タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

0905韓国探鳥旅行~3

2009年06月04日 | 韓国情報
先ずはじめにオチョンドの場所を紹介します

 韓半島の西側、黄海上には多くの島が点在しています。オチョンドもその一つですが、日本では一部の人に知られているだけだと思われますから、先ずその場所をグーグルの画像を使って紹介します。



 韓半島の画像です。ソウル・テジョン(大田)・プサン(釜山)の位置的な関係を思い出してください。テジョンの左下の入り江になっているところが群山です。



 群山のあたりを大写しするとこうなります。右下の群山のところに一文字(防波堤)がみえますが、この右(東側)が群山港になります。そして画面の左にEocheong-doと書かれているところがオチョンドです。於青島と書きます。群山港からの距離は近いように見えますが、船で3時間はかかります。高速艇ではないので、その日の波の状態などで所要時間は変わってきます。低気圧が通過するときは海が荒れて欠航になることもあるようですが、私たちはそのような目にあわないで、予定通り行動することが出来ました。

 このようにオチョンドは韓国の西、黄海上に浮かぶ離島です。探鳥の名所で、04年や06年にトモエガモの群舞を見るために群山に行ったとき、地元のチェ・スンフン氏からしきりに勧められた韓国有数の探鳥地です。日本で言えば舳倉島とか見島にあたるのでしょうか?渡りの時期には多くのバーダーが訪れるのは日本と同じです。



 オチョンドの部分をさらに大写しするとこのようになります。この画像の下に見えているのが二本の防波堤で、その防波堤を縫うようにして港に入って行きます。



 この写真は上側の防波堤を写したものです。長さは特に気にしませんでしたが200m±?
詳細な地図を持っていないので正確な数字をお知らせできませんが、この防波堤の長さから島の大きさを想像していただけるはずです。

 その防波堤の上にもう一本それらしいものが見えますが、船がつくのはその上の小さな白い点みたいなところ(下側)です。上陸して少し下がったところが食堂と民宿があります。小さな商店もあります。



 ここが港のそばのメイン通り、言うなれば「オチョンド銀座」です。中央に赤い看板が見えているところがヤンジ食堂で民宿もしています。しかし、その民宿が満室だったのか、私たちはその近くの「オチョンド民泊」を利用することになりました。しかし、すべての食事はこのヤンジ食堂を利用しました。



 この民宿に私たち8名やソンヒョン君たちの後輩がチェックインしました。そのソンヒョン君はこの日どうしてもはずせない用事が出来て、私たちの世話はその後輩たちがしてくれました。バンドのかかった旅行カバンはタカ長のものですが、ソンヒョン君の後輩が持ってくれています。ここでは年寄りが大切にされますから、タカ長もこの場は素直に「年寄り」になって、彼の好意に甘えています。

 この民宿を拠点に探鳥するわけですが、その場所は民宿の下に広がる広場みたいなところと、左上に伸びている道の先端までです。その道沿いの中間右側に緑に見えているのが貯水池で、実質的な探鳥地はここまでと言って良いようです。それより奥に入っても鳥の密度が落ちるのです。
 この映像では分かりにくいですがその回りは畑や雑種地、学校や海軍の関係の建物もあります。もちろん民家もあります。

 もともと狭い島の狭い探鳥地からそのような施設を除くと鳥を見て歩くところは限られてきます。言葉を換えれば狭いところ、あまり歩き回らなくても鳥が楽しめる、と言うことです。あまり歩きたくない人、重いカメラ機材を持っている人には最高の探鳥地といえそうです。


くどいようですが、このように狭い範囲で鳥を見ることの出来るのは大変ありがたいことです。

 何年か前のことですが、タカ長は見島に行ったことがあります。このオチョンドとははるかに大きな島なので、宿で軽トラをかりて移動しました。日本では車を利用することも可能ですが、右側通行の韓国では車を利用することは、安全面を考えると先ず不可能です。そのような意味でも民宿から歩いて探鳥できるオチョンドは大変あり難い探鳥地なのです。


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