探墓巡礼顕彰会-墓碑調査・研究プロジェクト-

「探墓巡礼顕彰会」の公式ブログです。巡墓会企画の告知など活動報告をしています。

青山霊園巡り 地震の影響?三島通庸の墓

2011-06-27 20:40:11 | 会員の調査報告

 久保でございます。

 先日の総司忌、鬼平忌では沢山の方とお話できてうれしかったです。
 ありがとうございました。


 さてさて、総司忌翌日(鬼平忌当日)は、青山霊園に行きました。
 幸いに曇天。時間も限られているので、「晴れていると撮りにくい」墓を
 中心に回りました。

 地震の影響であると思うのですが、灯篭が倒れている墓所がいくつか
 ありました。

 そんな中、とにかく驚いたのが三島通庸の墓でした。

 
 

 竿石が、斜めを向いているのがおわかりになると思います。

 また、写真ではわかりにくいですが土台中央から向かって左にも
 ずれています。

 同じ規模の地震があれば、倒壊してしまうかもしれません。


 心配です。

 
 
コメント (8)
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「谷中霊園巡墓会(前篇)-墓碑を訪ねて先人達に学ぶ-」終了しました

2011-06-01 00:01:41 | イベント
会員のカネコです。
29日(日)は大雨の中、谷中霊園巡墓会(前篇)-墓碑を訪ねて先人達に学ぶ-を開催しました。
悪天候にも関わらず25名の方にお集まり頂きました。

今回ご紹介したのは以下の人物の墓碑です。

林研海-佐藤泰然孫・林洞海子・陸軍軍医総監(カネコ)
楠本正隆-大村藩士・男爵(クロサカ)
那須資弥-下野烏山藩初代藩主・宝樹院弟(釣洋一先生)
覚王院義観-真如院住職・輪王寺宮執当(カワチ)
大炊御門頼国-江戸初期の公家・猪野熊事件(クロサカ)
島田一良他-加賀藩士・大久保利通暗殺者(カワチ)
真辺戒作-高知藩英国留学生団長(カトケン)
久世広業-下総関宿藩藩主(釣洋一先生)
上田良貞-薩摩藩士・抜刀隊長(カワチ)
渋沢栄一-実業家・幕臣・子爵(カネコ)
岩村通俊-土佐藩士、北海道知事(カトケン)
阿部正弘-幕末の老中・伯爵(クロサカ)
清水家と田安家-徳川御三卿・伯爵(クロサカ)
伊達宗城-宇和島藩主・外国官知事(カワチ)
土方勝敬-浦賀奉行(釣洋一先生)
黒岩直方-土佐藩士、黒岩涙香の伯父(カトケン)
塩谷宕陰-幕臣、儒者(カトケン)
大野右仲-新選組隊士・唐津藩士(釣洋一先生)
新田俊純-新田勤王党・男爵(カネコ)
佐藤泰然-蘭方医・佐倉順天堂創始者(カネコ)







12:30より駐在所隣の旧五重塔跡に集合し、13:00より会長釣先生のご挨拶と講師陣の紹介がありました。
今回も前回に引き続き、大阪よりカジポン・マルコ残月さんが駆けつけてくれました。
また、古写真研究家森重和雄先生、会津いん東京の宮下先生、木村摂津守のご子孫宗像信子さんなどもお越しになりました。

釣先生は専門の新選組隊士・町奉行の人物、カトケンさんは土佐藩の人物、カワチさんはお家芸とも言える警視庁関係者、私は崇拝する渋沢栄一、佐藤泰然などを、それぞれ思い思いの人物を熱を込めて解説しました。

普段は鍵が閉まっている渋沢栄一の墓も管理されているお花屋さんのご好意で開けて頂けることになり、広大な墓域に参加された方から感嘆の声が上がっていました。
私もここでは傘を差さずに解説しました。

私が初めて谷中霊園に行ったのは20年前の小学生の頃でした。思えばあの体験がこの道を志すきっかけでありました。今回補足資料として20年前の改葬前の新田家の墓地の写真を付けました。徳川家の墓地をはじめ、この20年の間に改葬された墓も数多くあります。記録を残すことの重要性を肌で感じました。

釣先生が発見した土方勝敬の墓の解説です。

土方勝敬


最後まで雨足の強い1日でしたが、16:30に無事に終えることができました。
終了後は釣先生のお店春廼舎で懇親会が行われ、カジポン・マルコ残月さんの世界各地の墓巡りのお話を聞くことができました。

悪天候にもかかわらず、最後までお付き合い頂いた皆様に感謝申し上げます。
また11月の後篇にも是非お越し下さい。
コメント (2)
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