タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

マレーシアでの探鳥~フレーザーヒルその1

2007年12月30日 | 旅行のことなど
 今年もあと二日、町に出れば(タカ長はほとんど出ませんが)年末年始の特別セール。テレビを見ても特別番組。それならこのタカ長のブログも年末年始の特別番組としましょうか。まもなく配達される年賀状にもブログのアドレスを書いていますから、この正月から見ていただける人もいるはずです。

 と言ってもネタがたくさんあるわけではありません。昔の写真が使えれば少しはありますが、それらはみなフィルム写真です。横着者のタカ長にはそれらをスキャンしてブログにアップするような手間なことはできないので、ありきたりのもので我慢してくださいね。

 最初はマレーシアでの探鳥記です。
 


 フレーザーヒルにはいった翌日、私たちはわき目もふらず「ビショップトレイル」に向かいました。何年か前に買ったマレーシアでの探鳥案内の本に「ビショップトレイルでは、フレーザーヒル一帯にいる鳥のほとんどを見ることが出来る」と書いてあったことを覚えていたからです。このあたりの標高は約1000m、南の国マレーシアと言えども高地に上がると平地の蒸し暑さもなくて快適です。



 タカ長には初めてのフレーザーヒルですが、迷うことなく入り口に到着です。勇んでトレイルに入って行きます。ところが、、、、、、、、、



 中はごらんのような熱帯雨林です。クアラ・ルンプールのガイドが「谷に迷い込んだら三日は出てこられない」と言っていたことを思い出しました。トレイルはシッカリしているので迷うことはないでしょうが、鳥が見えないのです。その気配は十分あるのですが、、、、、、、、、、、、。



 仕方なくとぼとぼと歩くだけです。フィールドスコープをザックに収めてしまったメンバーもいます。



 写真では見えにくいでしょうが、最後を歩いているメンバーは最初の意気込みは何処へやら、すっかりあきらめの表情でとぼとぼと歩いているだけです。



 足元にはごらんのような白い花が咲いていましたが、花の観察に切り替えるほど多くの花は見えません。ただひたすら歩いてビショップトレイルの探鳥は終わりました。

 この間に目で確認できた鳥は、一番多く見たはずのタカ長が5~6種程度です。場所が悪かったのではありません。フレーザーヒルの一番よい時期は、国際バードレース(日本で言うバードソンのこと)の行われる6月だそうですが、私たちが行った3月初旬でも多くの鳥は見られるはずです。日本の旅行社の探鳥ツアーにも3月に設定しているのもあります。

 つまり私たちに鳥を見る力がないのです。完全に敗退した、と言うことなのです。いくら鳥がいても、それを見る力がないと、鳥がいないのと同じなのです

 そのことを嫌と言うほど知らされた、ビショップトレイルでの探鳥でした。

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