探墓巡礼顕彰会-墓碑調査・研究プロジェクト-

「探墓巡礼顕彰会」の公式ブログです。巡墓会企画の告知など活動報告をしています。

横浜黒船研究会の中島三郎助講演にオンライン参加

2022-01-18 23:50:42 | 日記
会員のカトケンです。

去る9日、横浜黒船研究会の講演者たる中島三郎助の曾孫恒英さんからのお誘いでオンライン講演会に初参加。

内田恒次郎の来孫高廣さんのご支援を得てどうにか滑り込んだ。画面と声がつながるとすぐ「カトケンさん!」と中島さんがお声がけくださり、すんなり溶け込めることができた。

パソコン画面に参加者の顔と名前とともにパワーポイントが写し出され、その資料に沿って話が進められた。

内容は、中島三郎助の生涯を通観するものであったが、恒英さんが現役を退かれてご先祖を意識してから様々な会に参加したときのお話を写真を交えて語ってくださった。

このブログにも度々書いているが、平成25年に静岡市にて東軍慰霊祭を催したとき、突然電話で祭文奉読をお願いして以来の仲で、その仲介の労を取ってくださったのが小杉雅之進のご子孫伸一さんであった。

恒英さんは、三郎助はペリーが来たときもたまたま当番だっただけと謙遜され、ざっくばらんな語り口。

長年、外資系コンピュータ企業の海外駐在員として外国人を使って仕事をされ、色々人材育成を試されたというお話も伺ったことがある。

三郎助は榎本武揚とは長崎海軍伝習所以来の仲で、その後オランダ留学中に三郎助に宛てて書いた手紙が紹介された。

一方で、三郎助は吉田松陰や木戸孝允のような西国の志士といわれる人たちと意外なつながりがあったことや中島・榎本・木戸の生涯を比較した年表で時系列に出来事を語ってくださり、幕末に起きた戦争や事件が絡んでとても判りやすかった。

箱館戦争で榎本軍に投じ、最期に降伏を拒否して幕府に殉じた悲哀のようなものが語られたのは特に印象的だった。

質疑応答では活発な議論がなされ、江川坦庵と中島三郎助が出会わなかったかなどの質問が出た。

来たる1月23日(日)浦賀にて昨年小規模でしか催されなかった中島三郎助生誕200年祭に恒英さんも参加されるそうで、オミクロンでどうなるか心配されていたがーー大丈夫そうなら小弟も参加したいと思っていた矢先、残念ながらまん延防止措置が出ることになってしまい、途方に暮れている…(写真=中島登筆戦友絵姿に描かれた中島三郎助父子。平成26年の総司忌にて中島登のご子孫がレプリカを自由に撮影させてくれたときのもの)

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謹賀新年

2022-01-08 02:05:35 | 日記
会員のカトケンです。

新年あけましておめでとうございます。

昨年は緊急事態宣言が解除されるまでなかなか外出ができなかったが、静岡に戻った時に松平恒雄駐英大使の息女秩父宮勢津子妃ゆかりの秩父宮記念公園を母と訪れた(御殿場市東田中1507-7)。

紅葉の前であったが、様々な植物や樹木に囲まれた素敵な場所を堪能。春ならしだれ桜が楽しめそうだ。

記念館には会津松平家の葵紋が付いた品々や期間限定で土佐出身(高岡郡佐川町)の日本画家広瀬東畝の絵が展示されていた。

茅葺屋根の母屋(=写真)には英国風のリビングとともに囲炉裏もあり、和洋が共存していた。



勢津子妃が会津松平家から皇室に嫁ぐことにより、昭和3年(1928)に朝敵の汚名が雪がれたことに思いを馳せたーー

その帰途、癩病(いわゆるハンセン病)患者の看護に一生を捧げた井深八重の墓をようやく訪ねることができた(=写真)。会津藩士で大陸浪人となった井深彦三郎の娘である。



神山平石共同墓地(御殿場市神山平2丁目)にある神山復生病院の墓域にあった。御殿場高原時之栖にほど近い場所である。

昨年の大河ドラマで旧幕側の人々が明治の代に随分貢献したことに光が当たり、またこのような場所を訪れることにより、陰になっている敗者の部分を通じて、わが国の歴史を見直すきっかけになってくれればと願うばかりである。

その今後の道のりは決して平坦ではないだろうが、微力ながらそのお手伝いができればと考えている。
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新年のご挨拶

2022-01-01 00:00:01 | 日記
会員のカネコです。

新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

昨年も新型コロナウイルスの世界的大流行が続きました。東京都では長期間にわたり緊急事態宣言が発せられましたが、秋以降、ワクチン接種の効果もあり感染者数がようやく減少してきました。
そのような中で、当会も一昨年に引き続き、活動を見合わせる状況が続きました。

本年も新型コロナウイルスの影響がどのように出てくるのか不透明でありますが、活動再開に向けての準備を進めております。
そう遠くないうちに活動について何らかのお知らせをしたいと思います。

私個人の活動としては昨年の年頭の時点ではライフワークである二本松を中心とした福島県中通りの研究をしようと思っていた所、2月より放送開始されたNHK大河ドラマ「青天を衝け」が大変良い内容だと思い、Twitterにて毎週渋沢栄一関係の情報発信を行うことに専念しました。
歴史愛好者のみならず、出演俳優さんのファンの方たちにもご覧いただき、渋沢栄一や徳川慶喜など周辺人物への関心が高まったことは喜ばしことでした。
各地で行われた渋沢関係の展示・イベントも見ることができ、渋沢三昧の一年でした。
今年の個人の活動としてはまた何かテーマを絞って動いて行こうと思っています。昨年あまりできなかった福島方面のことも力を入れたいと思っています。

NHK大河ドラマ「青天を衝け」では平成30年(2018)に刊行した『探墓巡礼 谷中編~箱館戦争関係人物を歩く~』に掲載した人物も複数登場し、改めてこの本の刊行意義が高まったと思います。
この本も何らかの形で今後再活用できればと考えております。

昨年は当会発足時にお世話になった全国歴史研究会吉成勇主幹のご逝去がありました。
当会の「生みの親」ともいうべき存在の吉成主幹の不在はとても悲しくもありますが、吉成主幹の想いを受け継ぎ、会の発展や『歴史研究』誌上のリレー連載を継続していく所存であります。

メンバー各自も昨年から今年にかけて環境が変わり、多忙な日が続いておりますが、各自のテーマを追いつつ研鑽を積んでおります。折々にその成果をお見せできればと思っております。

本年が皆様にとって良い1年になることを祈念いたします。
また、今年こそはコロナが収束し、行動への制限がない日常が取り戻せることを願っております。
引き続き、当会メンバーへのご支援ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
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