タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

今日の観察~9月27日

2010年09月27日 | タカの渡り観察
二日続きの祭りは疲れます

 今日の予想も「祭りの日」です。

 早朝から観察を始めましたが、塒だちと思われるハチクマは十数羽でした。A山の左右から旅立っていきました。そのあとしばらくは昨日の渡りがウソのような静けさ、、、、。

 しばらくして向山方向から小さな群が流れ始め、、、、鈴ヶ峯の方で現われたハチクマが向かって右から左に流れて行きました。目の前を羽ばたきながらゆっくりと移動している感じで長時間楽しめました。

     

 そのハチクマは観察地の北側で再度帆翔、上昇気流が弱いのか時間をかけて高度を上げてゆきました。

 ゆっくりと観察できたのはそのあたりまで、、、、、、。

 鈴ヶ峯の右側からわきはじめたハチクマが次々と続き、、、、途切れなく続き、、、

 忙しく数えていたら市内にいる仲間から「頭の上を200くらい飛んでいる」と言う電話。

 やがてそのハチクマと思われる群が鈴ヶ峯の左側の尾根からわきはじめ、、、双眼鏡を固定して尾根の向こうから現われるハチクマを懸命にカウント。

 それらのハチクマは観察地の上をA山方向に流れているようでしたが、数えるためにはゆっくりとハチクマ見物も出来なくて、ただひたすら数を数えることに集中しました。



 それらのハチクマの一部は先日の写真と同じところで帆翔するものもいてあわてて撮影しましたが、その時間空は曇り空で絵になる写真は撮ることが出来ませんでした。

 今日の渡りは午前型。昼頃にはほとんど終わりました。

 午後には弱い雨が降り始めましたが、その雨の中、観察地の東側で十数羽の柱が立って、ゆっくりと高度を上げたハチクマが50番鉄塔方向へ流れて行きました。肉眼で楽に見られる高度でした。

 弱雨の中を傘を差して待っていたら1羽、また1羽、、、とハチクマが羽ばたきと滑翔を繰り返しながら同じように50番鉄塔方向へ渡って行きました。

 雨が降ったら渡らないと誤解されている人もいるようですが、そのようなことはありません。少なくとも小雨程度なら雨に関係なく渡っていきます。

 しかし、どの程度の雨まで渡るのか、それを検証するのは難しくて、その調査は出来ていません。

 タカ長とて人の子、連日の祭り騒ぎに疲れた上に、13時過ぎから本降りの雨になったので13:30に撤収することにしました。

ワシ(?)が出現



 8時過ぎ、晴れている時間に大型のタカが出現しました。ワシと言ったほうが良いのかも分かりません。大型で順光の中で見る翼の裏は白くて、その時間上昇気流が弱くて翼を下側に丸く下げる感じで懸命に空気をつかんでいる感じでした。尾羽は申し訳程度に見えるだけ、ほとんど翼だけが飛んでいるイメージでした。しいて言えばカラフトワシのイメージですが、タカ長が見たことのあるカラフトワシの色とはまったく違いました。

 その時間カメラマン不在。タカ長カメラを向けられる距離ではありません。いくら見ても特定できないので、同定をあきらめてダメもとで撮った写真が上のものです。画面右の尾根に消えようとしているのがその鳥です。この画像ではいくらパソコンの画面で拡大しても決定的な証拠は得られないようです。

 昨日は何名もいたカメラマンがその時間一人もいなかったことが悔やまれます。

今日の観察結果

  9月27日     晴のち曇のち雨

    観察者    タカ長 ジューヤク カンヌシ タカカノ トビ吉 カメ吉 ひげじい
    観察時間    7:00~13:30

      ハチクマ          915
      サシバ            1
      ノスリ             1
      ツミ       西向き   3
      大型不明           1

  二日続けて四桁の渡りを記録するつもりでしたが、雨が強くなったので13時30分に撤収しました。

 


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