北海道でノンビリと

タブタブの何処かへ行こう を改題しました。
何処かへ行く機会も減ってきたので 北海道を楽しもうと思ったからです

祖母の故郷

2014-05-28 14:27:39 | 旅行
町中にありながら、静かで最高のロケーションだった「道の駅」を後にして、昔、祖母が懐かしがっていた地を初めて訪れる日だ。

78歳で祖母が亡くなった時のことを鮮明に覚えている。
その祖母の期待に応えることもできず、今は見事なオッパイ星人に成り下がってしまったが、当時はいつも私の味方でいてくれ、よく故郷のことを話してくれた。

「イチゴから来た」と聞こえていたので「イチゴ」だと記憶していたら、ある日 「越後」だと判った。
とにかく、100年以上の昔 新天地を求めて北海道へ移住したのは間違いない。

その祖母の見た景色を空気を、この体で味わいたいと思った。

車で走っていて最初に目に入ったのが巨大な大河津可動堰。信濃川を分水させる堰のようで、思わず寄り道して大河の流れに息を飲む。


信濃川を見ている間に日本海を見たくなった。
「道の駅 出雲崎 天領の里」で日本海に触れ、「道の駅 良寛の里わしま」で仮眠。
次は、ついに越後の国 一の宮である「弥彦神社」


山上にあるのかと 雲に覆われた弥彦山を気にしながら走っていたら社殿は山麓にあった。


新潟県西蒲原郡・・・・・何度も復唱して記憶した地名に建つ神社に到達できたことだけで感慨無量。祖母も何度か踏みしめたであろう参道を進む。


見事な拝殿の向こうには雲に隠れてはいるが弥彦山があるのだろう。


御朱印を受け、次は、ルーツと思われる西蒲原郡巻町へ。


田んぼの中の田舎と勝手に想像していたら、町と云うだけあって町だった(笑)
巻資料館を云うのを見つけて入って行くと、係の人が仰天して事務室から飛び出してきた。多分、何日か振りの客なのだろう(笑)
資料館と云っても、近在から掘り出した土器の欠片とか古文書が並んでいるだけだが、一室に祭りの山車のようなものが鎮座。


係の人に勧められて覗いてみたが照明や画面が切り替わり面白そうなのだが・・・・内容が幽霊の話。
これは私向きではありません。
住所表示が昔とは違うので、どこに祖母の家があったのか判らなかったが路駐して10分程町内を歩き回り空気を堪能した。

「お婆ちゃん、タブタブは 今イチゴに来ているよ」 と心の中で呼びかけながら。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。