社会人コーチ

コーチ&スーパーバイザーが
自分の人生について考え、
人との対話で扱ったことを考え
より多くの人に伝えるブログ

リーダーシップについて

2005-12-31 13:46:28 | Weblog
今年記録に残した読書本の最後が130冊目のこの本、ケン・ブランチャード&マーク・マッチニック著「そのリーダーシップが組織を壊す」です。

「1分間マネージャー」などの1分間シリーズでおなじみのアメリカ一のモチベーターが書いた本ですから、これまたすごい。昨年2004年3月発刊の本です。

「リーダーシップとはあなたが部下に対して行うものではなく、あなたが部下とともに行うものである」

「部下が考えるようになるのは、あなたが部下にかわって考えるのをやめたときである」

この2つを目にしただけでもすごいでしょう。

「誠実」「協調」「肯定」この3つの適切なブレンド、がリーダーシップのキー。

肯定とはメンバーを肯定的に捕らえるということです。

ドラッカーもいってますが「その人の良さに注目しなさい」と。
このとき2つが大事と。「その人の中で一番よい点に注目するのであって、他の人と比較してよい点という意味ではない」「弱みには注目しないこと」の2点です。

今年の最後に。
私たち人間が、国を問わず、みんなで意思決定したこと、1年という周期を作ってそのはじめを正月と決めたこと、その意思は何だったのでしょうか?新しい年という決まりを作った意思は何だったのでしょうか?
わからなければ今日から自分の意思で決めることにしましょう。
心を素直なものに変えて、新しい目標を作って歩みだす日を元旦に決めます、と。

ではよい大晦日をお過ごしください。
そして、素敵な新しい朝をお迎えください。

本年もありがとうございました。

2005年を総括する

2005-12-30 18:15:01 | Weblog
日記をつけています。普通の日記でありません。事実だけを書いている日記です。2年ほど前から書いています。それを1年分読み返しました。

専門職大学院の設置認可を12月5日にいただきました。
中心になってくださる先生にお会いしたのが1月18日、その日に設置会社の創立もしています。

学長になっていただく先生に2月1日に初めてお会いして3月19日にご了解をいただいています。

教員陣をご紹介や公募で集って6月20日に申請、9月に意見が出されて、申請書を修正して、12月5日を迎えるわけです。

大阪駅前、西梅田に4月開校します。現在入学者募集中です。面白い大学院になると思います。興味を持って案内を要求してください。HPへの入り口はこのページにあります。

今年はフジ子・ヘミングのピアノを聴きに行きました。フィラデルフィア管弦楽団も聞きました。いいですよね、オーケストラ、そしてピアノ。

私立の学校でコーチングのセッションを6校でやりました。ちょっとづつ学校でできるようになりました。コーチングを学校の先生たちにお伝えできてうれしいです。

NLPの研修を5月から11月にかけて受講しました。これで人間の幅が多少できたのではないかと思っています。自分の感情をマネジメントする技が多少は身についたと思います。来年も学習を続けます。

ブログを作ったこと、
フィリピンの里子を2人に増やしたこと、
四行日記のスーパーバイジングをたくさんの人にして差し上げたこと、
コーチングのセッションをいくつかの会社でやれたこと、
そして1月から自分自身コーチについてもらってコーチングを受けていること

気づきの多い、自己拡大が進んだ一年になったのではないかと思います。

一言集約「自分を更に客観視する能力が伸長した一年」かな。
いいですよね。

評価甘いですかね?ご意見ください。お願いします。

今年の景気

2005-12-29 11:39:20 | Weblog
年末になると経済新聞でも今年の総括という記事を見かけます。実感している経済の話をします。

日本の基幹産業って何か?「自動車」という意見がまずあるでしょうね。確かに蓄積があります。

「デジタル家電」という意見があります。それでいいか?これはわからない。蓄積がそんなに変わらない、他の国と。
が、現在日本の経済の牽引のひとつは「デジタル家電」ですよね。07年問題もあって最近では理系の若手採用が難しいそうですよね。

「サービス業」の台頭が望ましいと思うのですがへんてこりんな設計士が出たり、凶悪な塾の先生が出たり、よくありません。
サービス業は人生についての概念(コンセプト)というか、人間観が大事ですよね。「やってほしいようにやってやる」という、キリストの教えにも入っているのがサービスの基本ですからね。

サービス業が進化して堂々とした日本の基幹産業になるには日本人の人格向上が先に必要だということになりますね。
昨日と同じ話になってしまっています。

今日は、自分自身のこの1年の振り返りをしますので、明日はその話を。
乞うご期待

「国家の品格」読んだ?

2005-12-28 14:18:45 | Weblog
藤原正彦先生の書かれたこの本が結構今売れてるそうで、読んでみました。

日本が持っている「情緒と形」を見直ししてみよう、それを使って世界に新しい貢献をしようという啓蒙の書、というところでしょうか。自分の言葉では紹介できませんが納得しました。

もうひとつ、武士道について書かれています。
慈悲、誠実、忍耐、正義、勇気、惻隠(そくいん)、名誉と恥の意識
これらが武士道の中核だと書かれています。

私が小さなころから大事だと聞かされて事々です。誰に聞いた、という固定的な人は思いつきません。多くの人に聞いてきたことです。周囲にそんな考えや感情があふれていたんです。

そんな環境で育った私は結構幸福者です。だから、貢献しなければいけないのですね。

今は先の言葉が「古いもの」「堅物がいうこと」となってしまっています。藤原先生がおっしゃるように見直しして、逆の流れにしないといけませんよね。

この本、読んでみてください。お勧めします。

年を重ねる

2005-12-24 16:50:55 | Weblog
身の上話で恐縮です。
実は今日は私の誕生日イブです。これは本当の話です。
そこでこのテーマを選びました。

僕は鹿児島の出身なのですが
鹿児島では、昔、12月31日、大晦日を「としといばん」と言っていました。
「年をとる晩」という意味ですね。

数え年では、生まれた瞬間、1歳で、
そして、12月31日を迎えて、年が明けると2歳になるのです。
そして毎年、12月31日、24時にひとつ年を取る。
だから大晦日は「としといばん」なのです。

誕生日というのは1年かけてだんだん年を取る、アナログに年を取る。
数え年では12月31日24時にデジタルに年を取る。
一夜明けると「力持ち」になっている感じですね。
そして今まで挑戦したことのない目標を作る、「年頭の目標作り」

いいなあ、と思いませんか?一晩たったら「グンと成長していた」というのは。

だから、今日、一晩で、僕は、グンと成長することにします。
明日を楽しみにしてください。(大笑)

年を忘れる

2005-12-22 11:34:37 | Weblog
東京で古くからの友と忘年会をやりました。

当たらし会社に勤め始めて1年近くたつ友人が「いつも一緒に食事をする同僚に人材紹介会社を紹介した」という。組織に対するロイヤリティーを考えると昔とはずいぶん違うものだ、と感じます。

介護施設の経営に関わり始めたともが「女性が多い職場で難儀をする」と言えば、女性10人のまだ若い友がそのコツを説くのです。

最近、外資会社を退社した友が退社の経緯を面白おかしく話する。外資の人事部門の仕事は難しいという。

若い人は忘れることが多いみたいですね。年を重ねると忘れるものがなくなる、というか「忘れる」という意識を持つ以前に忘れている、のが実情。

そうそう、昨日、転んじゃったんですよ。みんながいわく「年をとって転ぶといろいろ起きると言いますよ、大丈夫ですか?」応えて言う「まだそんな年じゃない」年を忘れているのですね。

仰木監督が亡くなった

2005-12-16 11:04:03 | Weblog
11月11日のドラッカーのニュースについで、又悲しい報道であります。

野茂投手のガッツを、イチローの探究心を尊重してくださった人物、チームを作ることに長けていらした先達がまた一人いなくなる、この寂しさ。

しばらく悲しさが続きます。

私も下流社会人

2005-12-15 14:10:09 | Weblog
三浦展さんの「下流社会」を読みました。めちゃくちゃ面白いですね。

下流度のチェックリスト
1.年収が年齢の10倍未満だ
2.その日その日を気楽に生きたいと思う
3.自分らしく生きるのがよいと思う
4.好きなことだけして生きたい
5.面倒くさがり、だらしない、出不精
6.一人でいるのが好き
7.地味で目立たない性格だ
8.ファッションは自分流である
9.食べることが面倒くさいと思うことがある
10.お菓子やファーストフードをよく食べる
11.一日中家でテレビゲームやインターネットをして過ごすことがよくある
12.未婚である(男性33歳以上、女性30歳以上)

どうですか?
僕の場合は9個当たり。完全に、誇れる下流社会人

下流社会人の定義
コミュニケーション能力、生活能力、働く意欲、学ぶ意欲、消費意欲、つまり総じて人生への意欲が低い人

違うところがあるのでほっとしますが。

こういう人たちが増えているという指摘です。ある人の相談に数ヶ月前に乗りましたが、まさにそういう人でした。どうすればよいのか?

コミュニケーションをとるようにすることでしょうか。熱心に。
日本の全体活力が弱まったら困りますからね。

どうでしょうか?

いつも予定通りには行かない

2005-12-13 06:40:30 | Weblog
11日12日で秋田へ行ってきました。

11日関空発の飛行機の予定時間は16:25 関空へついたときのアナウンスが17:05発予定へ変更

17:05 ゲート25へ行くと機体見当たらず。

機体出現17:30 この時点で遅れは1時間と5分 さてどうなるか

機体への乗り込み 17:50開始

滑走路の前、停止。機体不良とアナウンス。
出発18:35 遅れ2時間

秋田着19:50 雪 

空港から車で大曲へ。雪道、零下2度。その道を先行者ブレーキ。ゆっくりゆっくり。ホテル着21:00.

「どこか食事できるところありませんか?」
「ここをまっすぐ行ったところにのんべーという居酒屋があります」
一人居酒屋、またまた楽し。

12日朝 雪 半身浴50分 100円牛乳を頂く 9:00仕事開始
17:00仕事UP 

雪道を空港へ 18:20発 予定通りに乗り込む 伊丹着20:00

世の中万事予定通りには行かない。常に泰然としているのが大人。
大人になりきろうぜ。 

産業と国民性には相性がある

2005-12-11 08:58:49 | Weblog
昨日、現在放送大学教授の森谷先生の話を聞きました。「国民に相性の良い技術」がある、その相性から自分たちの強みを知り、それを活かすようにするのが良いという話でした。面白い話だったので簡単にご紹介します。

国民性やその国の文化などから技術・産業に相性というのがある、と聴いてなるほどと思いました。

韓国は儒教の国、官僚が偉いとされる国、農業は卑しいとされる。そういう国はコツコツと腕を磨くということは好まれない。よってノウハウを蓄積して行く産業は育たない。

反面、戦略性が強く要求される産業には向く。例えば半導体。これは戦略性が問われる設備産業。

日本はコツコツ型、群雄型。いろいろな人が出てきて競い合う。が戦略性があまりない。自動車産業や工作機械には向く。

アメリカは革新的なものを志向する戦略型。サービス化が進んでいる。

中国は混沌としていて、何でもあり型。混沌さに巻き込まれないようにしないといけない。

こんなお話でした。

そしてこれからの技術は乗用車産業を柱にして進展してゆく。乗用車は高技術になるとそれだけ価格が高くなる。高くなっても売れる商品である。

いくつかの示唆をいただきました。