社会人コーチ

コーチ&スーパーバイザーが
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「道」を行っているか

2011-12-30 17:07:06 | Weblog
今年最後のブログになるかもしれません
今年の最後の本に選んだのが
童門冬二著「西郷隆盛の人生訓」(PHP研究所)

252頁に最後の言葉が紹介されています。

『道』を行っている人は、天下が挙げて悪口を言っても
まったく気にしない。
逆にまた、天下を挙げて褒められても、これもまた気にしない。
それは、自分自身を信じているからだ。
自分のやっていることを信じているからだ。

『道』、すなわち、多くの人を幸せにするために、
自分を犠牲にして、コツコツと働いている人

272頁
世の中には、能力だけをモノサシにして人間を推し測る
リーダーがいるが、これは間違いだ。
この世の中では、人間は、十人のうち、八人か九人まで
大体が凡人だ。
優れた能力を持つのは、ほんの一人か二人に過ぎない。
能力のある人をだけを見出して、
後は石ころのように捨ててしまえば、
この世の中は成り立たなくなってしまう。

それよりもむしろ、
凡人といわれる八人や九人の人間の中に
長所を発見して、
それを育てる
そんなことができるリーダーは
本当に優れたリーダーではないか

ここまでが本の紹介

私は西郷隆盛と血のつながりが
近いと思っています。
子どものころを同じような気象の中で
過ごしています。
このことをとても誇りに思っています。

今年はこれで幕。
来年もできる限り『道』を行きましょう。
ありがとうございました。
感謝!!



「完了」の勧め

2011-12-25 13:16:09 | Weblog
今日はこれから東京へ移動します
水曜日まで出張が続くので
ブログを今日投稿しておきます

年の瀬も迫りました
「新しい歳になった」と喜んでいるだけでは
成長しません
学びが起きないから。

そこで「完了」のお勧め
この一年を振り返って
「うまくいったこと」
「うまくいかなかったこと」を振り返ります。
そして、その中で今後に役立ちそうなことを
考えて見ます。

こんなときにこれは役立ちそう
という具合に。

さて、いくつ整理できるでしょうか?
あなたの場合は?

借金依存予算のニュース

2011-12-24 19:12:58 | Weblog
このまえの「略奪大国」の関連で・・・
今日の新聞の一面「来年度予算案」
「借金依存度最悪49%」と。

新規国債は44兆2400億
11年度の当初予算では44兆3000億円
問題の
償還金額総額はいくらなのだろうか?

復興予算も入れると
94兆円
11年は
92兆4116億円
2兆4000億の増

国債の発行残高を増やさない
という基準を作り採用したい

地方債を含めた残高総額は
820兆円
1000兆円が限界といわれている
外国に頼らない限度、ですね

国債を増やさない
という条件で予算を組まないといけないと思うけど
誰を動かせば実現するのだろうか?

わからない!

はなしは単純なのですが
誰か教えて下さい。


「略奪大国」を読んだ

2011-12-20 11:32:52 | Weblog
ジェームス・スキナー著「略奪大国」を読みました。
非常に説得力のある経済本だと思います。

貨幣での売買が成立する社会的な価値
それを作り出せない政治的行為

例えば
いろいろな補助金
道路作り
子ども手当て

これらは税金で賄われているうちはいいが
国債でまかなわれると余分なことをやっていることに。

予算をつけることが官僚の仕事だから
官僚は多くの予算をつけて出世をする

余分なことが次々と増える

デフォルトすれば
国債を買った金融機関はつぶれ
国債を買った人は
預金が無くなる

どうすればいいのか?
可能性を書いてあります。
読んでみてください。


チームでマネジメントする

2011-12-02 16:02:46 | Weblog
前回の続きです
が、ちょっと違う、かも。

古井一匡著「矛盾の経営」英治出版を
読んだのです
面白法人カヤックを紹介した本です
巻末にカヤック代表取締役柳澤大輔さんと
神戸大金井先生の対談がついています。
ここがとっても面白い。

カヤックという会社
ネットで使われるパッケージソフトを作っている会社
鎌倉に在って
社員130人
1998年設立だから12年ほどたった会社
ということになります。
代表取締役が3人おられて
その3人が創業者チーム

経営理念は「つくる人を増やす」

組織は「経営者層」「リーダー層」「メンバー層」
リーダー層とメンバー層は互いにダブっているので
実は二層の組織

組織は全てプロジェクトチームで運営されていて
社員は一人でいくつかのチームに属していて
おおよそチームが50くらい常にあるらしい

リーダーは希望者が手を挙げて
任命されるらしい

評価制度
給与制度
もユニークのよう
ここではマネジメントの運営の仕方だけに
注目します

「何をつくるか」という前に
「誰とつくりか」を決める

チームリーダーに運営は任されている
全ての社員がリーダーを体験してゆく

給与額以外の情報がすべて
全社員に共有されている

ここからは私の想像

リーダーを経験すると
チームがどうあればよいか
リーダーはどうあればよいかを
学ぶ

即ち
リーダーシップを学ぶ

社員全員がリーダーシップを身に着けている
そういう人で構成されたチームは
必ず元気である
必ず成果を出す
必ず仕事を楽しむ
必ず人を信頼する

メタ・マネジメントを
実現している会社があった!!
そんな感動!!
味わいました。