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タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

今日の観察~9月8日

2010年09月08日 | タカの渡り観察
もう渡りは終わり???

 悪い物を見ました。

 観察地の近くをノスリが飛んだのです。タカ長カメラの射程内、もちろん撮るだけは撮りましたが、今シーズン初めてゲットしたタカがノスリだとは、、、、。

 ノスリが飛び始めるとハチクマの渡りは終わりになる。先輩たちからよく聞いた言葉です。タカ長観察地のデータから言っても秋はハチクマから始まり、そのあとサシバやノスリが現われます。

 その御三家がそろい踏みをしたのです。この時期に。だから「悪いものを見た」と言ったのですが、、、、、。もちろんハチクマの渡りが本格化するのはこれからです。それは間違いないのですが、今年の異常気象で渡りコースが微妙にずれてタカ長観察地で観察されるハチクマが激減した、と言うようなことにならないよう願うだけです。



 タカ長カメラで撮った写真でもノスリであることははっきり分かります。カメ吉おじさんもいましたから、そして今日は三脚を立てていましたからキット良い写真が撮れたはずです。



 このノスリのそのうは大きく膨らんでいました。この写真でも何とか分かるのではないでしょうか?その証拠としてこの写真を選びました。

今日の観察結果

   9月8日    曇

     観察者    ジューヤク タカ長 トビ吉 カメ吉 ひげじい コリ吉 ほか
     観察時間   8:00~16:00

        ハチクマ          1
        サシバ           1
        ノスリ            1

 今シーズンの総数がやっと10羽になりました。延べ観察者数は書かないことにしますが、観察者の数が圧倒的に多いことは間違いありません。その数がいつ逆転するのでしょうか?気になるところです。

社長室から、、、、

 このところのタカ長、早めに社長室に避難しています。社長室、つまり観察地の東屋のことです。この中に椅子を持ち込んで飛来方向を見ています。



 これがその王道コース。やがてこの空が暗くなるほどの(本当かなぁ)ハチクマが渡って来ます。その日を楽しみにこの暑さに耐えています。

 

 ジューヤクさんたちはいつものところで観察しています。

 その観察地と社長室との連絡にはトランシーバーを使っています。電話もあるので連絡体制はOKです。椅子もあればそれなりの観察機材もあります。

 しかし、この社長室には美人秘書がいません。それが玉に瑕です。

 タカ長観察地ではただいま美人秘書を募集中です、と書いたところで誰も応募してくれないだろうなぁ。何とってもサラリーがゼロなのですから、、、、、。




今日の観察~9月7日

2010年09月07日 | タカの渡り観察
エッ、今日も観察???

 今日の広島、台風の言え今日と思われる雨が降りました。久しぶりの雨です。

 その雨の前に、ときどき弱雨が降る中をトビ吉おじさんたちが観察に出かけたようです。観察結果を知らせるメールを見て初めて知りました。

 タカ長は早々に観察休止を決めて野暮用をしました。タカ長観察地には観察に出かける人が多いので、このような日には安心して休ませてもらえます。



 昨日の朝の足摺岬。海から昇る太陽を見たくて日の出前から展望台に行きましたが、、、、

 この時間既に台風の影響が出ていたようです。海上には厚い雲があって、、、、



 それらしい日の出を見ることが出来ませんでした。バス遍路のために四国へ行って、その合間に良い思いをしたかったのですが、動機が不純なのでお大師さんも良い顔をされなかったのでしょう。

 タカ長にとっては生まれてはじめての足摺岬でした。忙しい時間の合間に、それなりに観光を楽しませてもらいました。



 足摺岬を出発する頃には雨も降りました。

 その雨が今日は広島でも降っていると言うことでしょうか?この時間までの雨は少しです。被害が出ない程度の本格的な雨を待っているのですが、、、、。

今日の観察結果

   9月7日    弱雨ときどき曇

      観察者      ジューヤク  トビ吉 ひげじい
      観察時間     8:00~12:00

          タカの渡りを認めず

 
 タカ長は休養して、最盛期に備えることにします。


今日の観察~9月4日

2010年09月04日 | タカの渡り観察
フライパンの上で観察しているような暑さが続いています

 気象庁も認めた異常気象。この暑さはいつまで続くのでしょうか?

 どこかへ疎開したい気分です。北海道は涼しくなっているようですが、生活費が高いので南の国インドネシアあたりに避難しましょうか?
 暑いから南の国へ避難とは、タカ長の頭がおかしくなったのではないかと心配されるかも分かりませんが、その根拠は下記の通りです。

 明日9月5日の予想気温です。
   ジャカルタ       27℃~24℃
   シンガポール      33℃~25℃
   クアラ・ルンプール    33℃~24℃
   ハノイ         34℃~28℃
   マニラ         30℃~27℃
   広島          35℃~27℃

 インドネシアの首都ジャカルタの標高はほとんどゼロに近いようですが、バンドンは高原都市ですからジャカルタよりしのぎやすくなることは間違いないようです。
 37℃とか38℃とか言う気温予報は東南アジアにはないようですよ。



 連日の猛暑のためタカ長観察地のアメリカハナミズキも萎れかけています。せめて夕立でも来ないと枯れてしまうのではないかと心配しています。

 これだけ猛暑が続くとインドネシアに避難して、ジャワクマタカなど観察するほうが快適な生活が出来そうですよ。皆さん如何ですか?

 タカ長は介護の問題がありママなりません。

今日の観察結果

  9月4日     晴

     観察者    ジューヤク タカ長 トビ吉 ひげじい カメ吉 コリ吉 ガミーネ
     観察時間   8:00~15:00

         タカの渡りを認めず


コウノトリの写真

  昨日観察地に現れたコウノトリの写真を紹介します。



 運悪くそのときは300ミリのレンズしかなかったようです。そのレンズで撮ったノートリ画像です。



 これは少しトリミングしましたが、短いレンズで撮ったので結果はあまり変わらないようですね。このことが事前に分かっていたのなら大砲を据えて待ってもらうのですが、、、、。

 大体において準備状態が悪いときに良いことが起こるようですね。

 このコウノトリ、パソコン上で引き伸ばして足を見ましたが、足環らしきものを確認することが出来ませんでした。その面でも大きなレンズが無かったことが悔やまれますが、しかし、この写真があるだけで立派な証拠になるわけですから、やはりこれは貴重な画像と言えます。どんなに小さな画像でも有ると無いでは大違い、その面で言えば観察地にはカメラが必需品ですね。

 都合により明日5日と6日はブログの更新が出来ません。次の更新は7日の予定です。ご容赦下さい。


今日の観察~9月3日

2010年09月03日 | タカの渡り観察
観察地では大変なことが???

 タカ長は午前中裏山歩きの日。

 そのタカ長が留守の間に観察地では大変なことが、、、、、、

 コウノトリが1羽観察地の王道コースを飛んできたのです。おり良くカメ吉おじさんがバッチリとゲットしましたが、その写真処理が未だなので今日は紹介できません。その写真は明日のブログで紹介するつもりです。ご期待下さい。

 未確認情報ですが、8月31日に同じような鳥が観察地の裏山を飛んだようです。渡りをしているのか、どこかに居つこうとしているのかは不明ですが、今日コウノトリが飛んだことは確かな情報です。



 タカ長は朝、水苔池に登りました。暑い時期はそれ以上歩き回らないで空を見上げていました。

 到着そうそうこの池の上を山ぬけで初列の黒い鳥が飛びました。ハチクマの幼鳥だったようです。双眼鏡で確認する前に左側の尾根の向こうに隠れたしまいました。

 そのすぐあとタカ長の頭の上を高くハチクマの幼鳥が飛びました。飛行訓練をしているのでしょうか?

 そのほかにトビが2羽。空を飛んだのはそれだけでした。件のコウノトリが飛んでくれたらバッチリ写真にゲットしているのに????



 空には積乱雲。しかし、その奥に高く見えるのは秋の雲のような????

 いまは夏と秋が同居する季節なのでしょうか?



 ススキの穂も出てきました。

 8月が2回あるようなことしの9月ですが、、、、ハチクマの渡りが本格化する頃にはしのぎやすくなるはずです。

 そのように期待しています。

今日の結果

  9月3日   晴

    観察者   ジューヤク カメ吉 トビ吉 コリ吉 タカ長 ひげじい
    観察時間   8:00~15:00

       ハチクマ            1

  暑くて暑くて、、、、、観察地の東屋を利用しながら観察しています。

  誰とは言いませんがこの東屋を昼寝用にしている人もいます。いま疲れてしまったら、渡りが本格化したときに協力できないので、、、、と言うのがその理由だそうです。


今日の観察~9月2日

2010年09月02日 | タカの渡り観察
一番槍はジューヤクさん

 昨日から始めたタカ長観察地の2010年秋の観察。

 昨日は渡りなし。しかし、今日は初日が出ました。一番槍を上げたのはジューヤクさんでした。



 「ハイ、止まり気の上」
 「どこ、どこ?」
 「アッ、あれかぁ。トビじゃあない、、、」
 
 タカ長観察地においでの人は「止まり木」がどれか分かりますね。

 あの上で帆翔していたタカがやがて画面左方向に向けて流れ始めました。チョッと遠いので30倍のスコープで確認しているトビ吉おじさんも苦戦していましたが、そのタカはB山方向に向けて近づいてきました。

 

 近づいてきたところでハチクマであることを皆で確認しました。

 B山に近づいてきたハチクマは片手を挙げて(本当は両手)タカ長に挨拶をしたあとあの山を越えて行きました。その行動からして間違いなくハチクマ、めでたく今シーズン第1号を記録することが出来ました。10時21分のことです。

 昨年も初記録は9月2日でした。小さな数字ですが全体の流れとしては昨年と同じようになるのでしょうか?



 タカ長観察地のグーグル画像です。中央に白く見えているのがメイングランドで、その左に角型に見えているのがテニスコートです。

 タカ長観察地は左上に見える変形した白い部分です。そこが駐車場で、その駐車場のそばを観察地としているのです。



 その駐車場に近づいてみると、何とタカ長の車が見えるのです。画面中央に見えるのが間違いなくタカ長の車で、その横に白く見えているのがトビ吉おじさんの車です。撮影は2008年9月とありますから、間違いなく渡り観察シーズンです。日時が分かればもっと面白いのでしょうがこの画像からは分かりません。

 画像をパソコン上で拡大してみましたが観察している人は見ることが出来ませんでした。トビ吉おじさんのパラソルらしきものも見えますから、本来ならそのそばで椅子にかけ空を見上げているタカ長たちが写っていても良さそうなのですが、、、、、、。

 それにしても面白いような怖いような世の中ですね。このような画像が自宅のパソコンでタダで見ることが出来るのですから、、、、、、。



 

情報交換会

2010年09月01日 | タカの渡り観察
お互いの顔を見ながらの情報がベスト、、、、、、、

 タカの渡り情報交換会が終わりました。1泊2日。メインは初日の研究発表です。

 研究発表と言えば何かの学会を連想しますが、タカ長たちの「情報交換会」は今春の観察結果の発表と検証。言葉で言えばあまり変わりませんが、、、、。



 今春、韓国の巨済島虹浦(ホンポ)で行った調査の、その調査地をビデオで紹介しているところです。画面で見えているのが「ホンポ・ペンション」で、タカ長もこのペンションに2階の左端の部屋に昨年滞在したことがあります。

 その部屋のドアーを空けると目の前に望山(マンサン)が見えます。その山から沸くように多くのハチクマが現われました。昨年の5月13日のことです。



 観察地の様子をイメージしてもらったあとに韓国での調査結果を時間をかけて紹介してもらいました。話の内容としてはのんびりムードの低レベルの話ではないのですが、、、、、



 話を聞く態度としては胡坐をかいたり、、、、足を伸ばしたり、、、、、、

 このようなカッコウで話を聞いても失礼にならない、と言うことを約束して頂いての会合なので、これで良いのです。タカ長も世話役としての挨拶など堅い話はしませんでしたが、このスタイルがこの情報交換会の「ウリ」であることだけは話させてもらいました。

 この様子を見るとつまらないような会合に見えるかも分かりませんが、、、、、

 韓国での調査結果と日本での観察結果の検証とか、、、、
 6月にモンゴルで行われたARRCNのシンポジュームの帰朝報告とか、、、、
 タカ長たちがいつも頭を悩ませているハイタカ属の識別の話とか、、、、

 内容的には深いものがあったと自負しています。

 そして、それ以外でも休憩時間や夕食の場で話される生の情報の中に素晴らしいものがいろいろありました。その詳細はこのブログでは紹介できませんが、、、、、、。つまり迂闊に口外できない貴重な情報がやり取りされていたと言うことです。

 いまの情報時代、ネットを初め情報を収集する方法はいろいろありますが、やはり一番良い情報はネットではなく、顔と顔を合わせた中で行われるのではないでしょうか?

 今回の情報交換会には関西からも九州、四国からも参加者がありました。会場に行き来するだけで、費用面でも体力面でもそれなりの「持ち出し」があることは間違いありませんが、しかし、この場に来なくては得られない情報に接することで、その努力は十分に報われているのではないかと愚考しているところです。



 これは昨日も紹介した画像です。

 人間の世界にはこのなかに国境があり、韓国と日本に分かれています。しかし、鳥の世界には国境がありませんから、当たり前のことですがハチクマやサシバなどのタカたちはパスポートナシでこの間を行き来しています。

 私たちがこの間の国境を越えるときは当然パスポートはいりますが、タカの渡りを考える意識のなかではこの間に線引きをしないで、この画像に見えるところは「一つの渡り圏」としてとらえるべきではないか、とタカ長は考えています。

 そのように考えている者としては、今回のような会合の場で韓国での調査結果を日本での調査結果と同列に並べて検討されることはとても嬉しいことなのです。

 今回は実現しませんでしたが、もし事情が許せばこの席に韓国の研究者も参加してもらってディスカッションすればよりいっそう充実した会合になるのではないかと期待しているところです。

 今回の情報交換会でも紹介されましたが、ARRCNの次のシンポジュームは韓国で行われることが決まっています。タカ長たちと韓国の研究者とのこれまでの付き合いを考えれば、このシンポジュームに参加することはもちろんですが、手土産がわりにポスター発表の一つか二つはする必要があると考えています。

 そのような話も聞くことが出来た今回の情報交換会でした。

 タカ長の気持ち的にはこのようが場を毎年持つつもりでします。今回参加されなかった人も次回はぜひ参加して下さるようお願い致します。


情報交換会

2010年08月31日 | タカの渡り観察
いざ出動、、、情報交換会へ

 いよいよ情報交換会です。

 どのような会合になるか、、、、楽しみにして、、、出かけます。



 今日のメインテーマは韓半島と日本の間の渡り、、、、。

 韓国は近いと言っても外国です。そこで調査することはそれなりの苦労もあり、観察データが十分揃っているとは言えないでしょう。すべてはこれからかも分かりませんが、、、、、今日を一つのきっかけとして韓半島と日本の間を渡っているタカの調査が進むことを願っています。



 タカ長もあとどれだけ韓国での調査が出来るか?

 その点はまったく不透明ですが、、、、、気持ち的にはあと5年でも10年でも続けて、それなりの結果を残したいと考えています。

 その間に後継者を育てて、、、、、。

 夢の膨らむ「情報交換会」でいざ出動。


情報交換会

2010年08月29日 | タカの渡り観察
まもなく「タカの渡り情報交換会」


 暑い暑いと言っているうちに8月も残り少なくなりました。

 気がつけば「タカの渡り情報交換会」が目前に迫っていました。あわてて(?)会場との連絡調整など準備作業を加速しています。



 今回のメインは春の渡り調査の検討、と言うことになります。

 今春はタカ長のグループの内外から数名のものが韓国に行き渡り調査をしました。調査地点も釜山と巨済島(コジェド)の二箇所で、同時平行調査をしたのも今回が初めてのことです。

 理想的なことを言えばきりがないのですが、とりあえずはこれまでの最高の調査態勢をとったと言えるでしょう。

 その結果について話し合うのが一番の目的です。



 それだけではありません。

 情報は多くはないのですが、台湾チームが行っているサシバの衛生追跡による渡り調査、その中の1羽が韓半島から九州に渡り、別府市の南のほうにやって来ました。繁殖は確認されていないようですが、そのように韓半島から日本に渡ってくるサシバについても話し合いが行われる予定です。

 このサシバの詳しい情報をタカ長は持っていないのですが、日本⇒韓半島⇒中国大陸⇒台湾⇒フィリピンのコースを行き来するグループがいることが分かってきた、と言うような興味深い話を耳にしたように思います。

 このあたりの事情を検証することも今回の情報交換会の楽しみの一つです。



 今回の情報交換会の参加者は20名程度です。大きなイベントではありませんが、地元広島ばかりでなく福岡、山口、愛媛、岡山、兵庫、奈良からも参加者があります。ミニ・ミニ全国集会、と言ったら言い過ぎになるのでしょうか?

 日韓の渡りについて深く検証されている人がいます。
 タカの識別には特に詳しい人もいます。
 韓国をはじめアジアの情勢に詳しい人もいます。
 タカの飛行能力について研究している人もいます。

 そのような人たちが一堂に会するのですから、規模は小さくても中身の濃いイベントになるはずです。

 当日どのような話が飛び出すか、いまから楽しみにしています。

 タカの渡り情報交換会

   と き: 8月31日  12時から
   ところ: 広島県廿日市市「アルカディア・ビレッジ」

 参加締め切りなど基本的な準備作業は済ませていますが、当日の飛び入り参加も可能です。タカの渡りに関心のある人は、そしてこのイベントに関心のある人はお出かけ下さい。

          飛び入り参加も大歓迎ですよ。


ただいま盆休み中?

2010年08月14日 | タカの渡り観察
墓参りを済ませてきました

 ただいま盆休み中?

 腰を痛めてぐずぐずしていましたが、そのほうは「逆療法」がきいてほとんど全快した感じです。それは良かったのですが、、、、、

 本当のことを言うと、、、、、その間に寝冷えをして、、、、

 喉が痒くて痒くて、、、、、医院に行って薬をもらい治したのですが、、、、

 今度は咳が出始めて、、、、、夜眠れなくて、、、、寝不足。

 病院は盆休み。そこで薬を買って飲んだら、、、、、、

 ウソみたいによく効いて、、、怖いくらいです。

 ハンドボールに強いチームを持っているこの会社の咳薬はよくききました。

 そのため昨夜は良く眠れて、、、、墓参りを済ませてきたわけです。



 浄土真宗本願寺派安芸門徒、と言うのが私たちの位置づけでしょうか?

 安芸門徒は墓にこのような灯篭を立てます。

 初盆の人には白い灯篭。



 しかし、この灯篭、あとの処分が大変なのです。

 昔のように広場で簡単に焼くことができるのなら良いのでしょうが、いまはすべて小さく切りきざんでゴミとして出さなければならないのです。1本2本ならまだしも、数が多くなると大変な労力になります。

 そのため最近はこのように墓前に卒塔婆を立てる人が多くなりました。わが家の老母は昔ながらの習慣を変えることに抵抗するのですが、わがやではすべてこの「卒塔婆方式」に変えています。

 そのような人が多くて、今では墓地全体が灯篭で埋まると言うような風景は見られなくなりました。この灯篭を立てるという習慣は安芸門徒独特なもので、その意味では一つの文化なのですが、その伝統文化も世の中の流れに消されていくことになるようです。



 母がたの墓地は広島湾を見下ろす丘の上にあります。大変眺めの良いところでしたが、団地が出来て家が建ち、、、昔の展望はありません。家の間から昔ながらの海と安芸の宮島を望むくらいです。

 ありがたいのはわが家から近いことです。

 1時間もあれば済ませることが出来ます。どこを走っても車の多いこの時期、近くで簡単に墓参りを済ませることが出来るのはありがたいことです。

 しかし、タカカノの墓へは高速道を使っても1時間以上かかります。盆のこの時期は混雑してプラスアルファの時間がかかります。

 明日行くつもりですが、そのプラスアルファがどれくらいになるのか気になるところです。


石鎚山で見た花

2010年08月06日 | タカの渡り観察
ミソガワソウ(味噌川草)

 毎日暑いですね。この暑さでしおれた茄子のような状態になっています。

 このような日が続いたら「焼き茄子」が出来るのでは、、、、と家庭菜園をしている友だちと冗談話をしています。

  

 さて、石鎚山で見た花のことです。
 今日は「ミソガワソウ」です。石鎚山の北斜面では登山道のそばで普通に見ることが出来ます。

 図鑑によると「木曽川の支流、味噌川付近に多かった」ためにこの和名がついたと書かれています。亜高山帯の草地や深山の河原などに生える多年草」とあります。

 石鎚山の北面は亜高山帯にはいりますから、まさしく図鑑どおりのところに生えている、と言うことになります。

  

 このように群生することが多く、茎の高さは0.5~1mになります。個人的にはあまり好きな大きさではありませんが、花の色がブルー系なのでついついカメラを向けたくなります。

  

 登山道から少し離れた花はP90を望遠側にズームして、、、、

 花にピントがきて背景がぼける、、、、花の撮影ではごく普通のことですが、このカメラでそのように撮るためにはそれなりに苦労しました。最近やっと手に馴染んできたようです。

  

 山を歩くときは一台のカメラで、、、、、それも出来るだけ軽いカメラですませたいのは人情です。しかし、だからと言ってあまりお粗末な写真しか撮れないと、再度撮りなおしに行くことはほとんど不可能な山の花ですから、カメラ選びにも気を使うのです。

 デジイチにマクロレンズ、そして三脚を持っていけばシャープな写真を撮ることができるでしょうが、写真を撮ることが主目的ではないのでこの方式は採用できないでいます。

 軽いカメラでそれなりの写真を撮る。それがいまのテーマです。

  

 登山中に花を見つけて撮る。口で言えば簡単ですが、、、、はずむ息をととのえて、、、息を殺してシャッターを切るのは案外疲れるものです。それでも何枚も何枚も撮るのですから、花が好きと言うよりカメラのシャッターを押すのが好きなのでしょう。

 何とか使い道を見つけたこのP90。少なくともあと3~4年は使いたいのですが、、、、、。

 デジカメは次々と良いものが販売されるので、おそらくそれまでに新しいものが欲しくなるでしょう。いまでもディスプレイの状態が良くなくて、不満を抱えてまま使っているのですから、、、、、、。