タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

今日の観察~5月26日

2009年05月26日 | タカの渡り観察
本当にこれで良いのでしょうか?

 いつもなら「もの好きなのぉ」と半分は呆れ顔されながらしているこの時期の観察、しかし、今日は違いました。9時前にA山の前をハチクマが現れました。近すぎて、どうせ居つきだろう、とぼんやりと眺めていたら目の前をゆっくりと流れてゆきます。そしてB山でも3羽、50番鉄塔でも3羽と次々に沸きあがり、あまり高度を上げないまま渡っていきました。
「あの分は数えた分だ」「いや違うよ、あれは尾根の向こうから上がってきたものだ」と騒がしいこと、この程度の数字でパニクルのはおかしなことですが、誰もがこのようなことがあるかも、と言う心の準備が出来ていないのです。




 時にはB山の尾根から十数羽が湧き上がったり、A山の稜線から9羽、その9羽が観察地の上を飛び去る前に5羽が流れてきたり、午前中の出方は最盛期を思わせるものがありました。本当にこれで良いのでしょうか?



 今シーズンの渡りは早く始まった印象がありましたが、この時期になって三桁の渡りを記録することはあまり無いことなので、シーズン終了後にあらためて今年の渡りを検証してみないと、今年が早かったとか遅かったとか言うようなことは軽々に言えない気がしました。一日二日の結果、いや、ひとシーズンやふたシーズンの結果を見て渡りの状況を軽々に決め込んではいけない、と言うことをあらためて教えられた今日の渡りでした。



本当にこれで良いのでしょうか?

 春の渡りの終わりを確かめるために観察を続けていたら、いつの間にか西向きの渡りが始まったりして、、、、、何て言うことはないですね???

使用した写真は5月13日にコジェドで撮影したもので、本文とは関係ありません。

今日の観察結果

  5月26日   晴

   観察者    トビ吉 タカ長 ジューヤク カメ吉
   観察時間   8:30-16:30

     ハチクマ          153
     サシバ             1
     ハイタカSP    東向き  3

 それにしてもこの時期のこの数字、誰も想像していなかったのではないでしょうか?渡りはまだまだ続くのか、それとも今日は特別な「今シーズンの慰労会」だったのか、誰にも分かりません。