タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

今日の観察~4月4日

2009年04月04日 | タカの渡り観察
 今日の観察、と言ってもこの雨では当然観察中止です。

 タカカノ、つまり奥様のご機嫌を取り結んでおります。

マレーシアの渡り速報です

 スワロおじさんたちも行った、マレーシアのタンジュン・ツーアンでの、マレーシア・ネイチャー協会による観察結果がネットで公開されています。



 スワロおじさんたちが滞在したとき最高2394羽のハチクマの渡りが記録されています。(3月10日)その後この記録を上回ったのは3月20日の2590羽だけです。3000とか4000とか言う数字を見ることが出来ません。

 タカ長が行った2007年は3392羽の渡りを見ることが出来ました。これがその年の最高記録ではありません。同年3月14日には3584羽の記録があります。しかし、今年はそのような大きな山が見えない感じなのです。

 マレーシア・ネイチャー協会は今年初めて長期調査を行っています。そのため今年は過去最高の(6万以上、と聞いています)シーズントータルを記録する、と言って観察に取り組んでおられました。しかし、この記録を見る限り、調査日数を増やしても観察総数はほとんど例年並み、と言うことになりそうです。

 その意味は不明です。いずれマレーシア・ネイチャー協会の手によって報告書がまとめられるでしょうから、それを読ませて頂く以外に、その理由を推測する方法がありません。

 タカ長が独断で気になる推測をするとハチクマの数が減少した?と言うことになりますが、本当のところはこのような推測はしたくありません。

 現地で一緒に観察したスワロおじさんたちからの情報を総合すると、、、、

 前は一点に向かって入ってきていたハチクマが、今は分散して入ってきている、と言うことだと思われます。

 スワロおじさんが訪れた日に調査主任をされていたGlenda Normlyさんが、最近は観察地周辺の開発が進み、いろいろなところに上昇気流が起きるのか、以前のように一点に向かって入って来ることがなくなった、と言うようなことを話されていたそうです。

 分散して入ってくると当然のことですが1ヶ所で観察できる数は少なくなるはずです。タカ長が訪れた日は(2007年3月9日)観察地の灯台をめがけて入って来ましたが、だんだんそのようなことがなくなってくるのでしょうか?

 総数が減ったと言うより、分散して入ってくるからと考えたいですね。

 本当のところはどうなのでしょうか?気になるところです。