社会人コーチ

コーチ&スーパーバイザーが
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今日もモチベーションを考えます

2005-12-09 12:15:25 | Weblog
神戸大の金井教授がソフトバンク・クリエイティブが発行する「ビジネスインパクト」という雑誌に「やる気を考える」という連載を書かれています。その最新号VOL.8の内容のうち私が強く印象に残したことを紹介します。

「達成動機の高い人が集うと、その場は、達成動機を喚起しやすくする」という説を紹介されています。ベンチャーの研究で名高いカール・べスパーという方はシリコン・バレーはそういう場になっているというのです。

達成動機というのは「成し遂げること、達成すること、とことんやりぬくことに喜びを感じて何かに向かうやる気」です。

達成動機が喚起されやすい状況の特徴として
①成功裡に達成できるかどうかは(運ではなく)努力と能力しだいである状況

②課題の困難度、あるいはリスクが中程度(成功率50%位)の状況

③努力の結果、上手く目標が達成できたかどうかについて、曖昧さなく明瞭なフィードバックがある状況

④革新的で新規の解決が要求されそうな状況

⑤未来志向で、将来の可能性を予想して先を見越した計画を立てることは要請される状況

①~③が基本特性でそれに「革新志向」「将来志向」を加えた状況というこのになるのだそうです。

できるだけそういう人が集まる場所を見つけて、その仲間と過ごす時間を多く持つことが大事だということになります。これは私も実感する感覚です。

それに加えて「親切で、思いやりあふれる」という特性を持った集団に属すこと、或いはそのような集団を作り出すことが大切、ということになりますね。

どうでしょうか?

工業化時代の生産性と身の上話

2005-12-08 14:14:52 | Weblog
今週の土曜日にお話をしなければならないので、その予行演習、というか、下絵になるようなことを書きます。

突然、身の上話なのですが、18歳で鹿児島工業高校の機械科を卒業しました。そして無試験で東芝へ入社しました。高卒でしたがホワイトカラーです。現場の偉い人たちが私の話を聞きに来るのです。

それは背景に本格的な工業化の波がありました。学校で教わったことが新しいことで、技術者が不足していたのです。

今、日本では工業化が終焉し新しい時代になっています。サービス化の時代、と私は言っているのですが、ソフト化の時代といっていいかもしれません。知価の時代は堺屋太一さんの命名ですね。

この時代のかっての私と同じ立場の人は、今、どこにいるのでしょうか?
システム系に居る?IT系に居る?いや、ちがうと思います。

ドラッカーの予言に従えば『チェンジ・リーダー』「メタ知識労働者」でしょう。その人たちは今何処に居るのか?ですよね。どこでしょうか?

企業の中でしょうか?大学の中でしょうか?

大学院の中、これが正解かもしれない。がアメリカのMBAではなく、日本のMBAの中に居て、仕事に取り組みながら高度の知識習得に励んでいる人たちではないかと、予測しているところです。

みなさんはこの仮説、どう思われますか?

社会人のための大学院大学ができました

2005-12-07 13:36:11 | Weblog
去る5日、東京丸の内の文部科学省へ大学院大学の認可書を頂くべく、行って来ました。「一生に一度のことだから」といわれて行って来ました。

待合室がありまして、そこで待つこと20分、他の学校は何人かできていらっしゃるのです。私はその時は一人。

正装しなくてはいけないのかなあ、とか前日まで考えていたのですが、みなさん、目いっぱい普段着。カメラの調子を確認したりしている人が一番多いのでした。

午後の部の説明が一校一校あった後に、認可書授与が始まるんですね。
私の大学院大学が午後の部の最初だったのです。

呼ばれて、エレベーターに乗ると6階へ。小さな部屋があって、授与するためのスペースを作ってあるのです。
だから部屋の片っ方は椅子の山。
そこで審査室室長より授与。写真を撮ってもらいました。
頭を下げてかしこまっている写真ばかりでした。しかも毛が薄くなっている。

それが20秒くらいでしょうか。

それから階を移して又部屋があり、そこで2~3分ぐらいの説明が2つあって、終了。

「え、これで終わりですか?」との声。これで終わりでした。


東京駐在時間30分、あわただしく帰ってきて、今年2回目の忘年会へ。

良い体験をしました。感動は既に済ましてありましたので「こんなものかな」でした。

社会人を対象にした大学院大学です。コンサルティング企業が作るのですからユニークなものになるでしょう。勿論文部科学省に認可をもらえる内容を持った上でのユニークさです。ご興味をもたれた方はコメントください。興味をもたれなかった方もコメントください。

経営戦略を考える

2005-12-04 17:29:58 | Weblog
経営コンサルタントをずいぶん長くやっていますが、「経営戦略とは何か」ということを知っているか知らないかでどんな違いが出るか、今ひとつわかりません。
ところが、「経営戦略とは何か」というテーマで話をしなければならなくなっちゃったのです。

こんなことをしたいという思いがあったとします。
社会的な貢献をしたい、というような話であればそれを「ミッション」といい、金を手に入れたい、という程度だったら「欲」っていうのでしょうか?それを実現する方法の塊が戦略だ、といったらみんな納得しないでしょうね。

なって説明したらいいのだろうか?

実現したい目標を持ちます。その目標を間違いなく実現する方法がいくつか考えられるとします。その手段グループを「手段1グループ」ということにします。
そのグループの中の手段は

「成功確率が低いか高いか」
「誰にでもできるかできないか」
「金がかかるかかからないか」
「成功までの期間が長くかかるかかからないか」

こんな条件でどれか一つ選ばれます。二つ選べるときがあるかもしれません。

その手段第1グループを実践するためにはどうするか?手段2グループが考えられます。そしてその中から実際の行動に移されるのが、又選ばれる。

こういったつながりを戦略的というのだろうなあ、というのがボクの予感です。

こんなんでいいのかなあ?と今考えています。この続きも考えなければいけません。