社会人コーチ

コーチ&スーパーバイザーが
自分の人生について考え、
人との対話で扱ったことを考え
より多くの人に伝えるブログ

「アジアへのアウトソーシング拡大」

2007-08-31 06:32:29 | Weblog
昨日の日経新聞
「経済教室」に専修大学の伊藤恵子先生の
論文が紹介されています。

その標題は
「アジアへのアウトソーシング拡大・生産性向上につなげよ」
です。

「国際経済学者の多くが、
 国際的アウトソーシング進展で、
 国内の生産性が上昇し、
 国内所得を高める可能性があると主張している」
とあります。

私の注目は別のところにあります。
それは
「低学暦労働者の需要が減少し、
 より高度な技術を用いる工程に従事する
 高学歴労働者の需要は増加し、・・・(略)」
という点です。

R&Dの部門を国内に残し
製造ラインは海外にアウトソーシングする
という傾向はもう既に明らかです。

日本の大学は全入できる状態になっています。
が、定員を割っている学校が多く見られます。

4大への進学率も50%をようやく超えたところです。

何故バランスが崩れているか?
学習へのモチベーションが不十分だからでは?
そうだとすればそれにどう対処するか?

これが思案しているところです。

今週2校60人の教員の方々と
コーチングのセッションをやりました。
これは学校にモチベーションを増やす試みです。

それにしても、人材不足
今後、大変な状況になる予感がしますよね?
もう既に起きていること、でしょうか。


夏休みの勉強会・コーチング

2007-08-30 06:08:44 | Weblog
すっかりご無沙汰しました。

26日夕方、東京へ移動して
27日、28日2日間
中学高等学校の先生達40人ほどと
コーチングのセッションをやってきました。

今日もこれから三重県の学校へ出かけます。
コーチングのセッションに取組むためです。

学校でのコーチング・セッション
何が目的か?

それは先生と生徒の関係を
民主的なものにしたい
そういう思いで取組んでいます。

おかげでこの考えをご理解いただける学校が
毎年何校かあって
こうして取組んでいるわけです。

料金は特別のものにしています。
できるだけ多くの学校で受け入れて欲しいからです。

コーチングが先生と生徒の関係を変え
子どもたちの日々の生活へのやる気を
高める
これが目標です。

大きな意味があると思い
取組んでいます。

ということで、これから移動に入ります。
応援を御願いします。



新種のマネジメント

2007-08-25 10:04:04 | Weblog
自己否定を作り出したもの
それは先にご紹介した
エリザベス・ハース・イーダイスハイム著
「P・F・ドラッカー」
です。

まずは文章からご紹介しましょう。

同書p141~p144から

知識労働者とは、
自らの知識、能力、評価、地位を、
仕事そのものと同じように重視する人たちである。

それなりの報酬を要求するものの、
何よりも自立、裁量、敬意を要求し、

階層よりも能力を重視する人たちである。


ドラッカーは、
この新種の労働者が
新しい種類のマネジメントを必要とすると見た。

彼は効率に対する概念として
成果を唱えた。

肉体労働では、重要なのは効率、
すなわち物ごとを適切に成し遂げる能力である。

それに対して知識労働では、重要なのは成果、
すなわち適切なことを成し遂げる能力である。

したがって、知識労働者たる者は、
自らの仕事を自ら決めることができなければならない。

このことに最初に気づき、理解し、
経営のあり方として示したのがドラッカーだった。

ドラッカーは、サービス労働者にも注目していた。
マネジメント上の課題はここにもあった。

彼らが誇りを持って働くことができなければならない。
彼らこそ、企業を代表として顧客に接する存在である。

組織の成功にとって、
人がこれほど大きな役割を果たしたことはなかった。
ドラッカーは「組織と人の関係が逆転した」といっていた。



以上が著書からの紹介です。

どうでしょうか?
衝撃を受けませんか?
あなたは新種のマネジメントの中に居ますか?

それは「成果主義」のことではありません。
「目標管理制度」だけでもありません。

私は新種のマネジメントを知らずに居ました。
ここが自己否定の源泉です。

が、知ってしまいましたから
何かが変わるでしょう。

何を変えるか?これが課題ですね。
さてさて・・・・。


自己否定

2007-08-24 06:48:57 | Weblog
最近、集中すべき題が定まらない

その理由

昨今の日本の企業は
概ねサービス化している

物を売っている企業も
もの以外のソフト部分で差別化をしようとする

そのソフトがサービス

「接遇」か「知的作業」
この二つの成果の決めては
「真実の瞬間」に立ち会う人材の発揮能力

発揮能力を決めるのは
保有能力と
モチベーション

保有能力を高めるには?

資質と経験量でしょうか?

経験量が大事なのは
感覚的にも、経験的にも納得が行きます。

モチベーション
これが大事でしょう
これを高める力は何か?

これを考える経営が存在するのか?

ここまで考えが進んで
今までの自分の経験や考えを否定しなければならない
自分を見つけて

苦慮、苦悩しているのです

しかし、ただ、立ち止まっているだけではありません

ゆっくりと動き出しています
先を行く人も居ることも今は知っています

まずは自分の周囲から
そう決意しています

どうするか?
機会があればまたお話します。

ご意見お寄せください。

人間の持つ基本的欲求

2007-08-23 06:42:16 | Weblog
どんなときモチベーションは高まるのか
このテーマで続けます

E・L・デシは「内発的動機付け」の条件として
・自律性
・有能性
・関係性
の3つを挙げていることは既に紹介しました。

デシはこれらの欲求を先天的に持つようだと
紹介していると聞きました。

自分以外の人に統制されたくない
自由でありたい
というのは先天的に持っている

自分は周囲の人たちにとって
価値がある存在である
能力がだんだんと拡大してゆく
このようにありたいと思うのも
先天的に持っている

善い人たちの中で生活したい
これも先天的に持っている

先天的に持っているかどうか
皆さんどのように思いますか

信じる、信じないという話ではありません
学者の仕事は「法則性から事実を突き止める」
ことだと思います。

とすればこれは事実だと考えられるから
世界中の人に支持されている学説になっている

そのように考えたとき
今一度向き合います
・自律性
・有能性
・関係性
これらを周囲の人々が潜在的に持っている
それを満たしてやって
気持ちよい生活を送れるように
配慮しているだろうか
そんなことを思います

そして企業経営をする人たちに
このことをどのように伝えれば善いのか
考えます

善い意見あればお教えください。

共有したい価値観

2007-08-21 23:11:56 | Weblog
20日の続きです。

共有したい価値観とは?

どんな価値観を共有できたら良いのか?

よく言われるのが
「人は何のために生れてきたか」
「働く目的は何か?」
そして「幸福な人生とは何か?」
です。

「人は何のために生れてきたか」
アインシュタインは
「人を幸せにするために生れてくるのです。
 そのためにはあなたがまず幸せになることです」
といったそうです。

「働く目的は何か」?
「人に恩返しをするため」
ということは「人を幸せにするため」
私たちは自分ひとりでは生きてはいけません。
米を作っているわけでもなく
牛を飼っているでもなく
野菜を作っているでもなく
ご飯を食べ
すき焼きを食べ
サラダを食べています

お金を払っている
そうです
そのお金はどこから来たか
他人がお金を払ってくれる仕事を
私がしたから手に入れた
おかね
で支払っています。
よって、仕事は人のために貢献するために
やっているのです
という概念、考え方、価値観は共有したいですね。

「幸福な人生って?」

「自立して、他人に迷惑を掛けていない人生」
これが一人前の人生、でしょうか。
欲を言えば
「周囲の人に貢献している人生」
だって、自分も人の助けを借りているから。

こんな価値観を共有できたら
いいチームができるように思います。

いかがでしょうか?

自律的に生きる

2007-08-20 05:57:59 | Weblog
最近の興味は「良い生き方と企業経営」です。

ドラッカーの民主主義については
先日のブログに書きました。

一人ひとりが活き活きと生活する
そのことを仕事の中でも実現する
そのためにはどのように経営するのか

モチベーションはどんな状況で高まるか
E・L・デシは「内発的動機付け」の条件として
・自律性
・有能性
・関係性
の3つを挙げています。

自律的とは?
八尾芳樹さんと角本ナナ子共著「セルフ・エンパワーメント」では
「主体性の高い人の特徴」として
・自己管理ができる
・選択や決定ができ、そのことを自覚している
・結果を受け入れ自己責任が取れる
・良好な対人関係を気づくことができる
を挙げています。
これが「自律的」な状況ではないかと
考えるのが善いのかなあと思います。

これが実現するには?
組織がやれることではない。
一人ひとりが目覚めないと・・・。
目覚めてもらうには?

「信頼する」でしょうか?
そして「一人前」の人間のあるべき姿を
共有する、という
価値観の共有が要るように思います。

どんな価値観を共有すればいいのか?

それは次回にしましょう。

企業とは何か

2007-08-17 09:43:28 | Weblog
エリザベス・ハース・イーダスハイム著「P・F・ドラッカー」を読んでいます。
新たな気づきと感動を覚えています。

p42
企業とは、個を大事にしつつ、個に報いることのできる活力ある社会を実現するための道具である。その道具をうまく機能させることがマネジメントである。ドラッカーは、このことを70年説き続けた。企業とは、たんなるビジネスのためのものではない。それは真の民主主義の担い手である。


この一文で感動しました。
いかがですか?


この後、引き続き紹介します。

まずはここまで。

CDA2次試験報告します

2007-08-12 07:52:53 | Weblog
昨日挑んだCDAの2次試験
CDA資格に挑戦する人も居るでしょうから
様子を報告しておきますね

クライアンツは40歳の営業マン
本当は広告制作の仕事を希望していたが
営業に配属になった
仕事は認められて係長になった

最近、あるプロジェクトに参加し
そこで広告制作の仕事を手がけた
やはりその仕事は興味深かった

やはり転職したいが迷っている

ロープレ後に試験官から質問があった
「うまくいかなかったと思う点は?」
「うまく言った点は?」
「クライアンツは何をしたかったかの?」(主訴)
「CDAを勉強して得たことは何か?」
「CDAをどのように活かすつもりなのか」

そこでは学習します。
このクライアンツが助けて欲しいと思っていることは何か?
このことを始めから意識して居たら違う展開になっていた!!
物事は何でも「コンテキストを組み立てて臨む」事が大事だということ
もう一度学びました。

さてさて、
結果は?
8月末が発表です。
結果はそれまでお預け。
当分は忘れて生活します。

不合格だったら再チャレンジです。

CDA2次試験挑戦

2007-08-11 07:52:59 | Weblog
今日はCDA2次試験に挑みます

キーワードは
「ゆっくり」「スマイル」
です

まずはラポール
ゆっくり、ゆっくり。
反射をゆっくりやって、
アイコンタクト。

まずは楽しむことでしょうか
結果はどっちにしろ
上位の目的は「良い商品を作って貢献すること」
静かな、静かな挑戦を!!

午前中、オフィスで仕事をして
13:50スタートです。

応援してください。