社会人コーチ

コーチ&スーパーバイザーが
自分の人生について考え、
人との対話で扱ったことを考え
より多くの人に伝えるブログ

ともかく大きな絵を描く

2011-10-30 12:43:19 | Weblog
昨日、元外務省におられた田中均さんのお話を聴いてきました。
北朝鮮の拉致家族を連れて帰る交渉をされた方です

冷戦崩壊後の日本は
アメリカを中心とした西側の一員
という枠だけで動いていれば良かった
7割のパワーを持った先進国が
世界をマネジメントする力を持っていた
が今は違う
違うシステムが混在する世界になっている

日本独自の戦略を持つ必要がある
それには国民の間にそのような意識を持つ必要がある

という話から入られ
東アジアと共に生きる
という像が善いのではないか

中国のリベラル派が継続してリーダーシップを
取れるよう日本は影響を与えないといけない
そのためにはアメリカの協力を取り付ける必要があるだろう

という話をされていました。

結果を作るには
「情報」「革新」「大きな絵」「ソフト・パワー」
が要るという話も納得しました。

今、日本には大きな絵を描いてくれる政治家がいない
これが問題なのでしょう
なら、自分たちで描かなければいけない
どんな軸を考えればよいのか
そこから思考しないといけない。
さてさて・・・。

「感じるマネジメント」を読みました

2011-10-28 17:16:20 | Weblog
リクルートHCソリューショングループ著
「感じるマネジメント」
英治出版

師匠の推薦本
読み終えました。

組織に理念を浸透させるプロセスを考察した本ですが
チーム作りも同じなのだなあ
と強く思いながら読みました。

理念を、ビジョンを定着させたい
再度の人が
フェイス・トウ・フェイスではなく
サイドバイサイドの関係を維持する

自分の感情を語る

物語を媒体にする

いくつかの整理ができました。

チーム作りに励んでいる方の
お勧めです。

一体感の持つ意味

2011-10-23 07:15:00 | Weblog
この一月、僕の身の回りで起きていること
「一体感」の連起

最初は聖路加病院の日野原先生の
100歳記念本
「生きがい」というコラムが合って
「生きがいは誰かと一緒に何かをやっているととき感じるもの」
と。

永松茂久さんの本「感動の条件」
テーマは一体感、連帯

S氏のコーチング
「一緒に仕事しているみんなとの無意識なレベルの信頼感
 最近いまひとつ感じない」
さあどうしよう?

リクルートHCソリューショングループ著「感じるマネジメント」
これも組織が一体になるがテーマ

アルフレッド・アドラーは
「問題は人と人の間にある」といったそう。
同じように、
「生きがいは人と人の間に生まれる」

友人を大切にすること
一緒に仕事をしている人を大事にすること
心がけます。

今日は40年ぶりの同窓会、です。

お勧めしたい本を

2011-10-14 13:18:29 | Weblog
急ぎ本を2冊紹介します。

1冊目は「ダイエットしたい」
或いは「ダイエットしなければならない」
という状況にある人へ

町田宗鳳・森美智代 著「『ありがとうを言うと』超健康になる」

超小食実践者森美智代さんの生き方は参考になること、必定。

2冊目
若いビジネスマンと学生さんへお勧め。
甲斐輝彦著「私が世界NO.1セールスマンになるためにやった50のこと」
1976年生まれの人が書いた本
内容が素晴らしい。適確なように思えます。
そして無駄がない。

取り急ぎの紹介でした。

井上靖著「孔子」を読みました

2011-10-02 15:36:37 | Weblog
ずいぶん昔に買って積んでいた本の1冊
読んでみました。

井上靖が平成元年に書き上げた小説です
81歳で書き上げられたことになります。

孔子が50歳後半から14年間
高弟といわれる人たち
子路、子貢、願回を伴って
中原の旅をします
その旅を雑用係として伴にした
「えんきょう」(漢字はとても探せません)なる人物がお話をする
というスタイルで書かれています。
「えんきょう」の口を借りて井上靖が語っていることになります。

私は論語をまじめに勉強していませんので
的外れなことを書くかもしれません
その点はどなたかの援助を期待したいと思います。

「天、徳を予に生せり」
天が私に使命を与えられ、徳を与えてくださった
そういう意味なのだろうと思います。
天命を受けた者は徳を賜っている
という自覚で生きる
すごいなあ、と思います。
自分はどうかな?とも思うのです。

孔子は
この世に生まれた人間が
やはり生まれてよかったと思えるような社会になるよう
真剣に努力する人間を養成する
という使命を持っていた
と書かれています。
松下幸之助の政経塾を思い出させます。

「老いのまさに至らんとするを知らず」
天命を果たすことをしなければならない、老いなど気にしている
余裕は無い、といいながら
「命なるかなこの人にしてこの病あり」
病むのも天命だという
この自覚のすごさ

「君子も窮することがありますか」
「君子もとより窮す。小人窮すれば、ここに乱れる」
(乱れるは漢字を変えてあります)
君子はピンチに見舞われても、乱れることが無い、と。
これをすごいですね。
これをきいて、餓えきっていた子路が踊り出すのです、
歓喜で。この反応もすごいですね。

「逝くものはかくの如きか、昼夜をやめず」
月日ってボンボン過ぎてゆくんだぞ!!

「自分を汚さないで生きる」という
言葉を井上靖は書いています。


この小説は三国志と同じくらい楽しめました。
論語を読んでみます。