寝室の窓から闇を透かしてみると、斜めに流れている細かい雪が見えた。
残念ながら天気予報が当たってしまった。
ついに雪かきを覚悟しなければならないかと思いながら横になった。
今朝、目覚めてカーテンを開けると昨日とは景色が一変し、一面真っ白。
降雪量は数センチか。
雪かきをするか迷う微妙な量だか、近隣の家では雪かきしている人の姿。
そして我が家の前にもスコップを持って動き回るルンバとスリスリ。
これは私も頑張らねばとサッと着替え、朝飯もとらずに玄関を出たら既に八割は終わっていて敷地には僅かの雪が残っているだけ。
それに向かってスノーダンプを押したら「お父さん、もう終わるから良いよ」と私の動きを阻止する二人。
「いや、雪かきをしたと云う事実を書き残すために2回だけでも運ばせて」とお願いし、少しだけお手伝い。
そして現場から追い出されて家の中へ戻り、パンを食べながら「今冬初めての雪かきをした」の文字を堂々と日記に記した。