探墓巡礼顕彰会-墓碑調査・研究プロジェクト-

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9月21日 大阪・三田・神戸調査

2009-10-10 02:02:25 | 会員の調査報告
会員のカネコです。
9月21日は大阪市内と兵庫県三田、芦屋、神戸を調査しました。

地下鉄谷町九丁目を下車すると、寺院の密集している地帯に出ます。
まず久本寺で住友家2代住友友似の墓を調査しました。
住友家は浄土宗実相寺を菩提寺としていますが、友似はじめ法華宗に帰依した当主の墓はこの久本寺にあります。

久本寺のすぐ近くには近松門左衛門の墓があります。元々、この近くにあった法妙寺にあったが、法妙寺が移転した後、現在地に移されました。

さらに歩き、中寺町の顕孝庵で鴻池家の墓を調査しました。
門が閉まっていたので、お寺の方の許可を頂き拝観しました。始祖山中幸盛以降歴代の五輪塔が70基程並んでいるのは壮観です。第十三国立銀行を創設した鴻池善右衛門もありました。

近くの常国寺では作家梶井基次郎の墓を見ました。

その後、兵庫県三田へ移動しました。
正覚寺で藩主九鬼守隆の長女で久隆の義母西照院の墓を見てから心月院へ向かいました。
藩主九鬼家の菩提寺である心月院には三田藩の名家の墓が数多くあります。
江戸期の九鬼家歴代藩主の墓は本堂の直ぐ左横の一角にあります。
本堂の左の山一帯が墓地で山に伸びる道の中腹の左側に三田出身で綾部藩九鬼家の家老九鬼隆周の養子となった九鬼隆一の墓(写真)があります。
ここから少し進んだ右側に九鬼家の分家で明治期の建築家の九鬼隆範の墓があります。さらに進み標札を目印に進むと白洲次郎・正子夫妻の墓があります。
ここには儒学者であった江戸期の白洲家当主の墓も並んでいます。
白洲家の墓のさらに上に九鬼家の江戸期子女墓と明治以降の当主の墓があります。墓地の入り口にこれらの墓の地図看板があるので、見つけやすいです。

その後、芦屋の阿保親王墓を見て、神戸湊川神社の楠木正成の墓を見て関西3日間の調査を終えました。

今回は墓調査以外の目的もあったため、かけ足の調査となりましたが、予定通りにスムーズに廻ることができました。
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