タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

今日の観察~9月24日

2008年09月24日 | タカの渡り観察
今日も遠来のお客様がありました

 今日も遠来のお客様です。春にもお出で頂いたKさん、観察しながら色々お話を聞きました。それによると昨日まで白樺峠で観察されていた由、タカ長観察地のでの観察は今日一日で、今夜福岡に移動して明日は油山で観察されるそうです。すごい馬力ですね。その熱意にタカ長もただただ脱帽です。

「明日油山でしたら、ひょっとしたら今日ここで見たハチクマに再会できるかも分かりませんね」
「そうですね、午後ここを通ったハチクマが山口県あたりで塒をとれば、明日の再会は可能ですね」
「今日ここで見たハチクマはKさんが白樺峠で会ったのがいるかも分かりませんよ」
「そうですね、『あのおじさんには白樺峠で会ったことがある』とハチクマが言っているかも、、、、」
 と言うような雑談を愉しみました。

 と言ってもこの雑談、まったく根拠ナシに言っているのではありません。ハチクマの国内での移動速度は通常その程度のものだと私たちは考えています。

 そこで話題になったのが昨日のNHKニュースです。タカ長はラジオで聞きましたが、テレビでも放送されたそうです。広島県中部で行われたタカの渡り観察会のニュースですが、そのニュースの根拠をただしてみたいことが2件あります。

 1; そこで観察されるタカ(間違いなくはちくまのこと)は本州中部以北で繁殖したものと言うような放送でした。言葉を換えれば本州中部以西では繁殖しないことになります。これなどまったく無責任なコメントです。

2: 時速80kmで渡って行くタカを、、、、と言う表現がありましたが、その根拠を聞いてみたいものです。

 揚げ足を取るつもりはありませんが、タカの渡りの世界は分からないことだらけで、色々な人が色々なコメントをすることはあります。しかし、それにしても限度があるのではないでしょうか?

 天下のNHKがどこからその情報を入手して放送されたのかは分かりませんが、もう少し責任のある放送を願いたいものです。

今日の結果

  9月24日   曇のち晴

   観察者   タカ長 トビ吉 カメ吉 他遠来の客を含め5名
   観察時間  7:00-17:00

     ハチクマ        383
     ノスリ           1
     ツミ            2
     ハイタカ          1



 朝は北側を遠く渡るハチクマがパラパラの状態で非常に疲れる観察でした。ベテランのKさんに大いに助けられましたが、それにしても飛ばないものはカウントできません。14時頃までで100羽程度、しかし、それから観察地の上を飛ぶハチクマが群をなして流れてきました。

 タカ長の高級カメラで撮影できるところを飛んでくれないと本物の渡りではありません(?)

今日の野鳥~ノビタキ

 ハチクマが渡って来なくて暇な観察地の前にノビタキがやって来ました。今季初認です。セイタカアワダチソウの先に止まり、その近くでフライイングキャッチしているのをぼんやりと眺めていました。
 ともあれノビタキがやって来て常連はほぼ揃った感じですね。ジョウビタキはまだまだ先ですから、ゆっくりと待つことにします。


     ノビタキ     写真: キム・ソンヒョン


     ノビタキ     写真: キム・ソンヒョン

 暑い暑いと言いながらも、タカ長観察地の秋は確実に深まっていきます。

 
 


 

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