TAKAのつれづれ帳

生かされている人生なら、今を楽しみましょう。音楽ネタや映画鑑賞記など気ままに書いています。

サウンド・オブ・サンミュージック(1999年)

2009年08月11日 | アイドルPOPS【90年代】
このアルバムは1968年11月に誕生したサン・ミュージックの、創立30周年を記念して
作られた2枚組のオムニバス・アルバム。レコード・レーベルの枠を越えて
所属歌手21組の代表曲36曲が収録されています。

70年代から90年代に渡って活躍したアーティスト、それもほとんど女性アイドル歌手が
メインになっています。また、当時CD化されていない音源も収録されていたので
発売された時にすぐに買いました。選曲にあたってはいろいろ考慮されたと思います。
その結果名曲ばかりですね、聞き応えのある2枚組CDになっています。

サウンド・オブ・サンミュージック

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当然の事ながら酒井法子さんの曲も収録されています。このCDが発売された時期には
事務所的にも重要な存在であったことは、ジャケット写真の位置で松田聖子さんと並んで
中央に据えられていることからも、うかがえます。

酒井法子さんは1987年2月デビュー。デビュー曲は「男のコになりたい」。
この曲の作詞は三浦徳子さんですから、期待の新人であったのですね。
岡田有希子さんが四谷のサン・ミュージック屋上から飛び降り自殺をしたのが1986年4月。
事務所に対するイメージもありますから、やはり清純派アイドルを送り出したいという時に
デビューしたのが酒井法子さん。その後の活躍はご存知の通りです。

ただ、この時期はアイドル歌手にとっては冬の時代の始まりでした。
1987年9月にはおニャン子クラブが解散。その影響か、翌年以降は新人アイドル歌手の
デビューが激減し、またそれまで活躍していた歌手の方の新譜も減ってきました。
さらに追い討ちをかけるように、ベストテン番組が軒並み終了していき、朝の生放送
「おはようスタジオ」の終了で、新人歌手のプロモーション活動が困難になっていきました。

元おニャン子のメンバーのソロ活動は盛んでしたが、純粋なアイドル歌手として酒井法子さんに
対する期待は大きかったと思います。それでもアイドルとしての位置で頑張っていたと思います。

このCDに収録されている酒井法子さんの曲では「涙色」(1997年)が良いですね。
作詞・作曲は河村隆一さん、編曲は土方隆行さん。イントロのギュ~~ンと鳴るギターから
始まるバンドサウンドの中で、気持ち良さそうに歌っている感じのボーカルが良い。
さらに間奏のギターは渋くてこれまた最高!

もちろん今また話題になっている「碧いうさぎ」(1995年)での酒井法子さんのボーカルは絶品です。
作詞:牧穂エミさん、作曲:織田哲郎さん、編曲:新川博さん。歌詞、曲、アレンジ、ボーカル
全てのバランスが良くとれている、まさに名曲です。

彼女が歌って送り出してきた楽曲には罪はないですから・・・。
当面の間はCD出荷停止・回収も仕方ないけど、歌が聞きたい人もいますから
甘いと言われるかもしれないですが、時期が来たら解禁して欲しいと思っています。

まずは、彼女が罪を認め、反省して償うことが先決ですけどね。


◆サウンド・オブ・サンミュージック◆

ディスク:1

01. 涙色(酒井法子)
02. 赤いスイートピー(松田聖子)
03. くちびるNetwork(岡田有希子)
04. 青い珊瑚礁(松田聖子)
05. ファースト・デイト(岡田有希子)
06. 男のコになりたい(酒井法子)
07. わたしの青い鳥(桜田淳子)
08. 気分をかえて(香坂みゆき)
09. 気まぐれヴィーナス(桜田淳子)
10. 夏色のナンシー(早見優)
11. 脱・プラトニック(桑田靖子)
12. 21世紀まで愛して(水谷麻里)
13. ロコモーション・ドリーム(田村英里子)
14. ともだちでいようよ(桜井幸子)
15. 赤い花束(中嶋美智代)
16. 世界中のうわさになりたい(KaNNa)
17. 風の中のダンス(安達祐実)
18. LOVE CHILD(石井ゆき)

ディスク:2

01. 天使のウインク(松田聖子)
02. はじめての出来事(桜田淳子)
03. 碧いうさぎ(酒井法子)
04. 二人だけのセレモニー(岡田有希子)
05. PASSION(早見優)
06. 夢冒険(酒井法子)
07. しあわせ芝居(桜田淳子)
08. 恋のインディアン人形(リンリン・ランラン)
09. はじめてのワルツ(神保美喜)
10. 十七の夏(桜田淳子)
11. ニュアンスしましょ(香坂みゆき)
12. ほほにキスして(水越けいこ)
13. 陽だまりの中で(太川陽介)
14. Lui-Lui(ルイ・ルイ)(太川陽介)
15. Deep(ディープ)(渋谷哲平)
16. てれてZin Zin(竹本孝之)
17. 友達よ泣くんじゃない(森田健作)
18. さらば涙と言おう(森田健作)



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