北海道でノンビリと

タブタブの何処かへ行こう を改題しました。
何処かへ行く機会も減ってきたので 北海道を楽しもうと思ったからです

オネエじゃないのよ+五十崎・内子(昨春 車中泊の旅 続き)

2018-03-26 21:09:55 | 日記
「化粧水を2~3本買ってきて」と云われ2000円を渡された。

家内は、面倒くさいのかどうかは知らないが、ほとんど化粧をしない人で、多分口紅を塗れば本人としてはバッチリ完璧と思っているのかも知れない。

ただ日焼けと肌荒れだけは気になるようで、スーパーで売られている安物の化粧水だけは欠かさない。

その必需品の化粧水が安売りされたと云うことなのだろうか、私へ命令が下ったのだ。


スーパーの棚には、その化粧水が5本だけ残っていた。だから「2~3本」と云われたが残りの全部5本を買い占めた。

預かった2000円では足りないだろうけれど、その分は私からのプレゼントだ。

籠をレジのオネエサンに渡す時には「お願いします」といつも丁寧な私。
受け取るオネエサンも「お預かりします」と笑顔だ。

化粧水ばかりを買うオッサンを、もしかしたらキモイと思っているかもしれないので、念のために一言加えた。

「あの・・・・・私が使うんではないですからね」

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★昨春の車中泊旅 (前回の続き) 五十崎・内子 編 

今夜の宿は松山のビジネスホテルだ。

その前に五十崎(いかざき)と内子(うちこ)へ寄ることにした。

五十崎には凧博物館がある。
私の街の駄菓子屋で売られている凧は奴凧だけだったのだが、昔、新潟へ行ってきた伯父さんに土産で貰った六角形の武者凧がとても珍しく私の子供の頃の宝物だったので、それがあるかどうかを確認したくて寄ることにしたのだ。



年に一度凧合戦が行われると云う川の土手にある博物館には入口から出口まで とにかく凧、凧、凧。



北海道にいても全く知らない札幌凧や蝦夷凧と云う物も並んでいたが、ついに見つけた新潟の三条六角凧。





これが絶対 かつて私の宝物だった あの凧と同じものに違いない。



展示されているものと絵柄は違うが、クルクルと折りたためると云うところまで同じだ。

その凧の前でしばらく佇み、既に亡くなっている伯父さんを懐かしんだ。


内子の街は内子座しか知らない。内子座はロケなどで使われる重文にも指定された有名な芝居小屋だ。



数日前に逝去した内田康夫氏原作の「坊っちゃん殺人事件」でも使われていた。

それほどに有名な建物だから京都の南座のように表通りにデンと構えているのかと思ったら裏通りの小路に遠慮気味に建っていたのには驚いた。



小さな駐車場に車を入れて、私も遠慮気味に入館した。





昔の芝居小屋感が溢れている建物を奈落の底まで見て回った。





花道を海老蔵のように六法を踏んでみたくてウズウズしたけれど、やはりチラホラいる観光客に大笑いされるだろうからね、ザンネン。