TAKAのつれづれ帳

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印象派を超えて 点描の画家たち

2014年03月30日 | 雑記帖
やはり絵画は美術館でじっくり鑑賞したいものです。

先週になりますが、愛知県美術館で開催中の
「印象派を超えて 点描の画家たち」見てきました。

いつか行こうと思いつつ、出かける機会を逃していて
開催期間終了が迫っていたので、ちょっと焦っての鑑賞。
それで行き先は違いますが、スマイレージのライブツアーで
岐阜club-Gへ行くので、その前に気分を盛り上げための美術鑑賞。

スマイレージのあやちょ(和田彩花)が書いた絵画の本
「乙女の絵画案内」でも東京で開催された時の「点描の画家たち」を見た
感想が書かれていますので、あやちょの見た絵画を見る事が出来ますね。

乙女の絵画案内 「かわいい」を見つけると名画がもっとわかる (PHP新書)
和田 彩花
PHP研究所


点描画というのはキャンバスにドットを並べて絵にする手法。
実物を間近で見ると、本当に細かい色の点が並べてありました。
こういう作業は神経を使うでしょうし、時間もかかるはず。

絵の構図をしっかり把握して進めて行かないとまとまらないでしょう。
でもそれが出来るから画家と言う仕事が成立するのでしょう。
根気の入る作業で神経も使うだろうな。

そうやって書かれた入魂の絵画。写真で見ると平面にしか見られないけど
実物を見るとキャンバスに置かれた絵の具の凹凸もわかりますからね。

印象派のアルフレッド・シスレーの「森のはずれ、6月」
この絵に惹かれました。
森の中を歩く杖をついて歩く人はおじさんかな。
遠くに見えている赤い建物は何だろう。
このおじさんはどこに何をしに行く途中なのか・・・。

あやちょの「乙女の絵画案内」を読んだこともあって
個人的に絵画の見方が変わりました。
絵の中の登場人物に想いを馳せることなんかあまり無かったのに。

点描画は色の置き方で透明感のある色が出て来ます。
特に海などの水面の色が本当の海以上に綺麗と言う感じさえしました。

ジョルジョ・スーラの「ポール=アン=ベッサンの日曜日」
この絵の海の色、空の色、風になびく旗の色すべてが
絶妙な色の配置から生まれる色彩の魔法のような点描画。
じっくり鑑賞して好きになりました。

点描画は大雑把に言うとパソコンのモニタの表示方法と同じなのですが
画家さんが苦労して頑張って描いた作品。
どれだけ年数が過ぎても人を感動させる力があるのですね。











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