『地水火風空』

【TamuraTech Japan】のブログ

あるひとつの問い

2010-06-26 | 2009-2010年
「足首の捻挫」という身体現象は、ほとんどの方が経験されているのでは
ないでしょうか?



この身体現象は、主に足首を過度にひねったことにより起きます。

関節の周囲を保護し、それぞれをつなげている靭帯などが「ひねり」という
強烈なストレスに自動的に反応し、剥がれまいと懸命になってギュッと硬く
強くなり被害を最小限に止めようとします。

その反応には、強力なエネルギーを要します。
そして、その修復にも多大なエネルギーを要します。

熱のエネルギー、体液(水)のエネルギー、細胞同士の連結を取り戻していくエネルギー…
そうした多くのエネルギーの集積を経て、身体は次第に快適さを取り戻していくのです。


この時に行われる、自動的な身体修復のプロセス。
このプロセスそのものが、いわば「治っていく働き」そのもの



たとえば、一般的に捻挫などの場合は「湿布」を貼ることを思い浮かべます。

湿布は主に、熱を冷まして神経を鈍くさせていくことで痛みを和らげます。
つまり、それそのものが治しているのではなく、そのことによって自然に治癒していく
までの間を、辛くないようにしているといえば良いでしょうか?

たとえば、身体の調整。

身体の調整によって、軽度のものであればその場で速やかに改善もいたします。
しかし基本的には、これすらも技術的な刺激によって自然な治癒の働きを高速度に
そして強力に促しているに過ぎません。



このような自動的な修復のチカラがあって、人間は生きています

病気やケガが回復していく、その本当の仕組みなど、誰にもわかりません。
薬や湿布が、何かを治癒させているのではないのですから。

源にそういう働きがあり、その働きを促しているだけのこと。

ただ、その働きを促すための方法や手段は、多様だということ。





「『治る治らない』ということが、よくわからない

と、問われることがあります。


このような問いを発するということは、たとえば「捻挫」などの、自身に起きる
さまざまな身体現象を、ただ何となく感じているだけ、と思えてしまいます。。。

腫れがひいたり、痛みが消失していくそのプロセス。
そのプロセス自体を、しっかり感じてみることです。

そのように、自分自身をあたかも「観察」するように思いやることで、何かしらの
納得は、やってくるのかも、しれません






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