探墓巡礼顕彰会-墓碑調査・研究プロジェクト-

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人参畑塾の名伯楽 高場乱の銅像が建つ

2023-03-11 22:55:20 | 日記
会員のカトケンです。

今月3月31日、福岡県福岡市博多区千代4-7崇福寺に頭山満や進藤喜平太ら玄洋社の面々を育てた高場乱の銅像が建つ。

昨年10月の機関誌「玄洋」の記事の中で崇福寺墓地が整備され、高場を顕彰し銅像が3月に建てられるとの談話が披瀝されていた。31日は高場の命日に当たる。

歴史ものといえば、偉人の師匠に光が当てられることがかつては多かったが、今は余り取り上げられない。

支那風に言えば、一日千里を走る馬を育てた名伯楽と崇められるものだ。

長岡藩家老河井継之助や二松学舎を創った三島中洲を育てた備中松山藩儒者山田方谷、西南役の熊本鎮台司令長官谷干城や亀山社中池内蔵太を育んだ安井息軒、大野右仲の父肯堂や吉田松陰の義弟楫取素彦を育てた塩谷宕陰、屋敷に塾の場所を提供した勘定奉行小栗上野介や亀山社中近藤長次郎を育てた安積艮斎など…枚挙に遑なし。

ともあれ、博多では人参畑のばばさん、ニンジンと言ってもそれは薬草人参(いはゆる朝鮮人参)なのだが、通りかかるとお年寄りが「ここは元気もんがそろうとったとばい」と話しかけてくる(機関誌「玄洋」第109号より)。

高場乱の墓の背面に刻まれた勝海舟書の碑も建てられたというし、ささやかながらも異色ある経学の道場 高志塾(=同誌より)を偲んで訪ねてみるのはいかがだらうか。

昨日今日と暖かくて穏やかな日が続いているが、そのころにはも少し春めいていることを祈りつつーー

いつだったか、博多に行ったとき頭山満生誕の大きな楠がある筒井家の跡で写真を撮っていたら、「え、フィルムですか?」と声をかけられ、「もう少し前だったら玄洋社の話をしてくれる人がいたのだが」と話してくれた方がいたことを思い出す。

しばらく足を運んでいないが、今日は明日の山南忌に備え京都へ現地入り。聚楽第(松林寺に残る分銅堀跡)や平安京跡を満喫したーー(=写真)





最後の写真は丸太町通からの夕日。

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