社会人コーチ

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「神話の力」から心の留まった言葉を

2011-04-30 15:24:59 | Weblog
ジョーゼフ・キャンベル ビル・モイヤーズ共著「神話の力」

どきどきする言葉があったので
拾ってみました。

芸術家とは、
自分の生のこの一瞬が実は永遠の時間であることを自覚し、
時間内に自分が行っている創造的な活動の
永遠性を実感する人である。
万物を貫いている永遠の輝きを認めた人である。
その経験が神話的な自覚だ。

地球中心の世界観から
太陽中心の世界観への転換は
高いところにたって地平線を眺める。
月の上に立って全地球が昇ってくるのを見る、
その結果前に経験したことになかったほど視野が広まる。
それは現代において、
古代の神話が古代人に対して役立ったのと同じように、
認識のドアを大きくあいて、
自分自身と宇宙との、恐ろしくもあり、
魅力的でもある
脅威を見せるのに役立つだろう

現代人もまた、
宇宙の耳、宇宙の目、その思考、その発言に他ならない。
神学的な用語を用いるならば
現代人もまた神の耳、神の目、神の思考、神の言葉なのである。

神話はわれわれの精神的潜在力を開く鍵である、
それは喜びに、光明に、いや恍惚境にさえ人を導いてくれる


人間が本当の求めているのは
「今生きているという経験」だと思います。
純粋に物理的な次元における生活体験が、
自己の最も内面的な存在ないし
実体に共鳴をもたらすことによって、
生きている無常の喜びを実感する。
それを求めているのです。


いかがですか?
明日も違った方法で迫ってみましょうか?

希望に満ちて

2011-04-22 10:38:20 | Weblog
facebook で関連資料を教えていただいて
作った「希望」をテーマにした文章
ご紹介します。


目前にいる新しく迎えた学びの友(生徒たち)のことに
思いを移します。
彼らは希望に満ちて学校生活についているでしょうか?
それを作り出すために私たちにはどんなことができるのでしょうか?
玄田有史著「希望の作り方」(岩波新書)に学びます。

希望は変化の源泉です。
「良い方向に向かって」いるという確信が
変化・成長への挑戦を加速させます。

希望とは「①何か」を
「②行動」によって
「③実現したい」という
「④気持ち」を言い、
4つの要素で構成されていると書に説かれています。

「何を実現したいのか」
「そのために何をするのか」が定まっているとき、
希望が持てるというわけです。
この4つを創り出す制度を持つことがまず要るようです。

希望があると答える傾向の強い人の特徴として
「可能性が強く感じられる」人が挙げられています。
この可能性は年齢が低いと感じにくいと考えられます。
対策として「小さな成功体験を多く作る」制度の運営が
有効かもしれません。

次に「関係性」が挙げられています。
孤独でないと感じる人ほど
希望を持ちやすいと説かれています。
クラスの中で孤独感を感じることが、
一人でもないように、
頻度の高い声掛けも必要とされているようです。

私用した写真は
桂浜の坂本竜馬像です。
「希望に満ちて」というテーマとしては
隅田川の勝海舟像や北海道のクラーク先生の像も
いいかもしれませんね。

希望について考えてみる(2)

2011-04-18 12:53:25 | Weblog
玄田先生の「希望の作り方」からの学びの続きです。

希望があると答える傾向の強い個人の特徴として
「可能性」と「関係性」が挙げられています。

可能性
「選ぶことができる範囲が広い」もしくは
「実現する確率が高い」
と可能性は高くなる。

これは
年齢、収入、健康の度合いに関係していると。

関係性
孤独ではないこと、とあります。

この二つがあると希望は持ちやすい。

マイナスの表現をすると
この二つが弱いと「絶望」が生まれやすい。

ところで原稿はできました。
よかった!よかった!

希望について考えてみる

2011-04-14 17:44:22 | Weblog
希望というテーマで600字くらいの文章を作りたい。
何故「希望」か?
震災の被害を受けた方々に何が必要か?
考えたとき、「絶望からの立ち上がり」に役立つものではないかと。
論理性なく、「希望」ではないのかと。

希望学(東大社研)では
希望とは、
具体的な「何か」を
「行動」によって
「実現」しようとする
「願望(気持ち)」である

といっています。
「 」の中の4つで構成されていると。
一つ掛けても「希望はなくなる」

「とにかく生き延びる」毎日からの脱出
希望を持って生きるへ

目標を持つ
雨水を凌げる空間を手に入れる
家族でプライベートが守れて、くつろげる空間を手に入れる
安心して食品が適切に手に入る
誰かの役に立つ仕事が手に入る
安定した収入が入る

こういう状態作りを社会的な支援を受けながら取り組める状態を作る
それができれば希望は持てる

話は変わって
子どもたちが「希望を持って学習に取り組める」ようにするには
学校は何をしなければならないか
教師は何をしなければならないか
ここが本当の文章の作りどころです。

少しだけ出来上がった文章のコンテキストが見えてきたような
気がします。

出来上がり予定は今週中です


共感する・希望を持つ(2)

2011-04-13 19:01:38 | Weblog
昨日の続きになります。
展望を下さい、という話を昨日書きました。
今朝答えが返ってきました。
宮城県が「震災復興基本方針(素案)」を発表されました。
「県民一人ひとりが復興の主体」
「単なる復興ではなく、再構築」
「現代社会の課題に対応した先進的な地域づくり」
「壊滅的な被害からの復興モデルの構築」
10年を見据えたプランです
ご覧下さい。↓↓

http://www.pref.miyagi.jp/seisaku/sinsaihukkou/kihonhousin/kihonhousinsoangaiyou.pdf
希望が見えます。

一方では悲惨な話があります。
まずはご覧下さい。
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/7a779926660d82f4e42450e4a5c6c584

石巻湊中学校、悲惨です。
政治の力が必要です。
テント、エアーマットレス、毛布、そして簡易トイレ
こんなものがあれば改善するはずです。
少しは良くなるはずです。
政治家の皆さんへ皆さんで伝えられないでしょうか?
私達は無力です。
八方塞です。
が、政治家には力があります。
静かに、期待しています。

祈ります。

共感する、希望を持つ

2011-04-12 17:56:20 | Weblog
田坂広志先生のメッセージ動画をみました。
感動しました。
そして、概念化が参考になりました。

http://www.youtube.com/watch?v=UO9wZZSJd0w

「いまできること」という話
答えは
「共感すること」
そして
「希望を持つこと」

そして思うこと
東北地方をどのような国(故郷)にするか?

福島原発の処理は
東芝が通産省に出したプランでは10年
これでも、これまでの記録では最短
東芝とアメリカの企業がこれまでの経験ノウハウを
総力を挙げて取り組んでこの年数

原発の周辺地域をどのような形で新生させるのか
津波の被害にあった地域をどのような姿に生まれ変わらせるのか

多くの人々が帰りたい、そして行きたいと願う
理想郷にするとすればそれはどんな町か

東北に生まれた人、育った人、そして今住んでいる人
そんな人々が思い描く街を、国(故郷)を作る
そんな企画に取り掛かるべきではないのか?

そうすることでこの複合された災害を
明日の糧にできるではないか

この意見は今日の京都新聞に載った
東大大学院姜教授のコラムを参照しながら
勝手に作ったイメージです

東北の方々のご苦労に感謝します。
今日も祈りましょう。