花の蜜を吸い、
2000kmもの移動をするのだそうです。
(同じ個体は途中で産卵、死に、新しい命が同じDNAにより
来た道をたどるのだそうです)
8月では少し早すぎかな、それでもこの蝶の飛来がないか
毎日観察したと思います。