会員のカトケンです。
あれは確か去年(平成22年)3月春分の日、相模原に住む友人と多摩地区を巡った。
最初、京王多摩センターに集合。パルテノン多摩を通って多摩中央公園にある「旧富澤家住宅」へ。
茅葺き屋根で落ち着きのある建物は多摩市蓮光寺から移設された旧家で、幕末に名主を務めたこの家の主富澤政恕は、文久四年(1864)上京して近藤勇たちら新選組の面々を訪れた。
そのことを記した日記が翻刻され小さな冊子になって旧富澤家で販売されている。
庭には大きな池が水を湛え、早桜が2,3本つぼみを開いていた。
次はモノレールに乗って高幡不動へ。
新選組を地元から初めて世に知らしめた「殉節両雄之碑」を眺めていると、傍らにある土方歳三の銅像と写真を撮りたいと通りがかりの若者に頼まれる。
いつだって文字ばかりの石碑では、到底銅像の威力には敵わない。しかしながら、明治21年(1888)に近藤土方たちを知る人々が建てた碑と、平成6年に建てられた土方像との重みを考えてみていただきたい。
小弟の学生時代、歳三忌に初めて参加したのは、ちょうど土方像建立の前年であった。
そのとき殉節両雄之碑が宝輪閣の裏手にあったことを考えると、今は人通りの多い場所へ一緒に並んでいるのだから人目に触れやすくなったと喜ばなければいけないのかもしれない。
日野へ出て大昌寺や宝泉寺を回り、かつてそば処日野館のあった日野交流館へ行く。天然理心流佐藤道場跡の碑は、土方康氏による撰文であったことを初めて知る。
せっかくここまで来たのに、佐藤彦五郎新選組資料館も井上源三郎資料館も休館だったから、井上家の向かい側にある欣浄寺へ行ってみる。なるほど立派な石碑の裏に「井上源三良」の名前が彫られていた。(=写真)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/2b/1cf17870fde5b3e6c406a31e5aa67187.jpg)
ダメ元で万願寺へとって返したら案の定、土方家の営む土方歳三資料館も休館であった。
みなさん、祝祭日は新選組関連資料館は開いていないので気をつけましょう。やはり奇数日曜しか開館していないんだ…
かつて日曜の午後という短い時間に小島資料館に寄って土方歳三資料館へ行く。これなら半日で回れた。
しかし今は井上源三郎資料館や佐藤彦五郎新選組資料館ができ、公営の日野市新選組ふるさと歴史館が作られるまでに至った。これではとても半日では回りきれない。
土日開館か、せめて終日開館ならたとえ遠方から来た人でも全館回りきれるだろう。
百歩譲って祝祭日で三連休になったときくらい1日といわず2日間は開けて欲しいものだ。
新選組ファンは全国にいる。その期待がどれほどか。そのシンパを増やせるかどうかはひとえに記念館を開く側にかかっているように思う。
今年、土方歳三資料館は予定していた3月の連休に当たる祭日の開館を地震によりやむなく取りやめた。
このような動きが少しずつ増えてくることを願ってやまない。
あれは確か去年(平成22年)3月春分の日、相模原に住む友人と多摩地区を巡った。
最初、京王多摩センターに集合。パルテノン多摩を通って多摩中央公園にある「旧富澤家住宅」へ。
茅葺き屋根で落ち着きのある建物は多摩市蓮光寺から移設された旧家で、幕末に名主を務めたこの家の主富澤政恕は、文久四年(1864)上京して近藤勇たちら新選組の面々を訪れた。
そのことを記した日記が翻刻され小さな冊子になって旧富澤家で販売されている。
庭には大きな池が水を湛え、早桜が2,3本つぼみを開いていた。
次はモノレールに乗って高幡不動へ。
新選組を地元から初めて世に知らしめた「殉節両雄之碑」を眺めていると、傍らにある土方歳三の銅像と写真を撮りたいと通りがかりの若者に頼まれる。
いつだって文字ばかりの石碑では、到底銅像の威力には敵わない。しかしながら、明治21年(1888)に近藤土方たちを知る人々が建てた碑と、平成6年に建てられた土方像との重みを考えてみていただきたい。
小弟の学生時代、歳三忌に初めて参加したのは、ちょうど土方像建立の前年であった。
そのとき殉節両雄之碑が宝輪閣の裏手にあったことを考えると、今は人通りの多い場所へ一緒に並んでいるのだから人目に触れやすくなったと喜ばなければいけないのかもしれない。
日野へ出て大昌寺や宝泉寺を回り、かつてそば処日野館のあった日野交流館へ行く。天然理心流佐藤道場跡の碑は、土方康氏による撰文であったことを初めて知る。
せっかくここまで来たのに、佐藤彦五郎新選組資料館も井上源三郎資料館も休館だったから、井上家の向かい側にある欣浄寺へ行ってみる。なるほど立派な石碑の裏に「井上源三良」の名前が彫られていた。(=写真)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/2b/1cf17870fde5b3e6c406a31e5aa67187.jpg)
ダメ元で万願寺へとって返したら案の定、土方家の営む土方歳三資料館も休館であった。
みなさん、祝祭日は新選組関連資料館は開いていないので気をつけましょう。やはり奇数日曜しか開館していないんだ…
かつて日曜の午後という短い時間に小島資料館に寄って土方歳三資料館へ行く。これなら半日で回れた。
しかし今は井上源三郎資料館や佐藤彦五郎新選組資料館ができ、公営の日野市新選組ふるさと歴史館が作られるまでに至った。これではとても半日では回りきれない。
土日開館か、せめて終日開館ならたとえ遠方から来た人でも全館回りきれるだろう。
百歩譲って祝祭日で三連休になったときくらい1日といわず2日間は開けて欲しいものだ。
新選組ファンは全国にいる。その期待がどれほどか。そのシンパを増やせるかどうかはひとえに記念館を開く側にかかっているように思う。
今年、土方歳三資料館は予定していた3月の連休に当たる祭日の開館を地震によりやむなく取りやめた。
このような動きが少しずつ増えてくることを願ってやまない。