梅之芝居日記

歌舞伎俳優の修行をはじめてから15年がたちました。
日々の舞台の記録、お芝居ばなし等、お楽しみ下さい。

8ヶ月目の歌舞伎座では

2009年05月17日 | 芝居
27日開催の<矢車会>におきまして、『連獅子』の二畳台と牡丹を運ぶ<後見>をさせて頂くことになりました。
この踊りに関わるのは初めてです。本年1月の『鏡獅子』に続き、石橋物の大曲を間近に拝見し、勉強させて頂けること、有難く思っております。…師匠と加賀屋(魁春)さんの『寿競べ』は、後見がでない素踊りだそうですので、3つきぶりの後見は、まず天王寺屋(富十郎)さん親子のお舞台のお手伝いから、ということになりますね。

6月の歌舞伎座におきましては、昼の部『双蝶々曲輪日記 角力場』の<町の女>のお役を勉強させて頂きます。これまた、はじめて出演するお芝居です。
続く、師匠と成駒屋(福助)さんの『蝶の道行』では後見を勤めさせて頂きます。師匠約10年ぶりの助国。私は入門3ヶ月目でした。あのときの記憶を呼び戻している最中です…。
師匠はこの道行の他に『油地獄』の七左衛門、『門出祝寿連獅子』の大名、そして『幡随院長兵衛』の唐犬と、昼夜4役ということで、忙しくなりそうです。弟子として、1日の仕事をしっかり勤められるよう、体調に気をつけ、元気に前向きに取り組んでまいる所存です。歌舞伎座連続出演8ヶ月目! 頑張るぞ~!!