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たまびと日記

『何でも載せちゃうガラクタブログ』

今朝の玉川上水

2008-06-10 | 玉川上水


昨日の夕方、かなり長い時間、遠雷が鳴り響くのを聞きました。

今朝の玉川上水はご覧の通り、水量が増え、水は茶色く濁り、いつもの表情が一変していました。
おそらく奥多摩に大量の雨が降ったのでしょう。
玉川上水は多摩川から水を取り入れていますから、多摩川もこんな色になっているということでしょう。

去年の秋までは、奥多摩に雨が降っても、玉川上水がこんな色になることはありませんでした。
昨秋の9号台風で、奥多摩湖がすっかり濁ってしまい、清らかな水になるのにかなり日数がかかりました。
今回も清流に戻るのにどれくらいの日数が必要なのかといささか心配です。




玉川上水の流れに沿って 10

2006-12-21 | 玉川上水
田村酒造場 さんの周りをぐるりとまわって玉川上水に戻ると、
宮本橋の次の橋 宿橋 (しゅくばし) に出ます。


宿橋から奥多摩街道を少し戻ると 田村分水 の取水口があります。
慶応3年に作られたこの分水口から田村家の屋敷内に上水の水が引き込まれているのです。
手前に見える水が玉川上水です。


ここから少し下流に歩くと宿橋の次の橋 新橋 (しんばし) に着きます。

新橋から上流を振り返って見ています。
奥に見える橋が宿橋、その向こうのこんもりとした森が田村酒造場さんです。 


新橋から福生駅までは600メートルです。
福生駅から青梅線に乗ろうと歩き出しましたが、途中で思い出して寄り道をしました。
成木屋さんという だんご屋さん です。
新橋から福生駅に向かって200メートルほど歩き、左に戻る形の道を行きます。
昔ながらのみたらし団子は、とってもおいしいんです!


1本85円(だったと思います)、 最後の7本を買い占めました。
嬉しさいっぱいでお店をあとにし、振り返るとお店の人が暖簾をしまうところでした。

玉川上水の流れに沿って 9

2006-12-20 | 玉川上水
宮本橋から先は遊歩道がなくなり、交通量の多い奥多摩街道を歩きます。
でもその前にちょっと寄り道をしましょう。 宮本橋を左に見て右折します。
すぐに 田村酒造場 の前に出ます。 あたりにはお酒のいい匂いが漂っています。
嘉泉 (かせん) というお酒を造る 田村酒造場 は、石川酒造 と並ぶ福生市の造り酒屋です。






屋敷の中を 田村分水 という玉川上水の分水が流れています。
写真は全て門の外から撮らせていただきました。 蔵見学は予約が必要です。


屋敷から流れ出てきた 田村分水 です。


反対側を見ると、のどかに分水が流れていきます。
昔は農業用水として使われていたそうです。



玉川上水の流れに沿って 8

2006-12-19 | 玉川上水
新堀橋の次に現れた橋は 加美上水橋 (かみじょうすいばし) です。
この橋は以前は、鉄橋だったようで、経緯を記した石が建っていました。


大正天皇の陵墓を造営するための砂利線の鉄橋だったと記してあります。
大正天皇の陵墓とは、多摩の人間なら一度は訪れたことがあるのではないかと思われる
八王子市にある 『多摩御陵』 のことです。


新しい橋なので、欄干の模様もおしゃれです。


次に現れる橋は 宮本橋 といいます。
昔は橋の近くに宝蔵院というお寺があったので宝蔵院橋と呼ばれていたそうです。


この橋からの風景は上流と下流ではかなり違いがあります。
こちら↓は宮本橋から上流を見ています。


こちら↓は宮本橋から下流を見ています。上水と奥多摩街道が並んでいるのです。




玉川上水の流れに沿って 7

2006-12-18 | 玉川上水
1ヶ月以上も前の写真を載せることにします。
11月3日、玉川上水の流れに沿って、羽村市の堂橋から福生市の新堀橋に向かって歩き始めたのですが、
前回、ジョウビタキを見たところで話が中断しているのです。
中断したままだと何となくすっきりしないので、歩いた部分の写真は今年中に掲載したいと思っています。

これは 新堀橋 (しんぼりばし) です。


この時はまだ ノハラアザミ が咲いていました。


コウヤボウキ の花も咲いていました。
玉川上水が掘られた頃もここに咲いていたのだと思うと、小さな地味な花に悠久を感じます。


新堀橋を過ぎると、上水の右手に 『福生加美上水公園』 が現れます。


昔のままの雑木林になっていて、何だか山道を歩いているような雰囲気です。


この公園の中に、福生市指定史跡の 『玉川上水旧堀跡』 があります。
現在の玉川上水と多摩川の間にある堀跡で、1740年頃、多摩川の洪水で流されてしまったので、
今の位置に掘りなおしたということです。






玉川上水散策

2006-12-04 | 玉川上水
『小平監視所』 から、上流に向かって歩きました。

多摩都市モノレール の下をくぐり、静かな遊歩道を歩きます。
時折、散歩の人とすれ違います。
最近、中高年男性の熱心なウォーキング姿を見かけることが多くなりました。
少し前までは女性が多かったのに、男性の人数が急に増えたような気がします。
皆さん 気楽に散歩 という雰囲気ではなく、必死に歩いているように見受けられます。

このあたりの右手には 『国立音楽大学』 の敷地が広がります。


桜の模様の橋です。 たぶん 金比羅橋 だと思います。
       (たぶん・・・という表現は、レポーターとして失格です・・・ 


土手の小さな竹やぶの中に アオジ がいました。
スズメと同じくらいの大きさですが、頭の色は抹茶色、お腹は黄色です。


これは↓ 見影橋 です。
       (写真の中に橋の名前を入れておいてよかった・・・

見影橋からは、西武拝島線の 『武蔵砂川』 駅が近いです。


見影橋から 源五右衛門分水 の取り入れ口が見えます。
昔、名主の 砂川源五右衛門 の屋敷に引いた分水です。

下の写真を、昨日の下流の写真と比べると、川幅の違いがわかると思います。
二倍・・・いや三倍はあるでしょう。
土手も土のままではなく、石積みで固めてあります。



清流の復活?

2006-12-03 | 玉川上水
昨日、上水路としては小平監視所で玉川上水は終わりと書きました。
そのいきさつですが、昭和40年に新宿にあった淀橋浄水場が閉鎖されました。
その時から小平から先の玉川上水は水無し川となったのです。
法面(のりめん、土手)が崩壊するなどの危機の後、付近の人達の要望もあり、
昭和61年、再び水を流すことになりました。
しかし、もう上水(飲み水)としての必要性がなくなったので、
昭島市にある 『汚水処理場 (多摩川上流水再生センター)』 の処理後の水を流すことになったのです。

『清流の復活』 の石碑がありますが、たまびとには清流とは思えません。
小平監視所までは多摩川から魚も流れ込んでくるし、それを食べに鳥もきます。


汚水処理場から暗渠で運ばれてきた処理水は、この石組から流れ出すように作られています。


処理水が流れる 『玉川上水』 の下流です。
江戸時代の玉川上水はこんな姿だったのだろうと思われる景色です。
川幅はせまく、削られたままの関東ローム層の土が見えます。


羽村から小平監視所までの玉川上水は、飲み水としての役目があるために、
常に東京都水道局に管理され、土手もコンクリートで固められ、川幅はとても広くなり、
無数の蛍が乱舞した昔の玉川上水の姿とはずいぶん変わってしまいました。

このあと、上流に向かって歩いたので、
明日は管理されている玉川上水の姿をお伝えします。


落ち葉の行方

2006-12-02 | 玉川上水
羽村から流れ始めた玉川上水は、立川市にある 『東京都水道局小平監視所』 で、いったん流れを終了します。
ここから先、水は暗渠を通って東村山浄水場に送られます。

昨日の落ち葉が行き着く先を見に行ってきました。 (なんたって、レポーターですから)
ここは 『小平監視所』 です。
わ~ いっぱい溜まっています。


ここ↓で、落ち葉を回収しているようです。


この↓ベルトコンベアで落ち葉を運び出していると思われますが、
今日は土曜日なので、動いていませんでした。


これ↓が、多摩川から流れてきた水を見ることができる最後の場所です。
つまり現役上水路としての 玉川上水 の終点です。
落ち葉はすっかり取り除かれています。


付近で見かけた ジョウビタキのオス です。



玉川上水 落葉

2006-12-01 | 玉川上水


12月1日、冬の入口ですね。
玉川上水もすっかり紅葉し、落ち葉になって遊歩道を埋めています。

川の中にも落ち葉は容赦なく降り注いでいます。


水量が少ないので、ゴミと一緒にどんどん水中にたまっていっています。


今日はこんな↓光景を見ました。
業者の人が川の中に入って、手作業でたまった落ち葉を下流に流しています。
(水を増やして流した方がいいんじゃないかな~


鳥さんたちへ  「今日は水が濁っていますから、漁は無理ですね。


玉川上水の流れに沿って 6

2006-11-06 | 玉川上水
羽村堰 (はむらぜき) を起点に、玉川上水を歩いてみようと思い立ってから、
なんとなんと1年が経ってしまいました。
第1回を掲載したのは、去年の11月15日でした。

さて今年、11月3日は秋晴れの行楽日和でした。
さりとて、どこにも行くあてのない “たまびと” は、1年ぶりに羽村に向かいました。
          (“いえびと” は、お友達グループとドライブに行きました

去年は羽村市にある 堂橋 で終了していますので、今日はその 堂橋 から、取材を始めます。

羽村駅から南を向いて、堂橋を目指して歩き始めました。
地図は持たずに、いきあたりばったり、面白いものを捜します。

たいして道に迷うことも無く、面白いものも見つからず、堂橋がある 『堂坂』 に到着しました。
玉川上水の工事が始まる前、ここに薬師堂があったので堂坂とよばれたそうです。
この坂の先は多摩川の渡しにつながり、坂を上ると現在の埼玉県に続く道につながっていたそうです。


『堂橋』 から、下流を撮りました。↓
暖かな陽射しを浴びて、二人連れが歩いていきます。
“たまびと” は、一人で歩いています。



今年初めて、オスの ジョウビタキ に会いました。
毎年、11月の始めにはやってくる冬鳥で、大きさはスズメくらいでしょうか。
このあたりでは、ジョウビタキのことを 『ヒッカタ』 と呼びます。
ヒーッと鳴いてから続けてカタカタっと聞こえるのです。
翼に白い紋があるので 『もんつき』 とも呼ばれます。
庭にもやってくるので、これから春先まで、何度も何度も出会う鳥です。
この鳥もやっぱりオスのほうがきれいで目立ちます。