田舎生活実践屋

釣りと農耕の自給自足生活を実践中。

詩人のMKさんの詩、枯葉の絨毯(2011/1/13)

2011-01-13 23:49:08 | Weblog
M画伯のアトリエで時々見かける詩人のMKさん(上品な若い女性)の詩です。
この詩は、竹田農園でいつも見かける風景ですので、詩心のわからない私にも、なんとなく分かります。多分、下段の写真のような風景。


「枯れ葉の絨毯」

雲の輪郭が
頬杖をついて森の木々に
寄りかかって眠っている

重たい風を吸い込みながら

途絶えることなく
揺れ落ちる木の葉

吐息に捲れ
露わな地面を覆い隠す

夢から覚めてしまえば

静けさは
ほどけてゆくように
光の輪が騒ぎ出し

駆け昇るような瞳で
花々たちは目を細め
ゆっくりと目を覚ます

枯れ葉たちの
微熱の絨毯

産まれ逝く姿を包み
命は紡がれる

誰かが知っていても
誰も知らなくても




この詩の著作権はMKさんにあります。


コメント (1)
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