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たまびと日記

『何でも載せちゃうガラクタブログ』

玉川上水の植物 夏から秋へ

2013-09-07 | 玉川上水
センニンソウ(仙人草)は、つる性の植物なので、低木を覆いながら、白い花を咲かせています。


真っ白い花は、8月から9月にかけて、次々と咲き続けます。


ピンクのツルボの花は、どの花も、そろそろ終わりを迎えています。


ツリガネニンジン(釣鐘人参)は、夏から秋へと、ずいぶん長い間咲いているような気がします。


一つ一つの花はとても小さくて可憐です。


小さなベルのような形を見ると、リンリンと音が聞こえてくるような気がします。


ワレモコウ(吾木香)が、地味で風変わりな形の花を咲かせていました。

ハグロトンボ

2013-09-04 | 玉川上水
玉川上水のハグロトンボです。


金属のように輝く緑の胴体に黒い翅はオスです。


前方にいるメスを見ているのかな


メスの胴体は黒くて、かなり地味です。


それでも、翅を広げると、かっこいいですよね。


メスのまわりには、数匹のオスがいて、ヒラヒラと飛んだりしています。
盛んに輝きを放っているこのオスは、始めの写真のトンボとは違うトンボです。


玉川上水の植物

2013-07-20 | 玉川上水
朝6時半の玉川上水、朝日が射しこんだ水面は、キラキラと輝いて涼やかです。
このところ、35度の気温からは解放されていますが、それでも30度はクラクラしますね。


玉川上水は都民の飲料水なので、東京都水道局の管理下にあり、毎年夏になると、土手の草は草刈機で一斉に刈られてしまいます。
しかし、刈られたあとからまた茎を伸ばして、可憐な花を咲かせてくれる健気な野草たちがいるのです。

このチダケサシ(乳茸刺)も、草丈は小さめですが、優しいピンクの花をつけてくれました。


アキノタムラソウ(秋の田村草)も、普通の草丈の半分くらいしか無いのですが、爽やかな薄紫の花をつけました。
その短い茎に、からみついたのはノブドウ(野葡萄)でしょうか。
アキノタムラソウは、ノブドウの力強い葉っぱに負けて、悲鳴をあげているかもしれません。


玉川上水の植物

2013-06-20 | 玉川上水
梅雨空が戻り、酷い暑さから解放された1日でした。

玉川上水の木々は一段と濃さを増し、水面を覆うほどになっています。
少し陽が射すと、葉っぱも水もキラキラと輝いて、涼を呼びます。


水面近くまで伸ばした枝に、白い花のかたまりが点々と見えています。
ミズキ(水木) の花のようですが、付近のミズキはとっくに散っているので、これは1ヶ月ほど遅れて咲くという クマノミズキ(熊野水木) かもしれません。


土手には、可憐な コヒルガオ(小昼顔) が咲いています。
これは、もう少し花が大きなヒルガオ(昼顔)より、一足早く咲き始めるようです。


玉川上水の植物 ウツギ

2013-05-29 | 玉川上水
玉川上水の土手も、薄暗くなるほどの緑の葉が茂ってきました。
真っ白で清楚な ウツギ の花が咲いたので、木の下がほんのり明るく見えました。
ウツギは 空木 とか 卯木 と書くのですが、卯の花 という名でも親しまれていますね。

玉川上水の植物たち

2013-05-06 | 玉川上水
玉川上水の緑道に咲いていた花たちの写真を撮ったのですが、掲載が遅れてしまったので、今頃はもう散ってしまったのではないかと思っています。

上水沿いの緑道で オトコヨウゾメ を見かけることはあまりないと思います。
花の一つ一つが小さく、花のつき方もまばらなので、目立つことも無いのですが、それだけに奥ゆかしさを感じて好きな花の一つです。


ハクウンボク(白雲木) の木に、白い花が咲いていたので写真を撮りましたが、庭や公園などに植えることが多い木なので、自然に生えた木ではないかもしれないと思いました。


重そうに垂れ下がった花が風に揺れ、なかなかピントが合いません。


上水沿いでは、カントウタンポポ が多く咲いている様子を見ることが出来ます。


枯葉の中に埋もれるように咲いていた、小さな小さな フデリンドウ(筆竜胆) の花です。


『玉川上水』駅の付近に咲いていた ハリエンジュ(針槐) が、良い香りを放っていました。
この木は、ニセアカシアと呼ばれることのほうが多いですね。


玉川上水の流れに沿って 18

2013-05-05 | 玉川上水
『金比羅橋』 に到着しました。


橋の上から上流を見ると、右手の土手に竹林が見えますが、ここが砂川水衛所があった場所です。


橋を渡った北側に 馬頭観音 があります。


『金比羅橋』 からは、上水の右側にも左側にも歩きやすい遊歩道が続き、間もなく 『宮の橋』 に着きます。


上水の歴史を記した看板もあるので、学習しながら歩けますね。


珍しい はちみつの自動販売機 がありました。


110グラム600円、高くて買えませんでした。
はちみつって高いですね。


『千手橋』 の北側には、国立音楽大学があります。


西武拝島線と多摩都市モノレールが交差する駅 『玉川上水』駅です。


東京都水道局小平監視所 です。
羽村堰で多摩川から引き入れられた水は、ここから暗渠になり、東村山浄水場に送られます。


玉川上水は、ここでいったん途切れるのですが、少し歩くと 清流の復活 と掘られた石碑の前に出ます。


昭和61年から、 昭島市にある 多摩川上流下水処理場 の処理水を流し、昔の玉川上水の様子を復元しています。


反対側の土手の向こうに、不思議な形の建物があります。
ロバの音楽座 と カテリーナ古楽合奏団 がライブを行う ロバハウス です。 


ここから玉川上水の様子は上流とは一変するのですが、上水として使われることが無くなった下流のほうが、昔の様子をよく表しています。
上流は都民の飲料水として守られているので、いつも手入れされ、土手も石垣やコンクリートで固められていますが、下流の土手は、関東ローム層が露出した江戸時代の 白堀(しらぼり) の状態を留めています。


昭和40年までは、新宿まで多摩川の水を送っていたのですが、その頃はもっと水量も多く、流れも速かったのだろうと思います。
土手の下のほうが、深くえぐれている状態になっているのが、わかるでしょうか。


やっと、『小川橋』 まで来ました。
ここから 『東大和市』駅までは、10分くらいで行かれると思います。


玉川上水の流れに沿って 17

2013-05-02 | 玉川上水
前回は、『西武立川』駅近くの 松中橋 で終わったので、今回はそこから始めます。
松中橋 を渡ったら、川の南側を歩くのが良いと思います。
緑が濃くなった林の中を歩くような感じですね。


最初に現れる橋は 一番橋 です。


川の中を覗いてみたら、水量が少なめでした。


歩きやすい遊歩道が続いています。


天皇橋 の手前に 石橋供養塔 が建てられています。
木造の橋から石橋に作り変えた時に、工事の犠牲になった人のために建立したとか。


天皇橋 付近は、五日市街道と都道が交差し、新しい道路も出来ているので、大変通行し難いと思います。


緑色の線上を歩いて行きます。


稲荷橋 を過ぎると、玉川上水 が 残堀川 と交差する地点に到達します。


これが 残堀川 で、この下を 玉川上水 がくぐっているのですが、サイフォンの原理を応用した 『ふせこし』 と呼ばれる昔の工法を用いているそうです。


二つの川が交差しているので、ここには小さな橋がたくさんあります。
その一つが すずかけ橋 で、名前の由来は、橋の先の方に見える大きな木にあります。


遠くからもよく目立つ プラタナス は、別名 スズカケノキ(鈴懸の木) と呼ばれています。


風に揺れる丸い実を鈴とみたのでしょうか。


西武拝島線の 『武蔵砂川』駅から近いところにある 見影橋 まで来ました。


見影橋 のたもとに、源五右衛門分水 の分水口があります。


看板に、「橋を作り変えた時に分水口も移動しました。少し下流に古い分水口があります」 というようなことが書いてあったので、反対側の岸にまわって捜しましたが、橋の下にあり、暗くてカメラには写りませんでしたね。


そこからすぐのところに 巴河岸跡(ともえがしあと) という場所があります。
明治3年に、玉川上水に物資運搬のための通船事業が行われたそうですが、飲料水として使われていた玉川上水なので、衛生上の理由から2年で廃止となったそうです。
ここにその時の、舟着き場 があったということです。